2025年1月17日(金)より公開され、興行収入35億円、観客動員人数210万人を突破する大ヒットとなった、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』のパッケージ商品が、5月27日(水)に発売となります。
同商品の発売を記念して、4月9日(木)に、新宿ピカデリーにて、鶴巻和哉監督、シリーズ構成・脚本の榎戸洋司さん、シュウジ・イトウ役の土屋神葉さん、MCに松澤ネキさん迎えたトーク付き上映会が開催されました。
※以下、プレスリリースより引用しています
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』4K ULTRA HD Blu-ray+Blu-ray&DVD発売記念上映会 開催概要
日時:2026年4月9日(木)19:00の回/上映後イベント
場所:新宿ピカデリー SC1 (東京都新宿区新宿3丁目15−15)
登壇者(敬称略):鶴巻和哉(監督)、榎戸洋司(シリーズ構成)、土屋神葉(シュウジ・イトウ役)、松澤ネキ(MC)
上映作品:TVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』 第8話Bパート、第9話、第10話、第11話、第12話
イベントレポート
●オープニングトーク
TVシリーズの8話Bパートから最終回までが上映されたあと、舞台挨拶&トークショーがスタート。MCを務める松澤ネキさんの呼びかけで、鶴巻監督、榎戸さん、土屋さんが登壇。榎戸さんが「こちら側のニュータイプのみなさん、今日も来ていただいてありがとうございます」とイベント恒例の挨拶を行うと、多くのファンが詰めかけた会場からは笑いが広がった。
まず、TVシリーズがスタートした直後である一年前の気持ちを問われた鶴巻監督は、「『-Beginning-』が面白がってもらえたものの、4話以降の展開をどう受け止められるか不安だった」と当時を回想。一方の榎戸さんは、内容を知らなかったオープニングとエンディングのクオリティが期待以上で嬉しかったと、初回放送時の心境を話した。
また、作品が『第46回日本SF大賞』の特別賞に加え、『東京アニメアワードフェスティバル2026』「アニメ オブ ザ イヤー部門」TVシリーズ部門の作品賞を受賞したこと、さらに鶴巻監督個人も令和7年度(第76回)芸術選奨のメディア芸術部門「文部科学大臣賞」を受賞したことを松澤さんが紹介すると、会場からは盛大な拍手が送られる。感想を問われた鶴巻監督は、面白いアニメになるように努力したことは間違いないものの、その作風もあり「賞を獲れたのは意外だった」と、周囲からの評価に驚いたと語り、榎戸さんもそれに同意していた。
●最終回までの怒涛の展開、その理由
劇場で最終回を観た感想を問われた土屋さんは、「劇場で観るべきアニメだと思った」とやや興奮した面持ちで話し、「第1話から一気見する機会を」とリクエストすると、客席からも賛同する大きな拍手が巻き起こった。
最終回までの展開に関しては、「放送されたラスト3話の展開は早い段階で決まっていた」と榎戸さんは説明。ただし、当初は構成になかった9話が榎戸さんのリクエストで追加されたため、4話構成だったラストの展開を3話に圧縮したとのこと。そこで、「映画のテンポをTVシリーズでやってみたらどうなるか」と、『機動戦士ガンダムF91』や『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のような、富野(由悠季)監督が手掛けたガンダム映画のテンポ感を参考に構成を行ったそうだ。しかしながら、そんな榎戸さんの想定よりも、鶴巻監督の制作するアニメーションのテンポは速かった、と話す。それを受けて鶴巻さんは、「『FLCL(フリクリ)』の頃から、ストーリー仕立ての連作CMのような、15秒でオチまで持っていくようなものが好み。だから今回も、榎戸さんの想定よりも速くなったのかな」と、そのスピーディーさについて解説していた。
土屋さんは、最終回のアフレコ現場でもその速いテンポを実感したそうで、ララァが目覚めてからのシュウジに起きるニュータイプらしい感情の劇的な変化・変遷を、「(僕自身は)ニュータイプじゃないから、感情をグッと変えるんだ、という覚悟を持って」演じていたと語った。
