「あきらめなければ、夢は逃げない。」

いつものように集会所で暇を持て余しているのは、リーダー格の森下葵(淡路恵子)、室田梅子(風見章子)、川部幾代(草村礼子)、茂森ジェーン(イーデス・ハンソン)、石倉琴江(正司照枝)、畑中小夜(絵沢萠子)、生駒頼子(馬渕晴子)ら婦人親睦会『ともしび会』の面々。市民サークルの発表会で「ともしび会」は何をやったらいいかと葵が思いあぐねている折、仕事にも私生活にも行き詰まり、里帰りしてきた孫娘、森下加奈子(西田尚美)のシナリオを見つける。葵は加奈子のシナリオを元に市民の日の出し物として芝居をやることにし、勝手に加奈子を演出家に決め仲間たちも説得。そして『ともしび会』の芝居の練習が始まった！
　しかしやる気はあるけどやはりド素人集団、セリフ覚えも悪く芝居はなかなか上達しない。その上練習がうまくいかないのをシナリオのせいにされ、ぶちきれて加奈子は飛び出してしまう。しかし、一番セリフ覚えの悪い幾代が密かに必死で練習しているのを見て、加奈子は戻る決意をする。加奈子が戻り、葵たちも心を入れ替えたことによってみんなの演技は日に日に上達していった。そんなある日、稽古中に梅子が倒れてしまう。自分のセリフを暗唱しながら息を引き取る梅子。梅子の死に責任を感じていた葵が息子夫婦に謝罪しに行ったところ、返ってきたのは芝居のおかげで梅子が明るく元気になったという感謝の言葉であった…。事故の再発を恐れ、周囲は「ともしび会」に公演中止を説得するが、「ここであきらめたら、梅さんがうかばれない！」　 はたしてみんなの夢は叶うのか？そして彼女たちのとった作戦とは？！

製作年度：2002

監督：渡邊孝好／脚本：高橋美幸・真崎 慎／企画・製作：鈴木 光／プロデューサー：藤田義則・原田文宏・渡辺正子／撮影：安田 圭／照明：金沢正夫／録音：宮本久幸／美術：金田克美／編集：奥原 茂／音楽：佐橋俊彦／音楽ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰｰ：長崎行男／製作：光和インターナショナル・バンダイビジュアル　他

淡路恵子／西田尚美／風見章子／草村礼子／イーデス・ハンソン／正司照枝／絵沢萠子／馬渕晴子／山田邦子／津川雅彦／益岡 徹／市川実日子／風吹ジュン／岸部一徳　他