個性豊かなキャラクター、猫耳母からライオン、クラゲ、果ては生物兵器まで！

【3話収録】
■拾九わ「その気がなくてもドジデビル」
　山の中、自然に囲まれたひなびた一軒の温泉宿に乱崎家の面々は向かっていた。宿に到着した一行を出迎えたのは、以前「ぱちんこ屋」という名のパン屋を切り盛りしていた鷹緑切子であった。切子はお世話になったお礼にと、オフシーズンの宿に乱崎家を招待したのである。そしてあの時、自分を好きだと言ってくれた雹霞ともう一度会うために‥‥。だがそんな一行を見つめるアヤシイ影があった。そう、ドジデビルと呼ばれる悪魔の姿が。
■弐十わ「ビタミンCの森」
　森の中を走る2人の女の子。幼い頃の千子（千花）と千子の姉、百万子であった。百万子の手を引き、森の奥にある廃墟となった小屋にたどり着いた千子は、小屋に居る友達に向かって叫ぶ。「この姉を殺して！ ビタミンC」と‥‥。時は現代、乱崎千花は友達である桃草愛智、山口聖、罪木静らと共に、新居に引っ越した聖の家に遊びにいくことにする。だが乗り込んだ電車で走り去る影を目にする。その昔、友達と呼んでいた魔獣の影を‥‥。
■弐十一わ「黒サンタさんは夜眠れない」
　手にサンタクロースの絵本を持った凶華が、大声を上げながらリビングに飛び込んでくる。今までクリスマスを知らずに過ごしてきた凶華は、サンタからプレゼントを貰えると知り、大はしゃぎしているのだ。しかし銀夏に、大人はプレゼントを貰えないと言われ落ち込み、部屋に引きこもってしまう。‥‥1週間後、12月24日にやっと部屋から出てきた凶華は何かを企んでいた。と、そこに黒いサンタ衣装に身を包んだ少女がやってくるのだが‥‥。

製作年度：2008

拾九わ　脚本：長谷川勝巳／絵コンテ：佐藤雄三／演出：佐土原武之／作画監督：尾尻進矢
弐十わ　脚本：花田十輝／絵コンテ：こでらかつゆき／演出：柳 伸亮／作画監督：大河原晴男
弐十一わ　脚本：門田祐一／絵コンテ：山中英治／演出：白石道太／作画監督：大河原晴男・滝川和男

原作：日日日／監督：黒田やすひろ／キャラクター原案：x6suke／キャラクターデザイン・総作画監督：古賀 誠／シリーズ構成：池田眞美子／美術監督：館藤健一／撮影監督：菅原 徹／色彩設計：鎌田千賀子／音響監督：明田川 仁／音楽：菊谷知樹／音楽制作：ランティス／アニメーション制作：ノーマッド

乱崎凶華：藤村 歩／乱崎凰火：近藤孝行／乱崎銀夏：藤田圭宣／乱崎帝架：安元洋貴／乱崎雹霞：広橋 涼／乱崎千花：戸松 遥／乱崎優歌：花澤香菜／乱崎月香：佐藤利奈　他