深淵を往く者と阻もうとする者…冷たい交点に火花が散る。

【3話収録】
■Phase21「タンデム･ミラー」
　ついにハチマキは、あこがれのフォン・ブラウン号にやって来た。いよいよ第三次試験が開始されるのだ。一方、デブリ課には連合の監査官となったコリンが訪れていた。そんな中、タナベはやっとのことでハチマキに連絡を取ることができたが、突き放されてショックを受ける。気を取り直してミッションに出たタナベは、タンデムミラーエンジン事故にまつわるデブリを回収するのだったが…。
■Phase22「暴露」
　月での事故の後処理のためデブリ課の面々は月へ応援に来ていた。その頃ハチマキは、同じ月で、ハキムの起こした爆破事件に関して軌道保安庁の取り調べを受けていた。その帰路、連行されるクレアに遭遇し、ハキムとの関係を知って驚くハチマキ。そして忍者たちがエンジン事故の犠牲になったこと、ギガルトが病死したことなど、ハチマキの心を押しつぶす事実が次々と発覚する。その頃、宇宙防衛戦線は計画を本格的に始動させようとしていた…。
■Phase23「デブリの群れ」
　月ステーションでは、初の連合評議会が開催されようとしていた。一方、タナベはリュシーの厚意でコリン監査官とともに月軌道上のフォン・ブラウン号へと向かう。ハチマキの真意を確認するためだ。しかし、会議の開幕とともに宇宙防衛戦線がいっせいに行動を開始。ガリレオ開発のドルフは撃たれ、トイボックスⅡのフィーは頭部に銃を突きつけられてしまう。宇宙防衛戦線の目的は一体何なのか？

製作年度：2003

Phase21　演出・絵コンテ：村田和也／作画監督：千羽由利子・中田栄治
Phase22　演出：吉村 章／絵コンテ：須永 司／作画監督：しんぼたくろう・高瀬健一／総作画監督：千羽由利子
Phase23　演出・絵コンテ：大橋誉志光／作画監督：中谷誠一／総作画監督：千羽由利子

原作：幸村 誠（「モーニング」講談社刊）／脚本：大河内一楼／キャラクターデザイン：千羽由利子／コンセプトデザイン・設定考証：小倉信也／メカニカルデザイン：高倉武史・中谷誠一／美術監督：池田繁美／色彩設計：横山さよ子／撮影監督：大矢創太／編集：森田清次／音響監督：浦上靖夫／音楽：中川幸太郎／監督：谷口悟朗／製作：サンライズ・バンダイビジュアル・ＮＨＫエンタープライズ２１　他

ハチマキ：田中一成／タナベ：雪野五月／フィー：折笠 愛／ユーリ：子安武人／課長：緒方愛香／ラビィ：後藤哲夫／ドルフ：加門 良／クレア：渡辺久美子／エーデル：伊藤舞子／チェンシン：檜山修之／リュシー：倉田雅世／ギガルト：若本規夫／ハキム：大友龍三郎／ロックスミス：石塚運昇／ゴロー：飯塚昭三／コリン：私市 淳／ノノ：こおろぎさとみ／ナレーション：小林恭治　他