また、最終回で、搭乗していたRX-78-2 ガンダムが巨大化したことについては、かつて俳優としてヒーローショーに出演していた時代のことを思い出したという。「(敵を模した)バルーンが最後に出てきて、それと戦うイメージ」に重なったそうだ。加えて「不思議な気持ちであると同時にめちゃくちゃ嬉しかったです。(巨大化について)どういうこと? と問われても、僕は答えません(笑)」と話していた。
●「ゼクノヴァ」に求めたSF的表現
松澤さんからは物語の根幹となる「ゼクノヴァ」の設定について質問された榎戸さんは、「鶴巻さんの中では最初から決まっていた設定」と説明。鶴巻監督は、最初と最後に向こう側とこちら側を行き来する予定だったが、途中に挟まれた2回分は制作中に増やすことを決めたという。「シャアがガンダムに乗るというアイディアをSF的に表現」した結果、ゼクノヴァを取り入れた、と語った。ガンダムシリーズは超常現象的なものが許されにくい、との自覚がありつつも、「アクシズ・ショックという前例があるから、許容されるかな」と作品に組み込んだそうだ。
鶴巻監督はそのアイディアに不安もあったようだが、榎戸さんに説明した際に「面白い」と言われたこと、さらに、アフレコ現場でガンダム好きなベテラン声優陣に設定を話したところ「みなさんがザワついた(笑)」ことで自信が付いたと述懐。一方で、土屋さんは「僕の知らない世界があった」と、映像を観るまではその内容に翻弄されるような感覚があったと振り返った。
●意図的に説明されていないシュウジの過去
続いてトークは、シュウジとシャアの関係について。土屋さんもほぼ設定を知らない状態で演じていたそうだが、それは意図的なものだったと鶴巻監督は話す。「ガンダムの妖精みたいなキャラ。オーディションで声を聞いて土屋さんが良いと思ったが、説明するとその声(演技)が変わってしまう可能性があったので、あまり説明しなかった」と続けて解説。
土屋さんもそれは理解しており、本編では点描的に描かれるシュウジだけに、すべてを理解するのではなく、必要なところだけ抑えていればOK、という意識でアフレコに臨んでいたという。その上でシュウジを掴むうえでのヒントとなったのは、オーディションのときに用意されていた「お腹すいた」とのセリフ。「ずっとお腹が空いていたのか、毎日3食食べているうえでお腹が空いているのか」と、シュウジの気持ちを推し量りながら演技に取り組んだとコメントした。
榎戸さんも、シュウジの設定については鶴巻監督にも敢えて細かく聞かなかったという。一方で、男性キャラで「アンニュイ、不思議系のキャラは少ないので、難しいと思っていた」と、情報のない中で演技に臨んだ土屋さんの苦労を慮った。続けて鶴巻監督は、「(スタジオカラーの主・プロデューサー)杉谷(勇樹)さんは、シュウジをもっと描写したがっていた」と、そのキャラに対する引き合いは現場でも強かったことを明かしてくれた。
●シュウジとマチュのキスシーン
放送当時にも大きな話題となった、キラキラの中でのシュウジとマチュのキスシーン。榎戸さん曰く当初からキスシーンはあったが、友達との絆を示すようなライトなものだったという。ところが、杉谷プロデューサーが、「マチュが走っていって、抱きついてキスをしてくれ」とリクエスト。普段はあまり物語に介入することのない杉谷さんの意見を貴重に感じ、そのまま採用に至ったとのこと。鶴巻監督も、「画コンテももう少し増やせないか」と杉谷プロデューサーから依頼されたそうで、その意味でも渾身のシーンになっていると説明した。
シュウジを演じる側である土屋さんは、キスシーンに当初は「葛藤があった」と本音を告白。「好きだけど、恋愛を表すものではなく、もっと大枠の“好き”としてセリフを紡いでみたいと思った」との方針で臨んだそうだ。ちなみに榎戸さんは、「キラキラの中でやっていること」として、ふたりのキスを“究極のプラトニック・キス”と呼んでいた。
さらに土屋さんから、キスのあとにシュウジの瞳の色が変わったことについて問われた鶴巻監督は、『GQuuuuuuX』が、「シーンごとに色の変更を極端にやっている作品」であるとコメント。瞳の色が背景や光の効果によって変わることで、感情の変化を表すように見えるのかもしれないと、その効果が与える影響を推察していた。逆に、「催眠がかかると光がなくなる、というようなルール設定ではやっていない」とも話した。
●タイトルに入れられた3人の名前
