『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は、『ヤマトよ永遠に』と『宇宙戦艦ヤマトⅢ』を原作に、新解釈を加えて再構成した『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ最新作。全七章にて全国劇場上映、「第六章 碧い迷宮」が2026年6月26日(金)より上映開始となりました。
新宿ピカデリーにて6月26日(金)に初日舞台挨拶、6月28日(日)に上映記念舞台挨拶が実施され、総監督の福井晴敏さんをはじめとするスタッフ、キャスト陣が登壇しました。
この度、両舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着しました。
※以下、プレスリリースより引用しています
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』6月26日(金)初日舞台挨拶
■日時:6月26日(金) 舞台挨拶 20:55~21:25 ※上映後舞台挨拶
■場所:新宿ピカデリー シアター1 (東京都新宿区新宿3丁目15番15号)
■登壇者:福井晴敏(総監督)、ヤマトナオミチ(監督)、岡 秀樹(脚本)、中村繪里子(桐生美影役/進行)
〈オフィシャルレポート〉
台風が接近していた上映初日、関東地方はあいにくの大雨に見舞われたが、それでも会場には大勢のヤマトファンが集結。そんな中、司会を務める桐生美影役の声優・中村繪里子の呼び込みにより、岡、ヤマト監督、福井総監督の3名がステージに登壇すると、会場からは大きな拍手が鳴り響いた。
まずは岡が「毎章ではありますが、第六章が一番ドキドキしています。今日は本当に“鬼門”だなと思っているので、皆さんがどう受け止めてくださるのか確かめたいと思っています」とあいさつすると、ヤマト監督も「皆さんにお見せできるのが本当にうれしい限りなんですが、同時に続く第七章も進行中なので、日々、現場の皆さんと一緒に頑張っています。最後までヒヤヒヤものです」と続ける。
そして最後に福井総監督が「天候に恵まれず、初日を迎える日としては最悪のコンディションですが……でもこうしてたくさんの方に来場してもらって、ホッとしています」と安どの表情を見せた。
第六章はシリーズのクライマックス直前でありながら、怒涛の物語が展開される。福井総監督が「お客さまの中には『これは本当に終わるの?』といまだ不安に感じておられる方もいらっしゃると思うんですが……終わります!次章ではビックリするくらいきちんと終わります。ぜひお楽しみに」と力強く宣言、最終章に向けて会場の期待をあおった。
また、第五章の最後で、現代の新宿上空に突如現れた宇宙戦艦ヤマトだが、第六章ではさらに広範囲に東京の各地を移動することとなる。福井総監督も「他のアニメと違って、ヤマトが唯一達成できなかったことが“聖地巡礼”でした。これからは聖地巡りができます」と語ると、会場のファンからも大きな拍手が。さらに福井総監督が「台風が去って、これから晴れたらぜひお台場の方に行って、コスモハウンドが出てくるシーンで映った台場公園を見ていただきたいですね。本当にコスモハウンドが出てくるために作られたような公園になっていますので」とオススメをひとつ挙げるひと幕もあった。
だがヤマトが東京上空でどういったルートを飛ぶのか、という選定については、脚本の岡と福井総監督の間で意見が真っ向から対立したこともあったとのことで、「たとえば本当に“あれ"を出すんですか? と。“あれ”を出すのはやめてくださいと3回は言った場所もあったんですが、最終的には根負けしました……皆さんが好意的に受け止めてくださったようで良かったですが」と苦笑いする岡だったが、当の福井総監督は「俺、覚えてないな。そんなこと言ったっけ?」と、会場は大盛り上がりとなった。
第六章の大きな見どころのひとつとして、岡が「この第六章で『突き抜けたな』と実感したのは、藤堂信乃と加藤真琴の一連のシーンです」と切り出すと、「作画と声優さんの圧倒的な力によって、あそこまでのものに仕上がりました。僕は脚本ということになってるんですけど、第六章から第七章までは、ほとんどこの人(福井総監督)が設計された通りになっております。やっとここに来て、本気を出しやがったなっていうぐらい、ものすごい緻密な文字量が第六章、第七章で躍っていました」とコメント。
