ふくだももこ監督最新作、映画『君が世界のはじまり』。この度、公開日が7月31日(金)に決定しました。そして、映画の世界観を完璧に表現した大島智子による完全描き下ろし コンセプトイラストが到着。このイラストを使用した特製ポストカードセット(コンセプトイラスト+ティザー&イメージビジュアルの6枚組)付きムビチケ前売券が、6月12日(金)より発売開始となります。
本作と気鋭のクリエイター大島智子がコラボしたコンセプトイラスト解禁!
イラストレーター、映像作家として活躍し、女性を中心に感度の高い層から支持され、個展開催、漫画家デビューと様々なシーンで注目を集める気鋭のクリエイター大島智子。
2018年にCanCam.jpにて連載した漫画『セッちゃん』が話題にもなった彼女が、映画と原作小説に惚れ込み、その危うく、熱っぽい世界観をコンセプトイラストに描き上げた。
今回手掛けたイラストは、合計14点にも上る大ボリューム!!登場人物一人ひとりにフォーカスしたイラストや、先日解禁されたイメージビジュアルにもあるような2ショットのもの、さらには、劇中では見ることのできない高校生6人全員の集合ショットなどが描かれている。
本作を観て、「視線を丁寧に描いている映画」だと感じた大島は、イラストを描き上げるにあたり「映画を観て感じたそれぞれの「視線」を意識して描きました。映画の中では6名が集合することが無いので、関係性を考えながら描くのが楽しかったです。」と明かしており、映画の中で映し出される青い春のその瞬間にしか存在しないヒリヒリするようなエネルギーと自信の世界観を見事に融合させたイラストとなっている。彼女のイラストの中で登場人物たちが見せる表情は、物語の解釈をさらに幾重にも広げるだろう。
なお、このイラストは6月12日(金)から発売されるムビチケ前売り券の特典になることも決定している。
■大島智子/コメント全文
視線を丁寧に描いている映画だなと思いました。視線の先の誰かの瞳には、別の誰かが映っている。誰かと交わったように思える夜が終わって、またばらばらな朝がくること。それが生き存える為の一瞬のように感じること。
映画を観て感じたそれぞれの「視線」を意識して描きました。映画の中では6名が集合することが無いので、関係性を考えながら描くのが楽しかったです。描いているうちに、それぞれの人物がどんどん愛おしくなっていきました。
映画の空気感を少しでも表現できていたら幸いです。
(プロフォール)
2010年からイラストを元にしたGIFアニメをTumblr上に公開し始める。どこにでもいるような女の子の繊細さやアンニュイな雰囲気の絵が特徴的で、女性を中心に強い支持を集めている。泉まくらのアートワーク制作をはじめ、玉城ティナのグッズデザイン、最果タヒの詩や紗倉まなによる短編小説の挿絵も手掛ける。2017年初の作品集『Less than A4』を発売し、個展『パルコでもロイホでもラブホでもいいよ』を開催。2018年にはCanCam.jpにて連載した漫画『セッちゃん』を小学館より発売。
■ムビチケ発売・特典情報
特製ポストカードセット(コンセプトイラスト+ティザー&イメージビジュアルの6枚組)付きムビチケ前売券 6月12日(金)発売開始!*特典は数量限定となります。
<あらすじ>
大阪の端っこのとある町。深夜の住宅地で、中年の男が殺害される。犯人は高校生だった。
この町の高校2年生のえん(松本穂香)は、彼氏をころころ変える親友の琴子(中田青渚)と退屈な日々を送っていたが、琴子がサッカー部のナリヒラ君(小室ぺい)に一目惚れしたことで、二人は徐々にすれ違うようになっていく。同じ高校に通う純(片山友希)は、母が家を出ていったことを無視し続ける父親に何も言えぬまま、放課後ショッピングモールで時間をつぶす。ブルーハーツを聴きながらふと通りかかった屋上で、東京から転校してきた伊尾(金子大地)と会い、求めるものもわからぬまま体を重ねるようになる。偶然ナリヒラ君の秘密を知るえん。急接近した二人を見て見ぬふりをする琴子。琴子に思いを寄せる、サッカー部キャプテンの岡田(甲斐翔真)。思いの捌け口を見つけられない純。田舎に閉じ込められた自分と義母を重ねる伊尾。変わらない町―。
そんなある朝、父親殺しの犯人が逮捕され……。
郊外の気怠い空気とそれぞれの感情が混じり合い、物語は疾走していく。
<映画『君が世界のはじまり』について>
2016年に短編小説「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞し、2019年には『おいしい家族』で長編劇映画監督デビューを果たしたふくだももこ監督。2020年には舞台の作・演出も手掛け、もはやジャンルのボーダーラインを軽々と飛び越え、新時代の先頭に立つカルチャーアイコンの一人となりつつあります。
そんな彼女の原点である2本の短編小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を再構築し、一本の映画にするというプロジェクトが実現。
ふくだ監督にとっての「特別な物語」を託した脚本家は、『リンダ リンダ リンダ』、『もらとりあむタマ子』、『愚行録』など、その時代に傑出する話題作を手掛けてきた鬼才・向井康介。「40歳を越えて、もう青春映画を書くことはないと決めていた」と語る円熟の脚本家が、ふくだ監督の言葉のひとつひとつに突き動かされ、青い春のその瞬間にしか存在しないヒリヒリするようなエネルギーを新たなストーリーに結実させました。
主演には、『おいしい家族』(19)以来、ふくだ監督と二度目のタッグとなる松本穂香を迎え、魂を焦がす青春映画の新たな傑作が、青春映画がここに誕生しました!
出演:松本穂香
中田青渚 片山友希 金子大地 甲斐翔真 小室ぺい
板橋駿谷 山中 崇 正木佐和 森下能幸
江口のりこ 古舘寛治
原作・監督:ふくだももこ 『えん』『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』 脚本:向井康介
音楽:池永正二 撮影:渡邊雅紀 照明:林 大智 録音:西 正義 整音:原川慎平 編集:宮島竜治
美術監修:小坂健太郎 衣裳:宮本茉莉 ヘアメイク:有路涼子 スチール:木村和平 助監督:伊藤希紗
企画制作:オフィス・シロウズ 配給:バンダイナムコアーツ
製作:『君が世界のはじまり』製作委員会 バンダイナムコアーツ アミューズ オフィス・シロウズ
映画『君が世界のはじまり』
2020年7月31日(金) テアトル新宿ほか全国ロードショー
※新型コロナウィルス感染拡大の状況等により、公開延期となる可能性もございます。
©2020『君が世界のはじまり』製作委員会
▼映画『君が世界のはじまり』 公式サイト
https://kimiseka-movie.jp/
▼映画『君が世界のはじまり』 公式Twitter