『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』Blu-ray BOX 発売記念セレクト上映&スタッフトークイベントレポートが到着!
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』Blu-ray BOX【特装限定版】の発売を記念し、3月14日(火)新宿ピカデリーにて3話分のセレクトエピソードの上映と、メインスタッフによるトークイベントが開催された。羽原信義(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、岡秀樹(脚本)が登壇し、「2202」を振り振り返ると共に、現在制作中の最新作『ヤマトよ永遠に REBEL3199』の最新資料が組み込まれた特別映像を会場限定で初公開した。
上映後に羽原、福井、岡が登壇し、スタッフトークが始まる。3人揃ってのイベント登壇は「2202」第七章の上映以来、約4年ぶり。久しぶりにお揃いの法被を着て、それぞれ感慨深そうに当時を振り返った。
本イベントで上映されたのは、事前にTwitterで実施したファン投票で得票数の多かった上位3つのエピソード。まずは得票数トップ10のエピソードが紹介された。
1位:最終話「地球よ、ヤマトは…」(上映)
2位:第二十一話「悪夢からの脱出!!」(上映)
3位:第二十五話「さらば宇宙戦艦ヤマト」(上映)
4位:第四話「未知への発進!」
5位:第十三話「テレザート上陸作戦・敵ミサイル艦隊を叩け!」
6位:第十六話「さらばテレサよ!二人のデスラーに花束を」
7位:第一話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」(同率)
7位:第二十四話「ヤマト、彗星帝国を攻略せよ!」(同率)
9位:第五話「激突!ヤマト対アンドロメダ」(同率)
9位:第八話「惑星シュトラバーゼの罠!」(同率)
投票結果を受けて福井が「最終話と第二十一話は自分も一緒。ただもうひとつのエピソードは、『全員で打つ』の第十三話かと思っていた」と話すと、羽原も岡も全く同じ想定をしていたことを明かした。第十三話で福井が考えた『全員で打つ』、ヤマトクルー全員で等しく波動砲の使用を背負うというアイデアを聞いたとき「正直、それでいいのか疑っていた」と振り返る岡。しかし「羽原監督とともに仕上げたフィルムは本当に良いものになっていて、驚くとともに泣いてしまった」と語った。
続いて、投票時に寄せられたコメントの一部を紹介。第十六話で、キーマンが古代に地球式の敬礼をするシーンが一番好きだというコメントを受けて、羽原は「嬉しい!絵コンテをチェックしているときに思いついて急きょ追加したシーンでした」と、満面の笑顔で当時を振り返った。
また、先にTwitterスペース機能を使った番組配信時に寄せられ、紹介できなかった質問にも答えた。[思い入れのあるキャラクターは?]という質問に対し、福井はキーマンと答える。「特典のドラマCDでやりたい放題やらせてもらえたこともあるが、キーマンと同じく自分もヤマトに新たに乗艦する立場だった」。
※ドラマCDはBlu-ray Amazon限定版の特典として制作された
羽原はミルを選び、「あの最期が本当に可哀そうで仕方なかった」と理由を語った。[ミルがあの場で果てることが無かったらガトランティスはどのような国家になっていたか]という質問には、「滅びの方舟は祭りの方舟に変わって、パリピ国家になっていたんじゃないか」と福井が答え、会場の笑いを誘った。
ここで、現在制作中の最新作『ヤマトよ永遠に REBEL3199』の特別映像が上映された。キャラクターやメカの設定画、鍵となるセリフ等が組み合わされた映像の最後には、本イベントで上映するために制作された新たな宇宙戦艦ヤマトのCG映像が流れた。艦首の錨のマークが立体的なレリーフになっていることに、いちヤマトファンとして興奮する羽原。古代から雪へのプロポーズとも取れるセリフも垣間見えた。
最後に、羽原は「作っている間はしんどかったけど、いま振り返ると楽しかったことばかり思い出します。今日も本当に楽しい時間でした。ありがとうございました」と来場者へ挨拶し、福井は「『3199』でまたお会いしましょう」と締めくくった。
©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会
▼宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 公式サイト
https://yamato2202.net
▼『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ公式Twitter
@new_yamato_2199