『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は、『ヤマトよ永遠に』と『宇宙戦艦ヤマトⅢ』を原作に、新解釈を加えて再構成した『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ最新作。全七章にて全国劇場上映、「第三章 群青のアステロイド」を4月11日(金)より上映開始いたしました。
★豪華キャスト・スタッフが2日間連続で「第三章」の完成を喜び、「第四章」に向けた見どころを語る
上映を記念して、4月11日(金)に初日舞台挨拶を実施いたしました。
初日舞台挨拶には総監督の福井晴敏、監督のヤマトナオミチ、脚本の岡 秀樹が登壇し、進行は桐生美影役・中村繪里子が担当しました。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』 初日舞台挨拶
■日時:4月11日(金) 初日舞台挨拶 20:55~21:25 ※上映後舞台挨拶
■場所:丸の内ピカデリー シアター2 (東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン9F)
■登壇者:福井晴敏(ふくいはるとし) (総監督)、ヤマトナオミチ (監督) 、岡秀樹(おかひでき) (脚本)
進行 中村繪里子(なかむらえりこ)(桐生美影役)
この日の司会は桐生美影役の声優・中村繪里子が担当。本編上映後、大勢の観客で埋まった会場内に、福井総監督、ヤマト監督、脚本の岡が劇場グッズの法被 【サーシャ推しver】を着て登場。背中にあしらわれたサーシャのイラストを観客にアピールすると、会場は大いに沸いた。
第三章の初日を迎えた現在の心境を「よくぞ間に合った、というところですね。本当に一カ月前の自分は、今日という日が来るなんて信じられなかった。まずはホッとしております」としみじみ語った福井総監督。それを受けたヤマト監督も「いつもギリギリだと言っていますが、けっして絵コンテが遅れているわけじゃないんです。2023年にはあがっているんで。やはりこれだけのものをつくるためには、これだけの時間と、皆さんの協力と力が結集しているということなので。そういう意味でも皆さんにも楽しんでいただきたい」とコメント。
さらに岡が「僕は今日という日をものすごく穏やかな気持ちで迎えました。皆さんにも楽しんでいただけるような仕上がりになっている確信があります。そしてここから先、ヤマトは反撃に転じます。ここから先の章は尻上がりに面白くなっていきます」と力強く呼びかけた。
今回の第三章の見どころについて「多くの戦闘が繰り広げられていますが、同じような戦闘はしていない。そのためにスタッフの皆さんの力を結集しているのですが、それが一番わかりやすいのが、この第三章だと思います」と語るヤマト監督。福井総監督は「『宇宙戦艦ヤマト』を長年ご覧になってきた方もおられると思いますが、まさか小学校の教室が出てくるとは思わなかったのではないでしょうか? これからの章でも今まで『宇宙戦艦ヤマト』では見たことがない風景がどんどん出てきます」とコメントすると、「なんだかんだでこれは5、6年前に書いたプロットなんですけど、不気味なほどに今のご時世に合致しているところもある。これからシリーズが続く中で、現実の世界がどうなってしまうのか、という不安もあります」と付け加えた。
一方の岡は、第三章の見どころを「揚羽(武)と土門(竜介)の関係性」だと語る。「原作の『宇宙戦艦ヤマトIII』でふたりは親友設定だったんですけど、実は具体的に親友だったという描写はそんなになくて。惑星ファンタムの草原でふたりが寝そべる、というシーンはありましたが、長い間、頭の中でファンが補完して楽しんでいたというところがありました。そこを福井さんが深堀りしていった。長い間抱えていた宿題をひとつ、形にして皆さんに返せたかなという気がしています」。
ちなみに第三章では揚羽と土門をつなげるアイテムとしてカップ麺が大きくフィーチャーされていたが、岡がその裏話を明かすひと幕も。「福井さんは毎回、構成メモというものを書いているんですけど、最初はそこにカップ麺の“カ”の字も書いてなかった。そのメモをもとに台本に落とし込んでいったんですが、それを福井さんに返した時に突然、カップ麺のエピソードをあれだけの尺で突っ込んできたんです。あれは読んだ瞬間にやられたと思いました。でもすばらしいシーンになりましたね」。
