三年間待ち続けた本気の勝負。
青学（せいがく）の天才―手塚と不二、その勝負の行方は・・・？
本当の僕はここにいる　この――君と戦うコートの上に

【4話収録】
■第173話「サムライニューヨーク」
　ニューヨークで新生活を始めたリョーマの前に、アメリカ選抜戦で戦ったケビンが現れる。ケビンからジャーナリストのジェフを紹介されていると、公園のコートではガラの悪い二人組が子供たちに因縁をつけていた。それをケビンが邪魔したため、なりゆきで彼らとダブルス対決することになってしまう。息が合っているとはいえないが、実力の差を見せつけるリョーマとケビンのペア。二人組はリョーマたちがタダ者ではないと気づきはじめる…。
■第174話「手塚国光VS不二周助」
　リョーマが出場する全米オープンの予選が行われる頃、青学は校内ランキング戦の最終日を迎えていた。注目はDブロックの手塚VS不二戦。どちらが勝つのかは、大石たちにも予想がつかなかった。そして、いよいよ試合が始まる。念願の真剣勝負に胸を躍らせる不二は、攻撃的なプレイで1ゲームを先取。手塚もそれに応えるようなサービスエースを決め、ストレートで1ゲームを奪い返す。一歩も退かない両者の戦いに、誰もが息をのんでいた…。
■第175話「三年目の本気」
　一球ごとに緊張が走る手塚と不二の激しいラリー。風が出てきたことを察知した不二は「白鯨」から「ヒグマ落とし」「つばめ返し」と連続技で攻撃する。だが、手塚はわずか1プレイで、トリプルカウンターをすべて破ってしまった。あらためて感じる手塚の実力に、不二は1年生だった頃を思い出す。すでに特別な存在感を放っていた手塚に、興味を抱いた不二。部に内緒で試合を申し込むが、それは不二が望むような戦いにはならなかった…。
■第176話「クライマックス」
　手塚ゾーンを破り、息を吹き返した不二のトリプルカウンター。これまで勝敗に執着しなかった不二は、初めて「勝ちたい」という思いで手塚と戦っていた。そんな全力の不二との試合を、誰よりも待ち望んでいた手塚。1年生の頃から相手の実力が気になっていたのは不二だけではない。今の不二は手塚にとって、間違いなく最強クラスの選手だった。お互いの存在の大きさを実感し、熱を増していくラリー。タイブレークに突入した勝負の行方は…!?

製作年度：2001

第173話　脚本：時村 尚／演出・絵コンテ：田中 一／作画監督：松浦仁美
第174話　脚本：志茂文彦／演出：高島大輔／絵コンテ：山田健学／作画監督：石井明治
第175話　脚本：志茂文彦／演出・絵コンテ：森 義博／作画監督：浜森理宏
第176話　脚本：志茂文彦／演出・絵コンテ：奥野コウ太／作画監督：松岡秀明

原作：許斐 剛（集英社『週刊少年ジャンプ』連載）／企画：岩田圭介（テレビ東京）、松下洋子／シリーズ構成：前川 淳／キャラクターデザイン・総作画監督：石井明治／美術監督：川井 憲／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／アニメーション制作：トランス・アーツ／アニメーション制作協力：Production I.G／監督：浜名孝行／製作：テレビ東京、ＮＡＳ　他

越前リョーマ：皆川純子／手塚国光：置鮎龍太郎／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／不二周助：甲斐田ゆき／菊丸英二：高橋広樹／河村 隆：川本 成／海堂 薫：喜安浩平／桃城 武：小野坂昌也／堀尾聡史：山崎樹範／加藤カチロー：中川 玲／水野カツオ：渡辺 慶／竜崎スミレ：尾小平志津香／越前南次郎：松山鷹志／ケビン・スミス：木内レイコ　他