ゆるぎない強さと、少しの妥協も許さない勝利への執着心　神の子・幸村精市
閉ざされる感覚の中でリョーマが掴んだ光。それこそが天衣無縫の極みなのか！？
「テニス、楽しんでる？」

【2話収録】
■第5話「最終決戦！　王子様ＶＳ神の子」
　相手に1ゲームも許さない圧倒的な強さ。“神の子”とあだ名される幸村の完全復帰。ライバルたちのおかげで記憶を取り戻したリョーマは、試合開始早々無我の境地を発動し、猛攻撃をしかける。風林火陰山雷、氷の世界、そして百錬自得の極み――。しかし、幸村は動ずることなく次々と大技を打ち返していく。病気のために、仲間ともに関東大会を戦うことができなかった幸村にとって、己の勝利、そしてチームの勝利こそ絶対。食らいつくリョーマに対して、幸村は…。
■第6話（最終話）「Dear Prince～テニスの王子様達へ～」
　神の子・幸村の本来のテニス。それは対戦相手の感覚をも奪うという究極のテニスだった。打球の強さを感じ取る触覚。球速やコースを捉える視覚、聴覚。どんな技も機械のように正確に返球されてしまうという追いつめられたイメージが、知らぬ間にリョーマの体を蝕んでいた。暗黒の闇にのまれて苦しむリョーマの脳裏に、かつて聞いた南次郎の言葉が甦る。「テニスってモンはな、楽しむもんだ」　その言葉はまるで光のようにリョーマの闇を切り裂いた――。

製作年度：2008

第5話　脚本：坂井史世／演出：多田俊介／絵コンテ：山本秀世／作画監督：渡辺 淳
第6話　脚本：坂井史世／演出・絵コンテ：山本秀世／作画監督：石井明治

原作：許斐 剛（集英社 ジャンプ・コミックス刊）／監督：多田俊介／キャラクターデザイン：石井明治／美術監督：皆谷 透／音響監督：平光琢也／音楽：渡部チェル／制作：NAS／アニメーション制作：M.S.C／アニメーション制作協力：Production I.G／製作：テニスの王子様プロジェクト　他

越前リョーマ：皆川純子／手塚国光：置鮎龍太郎／大石秀一郎：近藤孝行／乾 貞治：津田健次郎／不二周助：甲斐田ゆき／菊丸英二：高橋広樹／河村 隆：川本 成／桃城 武：小野坂昌也／海堂 薫：喜安浩平　他