【３話収録】
　「人が人らしく生きること」を理想とする青年士官シロー・アマダ。純粋な心を持つ彼の行動は、０８小隊の仲間や、敵であるジオンの兵士アイナの心を動かしていく。いつ果てるともわからない激しい戦闘の中で、彼らは何を見い出すのか…!?

■第４話「頭上の悪魔」
　密林奥地のｼﾞｵﾝ軍基地ではｱｲﾅをﾊﾟｲﾛｯﾄに新型器のﾃｽﾄ飛行が実施されていた。一方連邦軍基地内では、ｻﾝﾀﾞｰｽと07小隊の間でｹﾝｶが起こっていた。自分が所属する部隊がいつも３度目の出撃で全滅してしまうｻﾝﾀﾞｰｽを07小隊がからかったのだった。ｼﾛｰは、おじけずくｻﾝﾀﾞｰｽに「そんなｼﾞﾝｸｽは吹き飛ばす！」と、第08小隊３度目の出撃を指揮する。しかし、その第08小隊の上空に巨大な、恐ろしく巨大な物体が接近しつつあった。
■第５話「破られた待機命令」
　臨時補給地で物資と共に1通の手紙を受け取ったｴﾚﾄﾞｱ。それは、ﾐｭｰｼﾞｼｬﾝ志望の彼が認められた通知だった。狂喜乱舞のｴﾚﾄﾞｱはﾐｹﾙを連れて基地を抜け出し、祝杯を上げようととある村に入った。しかしその村はｼﾞｵﾝ軍に占拠されていたため、二人は捕えられてしまった。しかもｼﾞｵﾝの新兵器も逗留していたのだ。ｴﾚﾄﾞｱとﾐｹﾙはｻﾞｸﾀﾝｸを奪って脱出を謀るのだが…
■第６話「熱砂戦線」
　ｼﾞｵﾝ軍のあの巨大な新兵器の射爆場と推定される地点を発見した08小隊。情報収集のため敵が現れるのを身を潜めて待ち続ける─。　ｴﾚﾄﾞｱを怪我で欠いている今の08小隊には全員の団結と集中力が重要なのだが些細なことでも対立してしまうほど疲労は高まっていく。やがてｱﾌﾟｻﾗｽがその巨大な姿を現わすのだが…

製作年度：1996

第4話　脚本：桶谷 顕／演出：日高政光／絵ｺﾝﾃ：西森 章／作画監督：杉浦幸次
第5話　脚本：桶谷 顕／演出：加瀬充子／絵ｺﾝﾃ：横山裕一朗／作画監督：吉田 徹（”吉”は、士が土の形である）
第6話　脚本：桶谷 顕／演出・絵ｺﾝﾃ：飯田馬之介／作画監督：横山彰利

企画：サンライズ／原作：矢立 肇・富野由悠季／キャラクターデザイン：川元利浩／メカニカルデザイン：大河原邦男・カトキハジメ・山根公利／美術監督：池田繁美／撮影監督：谷口久美子／音楽：田中公平／音響監督：浦上靖夫／監督：神田武幸（#4）・飯田馬之介（#6）／制作：サンライズ　他

シロー：檜山修之／アイナ：井上喜久子／ミケル：結城比呂／カレン：小山茉美／サンダースJr：玄田哲章／エレドア：藤原啓治／ジタン：永井一郎／キキ：西村ちなみ／ギニアス：速水 奨／ノリス：市川 治　他