日米親善ジュニア選抜大会閉幕　　リョーマとケビン――鳴り止まない拍手と歓声が二人を包む
「俺はたとえこの肩が壊れたって　最後まで試合がしたいんスよ！」

【4話収録】
■第157話「幻のファントムボール」
　肩の痛みを隠してプレイする切原。「ファントムボール」が打てないことを両手打ちやフェイントでごまかすが、やがてそれも限界に達していく。無理をしたために肩の負傷がバレ、試合は一時中断となってしまった。諦めきれない切原を説得する真田。試合放棄も検討されるが、スポンサーを逃がしたくないベイカーの提案で、特別ルールによる続行が決まる。ポイント維持のまま切原と交代で出場することになったのは、控え選手のリョーマだった。
■第158話「念願の対決　リョーマVSケビン」
　リョーマとケビンの直接対決が始まった。ようやくリョーマを倒せる時を迎えて、喜びを隠せないケビン。一度は逆転を許してしまうが、次のゲームでは完璧にコピーしたリョーマの技で反撃する。自分の技を真似されたことで苛立つリョーマ。ついにマッチポイントまで追いつめられるが、そこでリョーマが放ったのは「サイクロンスマッシュ」だった。まだ見切っていなかった技を決められ、悔しがるケビン。しかし、ケビンにも秘策があった…。
■第159話「イリュージョン」
　リョーマの「サイクロンスマッシュ」に手が出せないケビン。それでもリョーマを越えようとする執念で、ケビンはこの日のために編み出した技「イリュージョン」を決める。自分のテニスクラブを全米一にするという野望を持つベイカーは、ケビンの優勢にほくそ笑む。ボールが高速でブレながら飛ぶ「イリュージョン」を、なかなか捉えられないリョーマ。試合はついにタイブレークへ突入する。そこでリョーマが見せたのは思わぬプレイだった。
■第160話「ゲームアンドマッチ」
　リョーマはケビンの「イリュージョン」を完全に攻略した。敗北を予感し、脳裏にかつての父親の姿が甦るケビン。「俺は親父とは違う…！」――その思いがケビンを"無我の境地"へと到達させた。不二の「ヒグマ落とし」に切原の「ファントムボール」。ケビンは見ただけでマスターした技を次々と繰り出す。だが、リョーマはそれすらも及ばない圧倒的なパワーで目の前に立ちはだかっていた。そして、因縁の対決にいよいよ決着の時が訪れる。

製作年度：2001

第157話　脚本：志茂文彦／演出・絵コンテ：森 義博／作画監督：中山由美・桜井このみ
第158話　脚本：前川 淳／演出・絵コンテ：田中 一／作画監督：松浦仁美
第159話　脚本：前川 淳／演出：松澤建一／絵コンテ：竹本玉三／作画監督：及川博史
第160話　脚本：前川 淳／演出：高島大輔／絵コンテ：岡本航征／作画監督：浜森理宏

原作：許斐 剛（集英社『週刊少年ジャンプ』連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、松下洋子／シリーズ構成：前川 淳／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／手塚国光：置鮎龍太郎／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／不二周助：甲斐田ゆき／菊丸英二：高橋広樹／河村 隆：川本 成／海堂 薫：喜安浩平／桃城 武：小野坂昌也／真田弦一郎：楠 大典／切原赤也：森久保祥太郎／跡部景吾：諏訪部順一／忍足侑士：木内秀信／榊 太郎：小杉十郎太／ケビン・スミス：木内レイコ　他