それに対して「ずっと全力でやっていましたよ」と笑いながら反論してみせた福井総監督だったが、岡は「第六章、第七章に関しては、福井さんもきちんとたたまなきゃという意識があったんだと思うんですけど、本当に緻密に計算されていて。その中のひとつがあのシーンだったなと思うんですが、本当にすばらしい……見るたびに泣いてしまいます」と振り返った。
そしてその一連のシーンについてヤマト監督も「あそこはコンテを担当した齋藤德明さんもそうですし、演出を担当された河野利幸さんもそうですが、その上で小林千鶴さんらアニメーターの細かいこだわりもありました。本当にいろいろなスタッフの力が集結してつくられたシーンだったと思います」と付け加えた。
その上で、「第六章はいい話も織り込まれているけど、一方で“やらかした人たち”の章でもあると思っているんです」と切り出した岡は、「土門も盛大にやらかしたし、あんなにいい人だった香坂先生まで……そこがこの章の面白いところであり、彼らの人生が今後どうなっていくのかにも注目していただきたい」と会場に呼びかけた。
そんなイベントもいよいよ終わりの時間を迎え、登壇者たちからメッセージが送られた。まずは岡が「今日、本編の最後に流れた次章の特報をご覧になりましたね? 『これは絶対に素敵なものが待っている』と感じさせる、最高の映像です。それをぜひ10月30日にまた劇場へ確かめに来てください」と語ると、ヤマト監督も「最終章までしっかりと務め上げていきますので、皆さまの応援をよろしくお願いいたします!」とメッセージ。
そして福井総監督が「第七章の特報に“あの歌”を使わせていただきました。私たちがこの作品を通じて伝えたいテーマを思いついたのは、“あの歌”の“ある歌詞”がきっかけだったからです。その一言に集約したものが何なのかを次の第七章で皆さまにしっかりとお伝えしようと思っております。今後とも応援よろしくお願いいたします」と会場に呼びかけた。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』6月28日(日)上映記念舞台挨拶
■日時:6月28日(日) 舞台挨拶 12:55~13:25 ※上映後舞台挨拶
■場所:新宿ピカデリー シアター1 (東京都新宿区新宿3丁目15番15号)
■登壇者:小野大輔(古代 進役)、潘めぐみ(サーシャ役)、古川 慎(アルフォン役)、福井晴敏(総監督)、中村繪里子(桐生美影役/進行)
〈オフィシャルレポート〉
劇場は大勢の観客で熱気あふれる空間。そんな観客の前に立った小野は「今回は第六章とは思えないほど、いろいろなことが起こって、いろいろな人がそれぞれの場所で思いを持って行動しています。これまでは争いや不調和が描かれてきましたが、今章は一転して、人のつながりを描いています。たくさんの人に見ていただきたいですが、特に家族で見ていただきたいなと思っていて、今朝、LINEで母に『第六章を見てね』と送っておきました」と語り、会場を沸かせると、「今の時代に即した、人とのつながりを感じる作品だと思っております」と力強く観客に呼びかけた。
第六章では、山南艦長の代打という形で、久しぶりにヤマトの艦長席に座ることとなった古代。その状況について質問された小野は、古代がこれまでよりも落ち着いていて、若者たちのことを見守りながら俯瞰(ふかん)で見ることができるようになった、と感慨深げな様子。「そして何より若者たちが元気すぎる……特に土門が」と笑いながらも、「僕自身、役者としての立場も中堅にさしかかって。ベテランの方もいらっしゃれば、自分の下にも後輩がたくさんいるという状況になった。今の自分だからこそできることをしよう、という思いで臨んでいました」と語るなど、古代の状況と、自身のキャリアを重ね合わせている様子だった。
本シリーズを通じて、古代と、姪のサーシャとの関係は大きな軸となる。「第二章の頃を思い返すと、なぜ古代は肉親であるサーシャのことを温かく迎えてあげられなかったのか、抱き締めてあげられなかったのかと、福井さんに問い詰めたことがあるんですよ」と振り返った小野に対して、福井総監督は「あそこでギュッと抱きしめてしまったらもう離れられなくなってしまうと思うんです。あの時の古代は、雪を失ったこともあって、頭の中がゴチャゴチャしている状態だから。サーシャの分まで責任を負えない、という葛藤があった。だからこそ、一歩引いてしまったんじゃないか」と古代の痛切な心理を説明してみせた。