榎戸さんはBlu-rayの紹介パートで、各話タイトルについて言及。「クランバトルのマチュ」、「マチュのリベリオン」とマチュが2回登場しているので、ニャアンを出したいと考えて「ニャアンはキラキラを知らない」というタイトルを思いついたという。だが、シュウジの名前は本編で入れることができなかったので、ドラマCDで「シュウジの絵」とのタイトルにしたことを明らかに。タイトルひとつとってもこだわりをもって命名されているのが明らかにされていた。
●ファンへメッセージ
フォトセッションを経て、最後に登壇者から来場者へメッセージが送られた。土屋さんは、鶴巻監督と話をするなかで「いつかシュウジについて描く日がくるかもしれない」との言葉をいただいた、と告白。「少なくともその日が来るまでは、『GQuuuuuuX』に言及し続けたいと思います。ありがとうございました!」と笑顔を見せていた。
榎戸さんも、スピンオフとも言えるドラマCDや描き下ろし小説が発表されているが、「まだまだ明かされていないことばかり。いつ次のお話があっても良いようにしている」と『GQuuuuuuX』世界の広さに言及。最後に鶴巻さんは、『-Beginning-』について改めて説明。「TVシリーズとは構成も違うし、変えたことによって別の良さがあります。『-Beginning-』の構成も好きなので、よろしくお願いいたします」と、来場者に感謝と『-Beginning-』のポイントを伝えていた。
なお、ステージからゲスト陣が降壇したあと、2階席で鑑賞していた杉谷プロデューサーから感謝の意が述べられた。会場を埋めたファンは、杉谷さんの挨拶に驚きながらも大きな拍手を送り、トークショーはあたたかい雰囲気の中、終了した。
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『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』とは
カラー×サンライズ 夢が、交わる。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』
全12話
Prime Video 他にて好評配信中!
<2025年4月8日~6月24日TV放送>
劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』
<2025年1月17日公開>
■『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』あらすじ
宇宙に浮かぶスペース・ コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれる。
エントリーネーム《マチュ》を名乗るアマテは、GQuuuuuuXを駆り、 苛烈なバトルの日々に身を投じていく。
同じ頃、 宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ《ガンダム》と、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に姿を現す。
そして、 世界は新たな時代を迎えようとしていた。
■『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』スタッフ
監督:鶴巻和哉 シリーズ構成:榎戸洋司 キャラクターデザイン:竹 メカニカルデザイン:山下いくと アニメーションキャラクターデザイン・キャラクター総作画監督:池田由美/小堀史絵 アニメーションメカニカルデザイン・メカニカル総作画監督:金 世俊 他
■『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』キャスト
アマテ・ユズリハ(マチュ):黒沢ともよ ニャアン:石川由依 シュウジ・イトウ:土屋神葉 シャリア・ブル:川田紳司 シャア・アズナブル:新 祐樹 他
©創通・サンライズ
▼『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』公式サイト
https://www.gundam.info/feature/gquuuuuux/
▼『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』公式X
@G_GQuuuuuuX ハッシュタグ:#ジークアクス #GQuuuuuuX