誰を見ても好きだなって思うなんて…清明…もしかしたら人生って捨てたもんじゃないのかも
「忘れたくないな。今日のこと」

【2話収録】
　立夏は唯子や弥生、瞳と共に横浜へ遊びに来ていた。傍らに草灯の姿はない。楽しげに振る舞う立夏だが、時間が経つにつれ、草灯の存在を強く意識していく。そんな立夏を草灯は影から見つめていた。「一緒にいない時の方が　強く、強く、思い出す」から、と。それは、よく晴れた日曜日。戦いもない、平和な一日のこと──。弥生の家へと遊びに行った立夏は、そこで偶然、スリープレスからもらったメモの答えにたどりつく。暗号のような英数字は、ネットゲームの待ち合わせ場所を示していたのだ！清明の死の真相を知るため、一人でゲームを始める立夏。そこで出会った、謎の女神。その正体もわからぬまま、立夏は眠りへと誘われていく──。そして、眠りから覚めた立夏を待ち受けていたものは…。

■第11話「WARLESS」
　日曜日、横浜に「思い出作り」に出かけた、立夏・唯子・弥生。保護者として瞳先生も一緒だ。にぎやかに遊園地をめざす4人の後を追う草灯…。さらにキオまで合流して、遠くから立夏たちの様子を見守ることに。しきりに携帯を気にする立夏の様子に、草灯は何故か満足げな笑みを浮かべていた。観覧車から見える、美しい青い海と空。「あいつにも見せてやりたい…。」　立夏が観覧車から降りたつと、そこには草灯が立っていて――。
■第12話（最終話）「ENDLESS」
　唯子に誘われ、弥生の家でゲームをしていた立夏は、不思議なメモに気がつく。それは金華・銀華から手に入れた暗号に酷似していた。謎のアルファベットと数字が示すものは、ネットゲームの待ち合わせ場所と時間…。草灯と連絡がとれないまま、立夏はひとりでゲームを開始する。待ち合わせの場所に訪れると、そこには「女神」が待っていた。
ゲームに集中していた立夏は、突然強い眠気に襲われる。深い眠りに落ちた立夏の頬をやさしく撫でる手。その手に誘われるように、立夏が見た光景は……

製作年度：2005

第11話　脚本：河原ゆうじ／演出：安藤 健／絵コンテ：桜美かつし／作画監督：浜津武広・ひのたかふみ
第12話　脚本：河原ゆうじ／演出・絵コンテ：鵜飼ゆうき／作画監督：岩倉和憲・中山由美

原作：高河ゆん（一迅社「Comic ZERO-SUM」連載）／シリーズ構成：河原ゆうじ／キャラクターデザイン：岩倉和憲／総作画監督：中山由美／美術監督：小田理恵／色彩設定：店橋真弓／撮影監督：大河内喜夫／CGIディレクター：武山 篤／編集：後藤正浩／音響監督：関 優子・三間雅文／音楽：笹路正徳／監督：紅 優／アニメーション制作：J.C.STAFF／製作：ななつの月　他

青柳立夏：皆川純子／我妻草灯：小西克幸／羽渡唯子：植田佳奈／奈津生：斎賀みつき／瑶二：吉野裕行／東雲 瞳：能登麻美子／弥生：福山 潤／海堂貴緒：武内 健／勝子先生：篠原恵美／律先生：子安武人／女神：久川 綾／青柳美咲：山崎和佳奈／青柳清明：成田 剣　他