4K ULTRA HD Blu-rayとは?
- 4HDRがアニメの映像に迫真性を加える!!
アニメの新たな表現の可能性を秘めた 4K ULTRA HD Blu-ray。 - 「4K ULTRA HD Blu-ray」。とは、4K(3840×2160)の高解像度、HDRによる高輝度表示、BT.2020の広色域再現を備えた次世代の映像メディアです。映像を構成する3つの要素の表現能力を大幅に拡大し、さらなる超高画質を実現しました。「4K ULTRA HD Blu-ray」の優れた表現能力は、アニメーションにおいてもよりリアルで迫力に満ちた映像を生み出せる可能性を秘めています。
- 映像の迫力を高めるHDR(High Dynamic Range)
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『映像の情報量は解像度だけでは決まりません。HDR(High Dynamic Range)は、映像の輝度のダイナミックレンジ(映像の明るい部分と暗い部分の範囲)が大幅に拡大されます。現行BDのSDR(Standard Dynamic Range)では最大100nits(*1)までの明るさを表現できましたが、HDRでは規格上はその100倍の1万nits(*2)まで再現が可能。目も眩むようなまぶしい輝きを再現できることはもちろん、明暗の幅が格段に広がることで、暗いシーンもより鮮明に描写できます。明暗の差が広がることで、よりくっきりとメリハリの効いたものとなり、映像のリアリティを高めます。 従来の作品では、暗いシーンの中で強く輝く光を描くことが難しく、場面の暗さと輝きの力強さの両立が難しかったですが、HDRではそんな暗い場面での光の強さが豊かに表現できるようになり、アニメならではの光と陰による演出が際立つのです。
*1 nits(ニット=1平方メートルあたりの明るさを示す単位)
*2 現行のUletra HD Blu-ray作品は、最大1000nitsまたは最大4000nitsで制作されています。
- ディテールも緻密に再現する「4K解像度」
- 「4K ULTRA HD Blu-ray」の解像度は3840×2160画素。 これは、現行Blu-rayのフルHD解像度(1920×1080画素)の4倍もの解像度です。横方向の解像度がおよそ4000あることから「4K」と呼ばれています(「K」とは1000示す単位(キロ)を示します)。実写映像ならばより緻密で情報量豊かな映像が再現可能。 アニメーションの場合、ほとんどの作品はHD解像度で制作されていますが、4K解像度にアップコンバートすることで、本来は生じない手描きの描線のギザギザ(ジャギー)が解消できるほか、HD解像では識別しづらかった微細なディテールまでも鮮やかに再現できるようになるなど、より質感豊かな映像をご堪能いただけます。また、フィルム制作された過去の名作などは4Kスキャニングによるデジタル化で、フィルムの持つ情報をさらに鮮やかに復元できるというメリットもあるのです。
- 豊かな色再現で、場面をより鮮やかに彩る「広色域」
- 解像度、輝度につづく、3つめのポイントが「色」です。「4K ULTRA HD Blu-ray」では、新たな広色域規格「BT.2020」を採用。従来の色域規格である「BT.709」に対して、大幅に再現範囲を拡大。自然界に存在する色をBT.709では約35%しか表現できませんでしたが、BT.2020では約76%をカバーし、より本物に近い色を描くことが可能です。緻密に色彩設計されたアニメーションの色をより忠実に再現でき、作り手の意図がダイレクトに伝わる映像となるのです。 また、明暗の差が広がるHDRと相まって、今までは白一色になってしまうような強い光に色を加えたり、モノトーン調になりがちな暗い場所の色まで描けることで、映像のリアリティーが増します。宇宙空間や未来世界といった架空の舞台でも、自分がそこに居るような臨場感が得られるのです。
- 視聴のために必要な機材
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Ultra HD Blu-rayソフトを再生するためには、再生に対応したプレーヤーやレコーダーが必要になります。
Ultra HD Blu-ray対応のプレーヤー/レコーダーは、HDR対応の4Kテレビだけでなく、HDR非対応の4KテレビやフルHDテレビと接続した場合でも、Ultra HD Blu-rayソフトの再生は可能です。しかし、HDR非対応の4Kテレビの場合は4K+SDRとなり、フルHDテレビの場合は2K+SDRとなるので、Ultra HD Blu-rayソフト本来の画質は再現できませんので注意が必要です。
4Kの解像度とHDRの高輝度、BT.2020の広色域のすべてを楽しむには、HDR対応の4Kテレビが必要です。現在発売中の4Kテレビの多くがHDRに対応しています。また、大画面で映画館のようにスクリーンに投射するプロジェクターにも、HDR対応の4Kプロジェクターが各社から発売されています。