一方、サーシャを演じた潘は、実の母である潘恵子が声を担当したマザー・デザリアムと対峙(たいじ)した場面について、「マザー・デザリアムとのシーンで『家族はそんなこと言わない!』というセリフがあって。それはやはりおじさま(古代)の言葉や思いを受けたから出せた言葉だと感じます。それを乗り越えられたのはおじさまとの積み重ね、ヤマトの皆さんとの積み重ねがあったからだなと。やっと古代とサーシャの思いが同じ高さのところまで来た、同じ関係性のところまで結びつけたのかなと感じました」と振り返った。
そしてそれを聞いた小野が「『家族はそんなこと言わない!』ってセリフをお家でも言ったことある?」と潘に問いかけると、「セリフではじめて言えたんです」と返答し、ドッと沸いた会場内。「だからそのつらさはちょっとありましたね。これを言っちゃうんだと思って。わたしは反抗期がなかったので、髪を染めたことが唯一の反抗期ぐらいに思われているんですけど、その時に母から『あんた、役者の印象をそんなに変えるもんじゃありません!』と言われたんです。その話をさっき、小野さんにしたら『家族はそんなこと言わない!』って言い返せば良かったのにと言われて……今後、それを生かせるところがあったら使いたいと思います」と決意のコメントを発してみせて、会場を笑わせた。
そしてあらためてサーシャとマザー・デザリアムとの対峙(たいじ)シーンについて「あそこはすごかったですよね」と振り返った小野は、「マザーとのやり取りで、声が重なっていくところがあって。語尾の艶っぽさとか、艶っぽいからこそ、逆にちょっとゾクッとする感じとかが、潘ちゃんの声から感じられて。ウワーッと思っていたら、(劇中の演出で)恵子さんの声になる。あそこはシビれましたね」と称賛すると、潘も「恐縮です」と照れくさそうにしていた。
一方、デザリアムに属しながら、雪に特別な感情を抱き、行動を共にしてきた、アルフォン。第六章では、雪の本当の気持ちを知ってしまう、という切ないシーンがあったが、司会の中村から「あそこでどんな思いでした?」とストレートに質問され、会場は大笑い。これには古川も「逆に聞きますが、どんな気持ちだったと思います?」と逆質問を投げかけ、またも会場は笑いに包まれた。そこに「聞きたい!」と無邪気に尋ねた小野だったが、「あなた(古代)がそれを言うのか! 負けを認めろと?」と激昂する古川。その様子に笑いが止まらない様子の小野は「本当に古川くんってヤマトが好きだよね。ファンとして楽しんでいるもんね」としみじみ。
さらにアフレコ時を振り返り、「あの時は、アフレコの前に福井さんから(雪の気持ちを)“明確に”言われて……(なんとか自分を納得させようと)あぁ、という感じでしたが……(古代が)一歩リードなのかな……」と語る古川に、まんざらでもない様子の小野だったが、「ただ僕も、雪と離れていたので、雪の心がどこにあるのか、確認できないわけじゃないですか。ただすごくグッときたのは、(古代は)異星人とだってわかり合える、とこれまでずっと信じ続けてきたわけですが、雪が語ってくれた言葉が、古代君だったらこうすると。だから私もこうしてアルフォンのそばにいるんだ、ということで。それでもう全てが報われたような気がして。めちゃくちゃうれしかったよ、古川くん!」とウキウキした様子で古川に語りかける小野の姿に、会場は大盛り上がりとなった。
そんなふたりのやり取りを聞いていた潘が「なんだかアルフォンさんとサーシャって分かり合えそうだなと思いました。想い人に対して、報われなさそうな感じが。もう(答えは)分かっているんだけど、思っていたいというか、思わせてくれ、というか。今、一緒にいるのは私、って思わせてほしい、みたいな感じがありますよね」と複雑な心境を指摘してみせると、会場全体が深く共感している様子だった。
