ようやくパリにたどり着いたポルフィ
その頃、ミーナは自分の夢への第一歩を踏み出していた・・・

【4話収録】
■第45話「路地裏に咲く薔薇」
　ようやくパリに辿り着いたポルフィ。都会の人々冷たい反応に戸惑いつつ、入ったパン屋の主人から聞いた情報を頼りに下町へ行くと、とあるお店の店先で、運ばれてきた料理を台無しにしてしまった。怒った店主はポルフィの襟首をつかんで店の奥へと引きずりこんでしまう。そして、代金を弁償する代わりにポルフィに店で働けと告げる。
■第46話「パリのめぐり逢い」
　泊めてもらったローズのアパートのソファの上で、ポルフィは差し込んでくる朝日に目を覚ました。朝になって仕事から戻ってきて、今から眠ると言うローズ。ポルフィは働きながらミーナを探す決心をするが、再び立ち寄った親切なパン屋の主人からパリがどれだけ広い街かを教えてもらうと不安になるのだった。その頃、ミーナが占いをするイザベラの横でいつものように歌を口ずさんでいると、街角に偶然女優のティファニーが乗る車が止まっていた。自分の映画に出る子役を探していたティファニーは、客引きをしているミーナの姿に目を留め、その歌声に熱心に耳を澄ませていた。
■第47話「新しい扉」
　今日もパリの街を歩き回るポルフィ。ローズにどの辺りに行けばよいかをアドバイスしてもらうと、ポルフィはルーブル美術館を目指すことにする。その頃、イザベラからミーナをあずかったティファニーは、ミーナに一緒に暮らしてお芝居を学ぼうと話す。自分を可愛がってくれたイザベラのことを思うと、子役を務めることを決めかねてしまうミーナだったが、ある日ティファニーの稽古の様子を覗いて映画の役柄について話していくうちに、段々引き込まれて行く。
■第48話「夢のかけら」
　料理店の閉店後、床にモップをかけていたポルフィ。カウンターで帳簿をつけていたクサロは売上の金が足りないのはポルフィがお金をごまかしたせいだと責め始めた。お金は見つかったものの、両親の悪口を言われたポルフィは逆上して店を辞め飛び出してしまう。次の日、ローズは時間を持て余すポルフィを、外に連れて行くことにする。その頃、映画に出ることを決心したミーナは、ティファニーと一緒に最後の撮影日を迎えていた。

製作年度：2008

第45話　脚本：国井 桂／絵コンテ：山本靖貴／演出：山本靖貴／作画監督：今井一暁
第46話　脚本：谷口純一郎／絵コンテ：高柳哲司／演出：高橋成世／作画監督：KIM DAE HOON
第47話　脚本：国井 桂／絵コンテ：小林 治／演出：立場 良／作画監督：高鉾 誠
第48話　脚本：司馬 元／絵コンテ：高柳哲司／演出：鎌仲史陽／作画監督：飯飼一幸

原作：ポール・ジャック・ボンゾン「シミトラの孤児たち」より／監督：望月智充／シリーズ構成：国井 桂／キャラクターデザイン・総作画監督：赤堀重雄／美術監督：坂本信人／色彩設計：大平敬志／音楽：MOKA☆／制作：日本アニメーション

ポルフィ：甲斐田ゆき／ミーナ：藤村 歩／イザベラ：鶴ひろみ／ティファニー：林原めぐみ／パスカル：緒方賢一／ローズ：長沢美樹／カルロス：青山 穣／ジャンゴ：丸山詠二