4月11日に公開された第四章の特報を踏まえて岡が「皆さんが見たかったこと、知りたかったこと、こんなことになっているの? というようなことが目白押しとなっています」と語ると、福井総監督も「その一方で地球側の物語は、皆様がご覧になったことがない領域にどんどん踏み込んでいきます。これ本当に収拾がつくの? ということになっていきます」と続ける。
そんな第四章の進捗具合だが、「音響作業は、第六章の頭の部分まで終わっています。なのになぜ第四章の絵が真っ白なんだろう」と笑った福井総監督。それに補足するように岡も「ラジオドラマとしては完璧です」とコメント。それを受けた中村が「進捗率50%ということで、やりました!」と語ると、会場からも大きな拍手が鳴り響いた。
最後に岡が「『宇宙戦艦ヤマトIII』と『ヤマトよ永遠に』をベースにした今回のシリーズなんですが、すばらしかった場面や、たくさんの宿題が残されたな、という昔からの思いを、スタッフ全員でちょっとずつ答えを出しながら、新しい価値観をそこに加えてこのシリーズはつくられています。きっと最後まで楽しんでご覧になっていただけると確信しております」と挨拶。ヤマト監督も「冒頭でも言った通り、物量もあって、ポイントも多いのがこの章。隅々まで楽しんでいただけたら」と続けると、最後に福井総監督が「第一章を上映する時に、“俺史上、最高傑作”といったんですけど、今日、第六章の頭の部分の音響作業をしていたときに、本当にそうなりそうだなと思いました。自信をもっておすすめできます」とメッセージを送った。
作品情報/上映情報
【作品情報】
◆作品タイトル:
『ヤマトよ永遠にREBEL3199』
(やまとよとわにれべるさんいちきゅうきゅう)
◆作品情報:
1980年に公開された劇場映画第3作『ヤマトよ永遠に』を原作に新解釈を加えて再構成した『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ最新作。全七章(全26話)構成にて2024年より全国劇場で上映開始。
◆上映情報:
『ヤマトよ永遠にREBEL3199 第三章 群青のアステロイド』2025年4月11日(金)上映開始
◆制作年:2025年
◆あらすじ
宇宙戦艦ヤマトが不在となった地球では、デザリアムと共存する奇妙な日常が始まろうとしていた。
あの加藤三郎の忘れ形見・翼が通う小学校にも、デザリアムの少女フルールが転入。彼らは次第に周囲に馴染み、人々はそれを受け入れていく――。
だが本当にデザリアムは、不幸な歴史を変えるために現れた善意の使者なのか。旧ヤマト艦隊クルーを中心とするパルチザンはその正体を世間に訴えるべく、大規模な反抗作戦を計画するのだが……。
一方、宇宙戦艦ヤマトは透明戦艦グロデーズの追撃を振り切り、ガルマン星系に立ち入ろうとしていた――。
すべてを失った古代進は、再び立ち上がることができるのか。
そしてさらわれたサーシャの運命はいかに――!?
◆メインスタッフ
原作:西﨑義展/製作総指揮:西﨑彰司/総監督:福井晴敏/監督:ヤマトナオミチ/シリーズ構成・脚本:福井晴敏/脚本:岡 秀樹/キャラクターデザイン:結城信輝/メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加/CGプロデューサー:後藤浩幸/CGディレクター:上地正祐/音楽:宮川彬良・兼松 衆/宮川 泰/音響監督:吉田知弘/アニメーション制作:studio MOTHER/アニメーション制作協力:サテライト・YANCHESTER/配給:松竹ODS事業室/製作:宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
◆メインキャスト
古代 進:小野大輔/森 雪:桑島法子/サーシャ/真田 澪:潘めぐみ/デスラー:山寺宏一/真田志郎:大塚芳忠/島 大介:鈴村健一/土門竜介:畠中 祐/揚羽 武:上村祐翔/北野誠也:鳥海浩輔/藤堂信乃:塩田朋子/神崎 恵:林原めぐみ/藤堂早紀:高垣彩陽/南部康造:松本 忍/芹沢虎鉄:玄田哲章/藤堂平九郎:小島敏彦/アルフォン:古川 慎/イジドール:堀江 瞬/ランベル:江口拓也/サーダ:井上麻里奈/スカルダート:内田直哉
©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
▼公式サイト
https://starblazers-yamato.net
▼公式X(Twitter)
@new_yamato_2199