そんなイベントもいよいよ終盤、最後のコメントを求められた潘が「今回の第六章は、特に愛する人、守るべき人たちのために、皆がそれぞれの選択をするシーンがあったと思うんです。ですからずっと紡がれてきた家族であり、仲間であるというその愛情を、クライマックスに向けて皆さんも高めていただけたら、きっとそれ以上のものが第七章で、皆さんのもとに返ってくると思います」とその思いを言葉に込めると、古川も「潘さんの言葉とも重なりますが、大事なものというのがそれぞれのキャラクターにあると思うんです。その大事なもののために命を懸けて戦うとか、あるいは状況を静観するとか、流れに身を任せるとか。いろいろな人たちの大事なものに対する関わり方、生き方が、ものすごく克明に描かれた第六章だと思っております。その中で、アルフォンという人間は、大事なものとは一体何なんだろう? と迷っている状態でもあります。今まで信じてきたものが信じられなくなってしまった。じゃあ、これからは何のために……というようなことが第七章ではきっと描かれていくんじゃないかなと思います。続く第七章は、本当に大きな衝撃が来ますので、それに備えていただけたら」とメッセージ。
そして小野が「劇場に立つと、いつもヤマトの艦橋のように感じます。“ヤマトおじさん”が一番多いと思いますが、僕と同じぐらいの世代の方も、さらに、若いヤマトガール、ヤマトボーイたちもたくさんいらっしゃるな、というのが今、この場から見ても分かるんです。そしてこの人たち、みんながヤマトのクルーなんだなということを改めて実感して、それが本当にうれしいんです」とコメント。
さらに「第六章は、本当に家族、人と人との絆を前面に描いていますが、第七章に向けて進むにあたり、この第六章があるからこそ、僕らは一丸となって未来に行ける、そんな内容になっていると思います。それは希望ある未来です。この作品をぜひいろんな人に広めていただいて、愛を高めてください。そして第七章、最終章に向かっていただきたいなと思います」と力強いメッセージを送った。
作品情報 / 上映情報
◆作品タイトル
『ヤマトよ永遠に REBEL3199』 (やまとよとわに れべるさんいちきゅうきゅう)
◆作品情報
1980年に公開された劇場映画第3作『ヤマトよ永遠に』を原作に新解釈を加えて再構成した『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ最新作。
全七章(全26話)構成にて2024年より全国劇場で上映開始。
◆上映情報
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第六章 碧い迷宮』 2026年6月26日(金)上映開始
◆制作年
2026年
◆メインスタッフ
原作:西﨑義展 総監督:福井晴敏 監督:ヤマトナオミチ シリーズ構成・脚本:福井晴敏 脚本:岡 秀樹 キャラクターデザイン:結城信輝 メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加 CGプロデューサー:後藤浩幸 CGディレクター:上地正祐 音楽:宮川彬良・兼松 衆/宮川 泰 音響監督:吉田知弘 アニメーション制作:サテライト アニメーション制作協力:studio MOTHER・YANCHESTER 配給:松竹ODS事業室 製作:宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
◆メインキャスト
古代 進:小野大輔 森 雪:桑島法子 サーシャ:潘 めぐみ デスラー:山寺宏一 真田志郎:大塚芳忠 島 大介:鈴村健一 土門竜介:畠中 祐 揚羽 武:上村祐翔 北野誠也:鳥海浩輔 南部康造:松本 忍 藤堂信乃:塩田朋子 神崎 恵:林原めぐみ 藤堂早紀:高垣彩陽 芹沢虎鉄:玄田哲章 藤堂平九郎:小島敏彦 アルフォン:古川 慎 イジドール:堀江 瞬 ランベル:江口拓也 サーダ:井上麻里奈 スカルダート:内田直哉
◆第六章 碧い迷宮 あらすじ
時空結節点を越えて、宇宙戦艦ヤマトが辿り着いた世界。 そこは未来ではなく、2026年の東京だった――。
あのガミラスとの戦いの、はるか以前。 遊星爆弾の痕跡もない、かつての地球。
この時代にヤマトがガミラス星へと向かえば、未来を変えられる。
デザリアムが為そうとする「歴史改変」。 それと同じ誘惑が、土門竜介の眼前にあった。
人類がデザリアム化する未来も、 戦争の歴史も、消えるかもしれない。
宇宙戦艦ヤマトと自分たちも、消える。 それでも――平和は残る。
悲劇を変えたいと願う想い。 赤い瞳のサーシャが見つめるなかで、 ヤマトは黒く変貌していく。
その航跡の先に待つものは――。
©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
▼公式サイト
https://starblazers-yamato.net
▼公式X(Twitter)
@new_yamato_2199