いつもお世話になっております。ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生と BL 好きの女子同級生との恋愛を通じ、世間にはびこる“ふつう”という価値観とのギャップに向き合う男女の姿を描いた映画『彼女が好きなものは』が、2021 年 12 月 3日(金)より公開となります。原作は、小説家・浅原ナオトの「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)。
Web小説サイト「カクヨム」で話題となり、2018 年 2月に書籍化、2019 年 4月には NHK で「腐女子、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化もされ、大きな反響を呼びました。
主人公の安藤純を演じるのは神尾楓珠。「異性を愛したい」「家庭を築きたい」と世間で“ふつう”と言われる幸せを手にしたいと願いながらも、自分らしさとの狭間で葛藤する純を繊細に演じています。純に恋をする女子高校生の三浦紗枝役には山田杏奈。自分の好きなものを素直に好きだと言えない悩みを抱えながら、純と共に成⻑していく姿を瑞々しく好演しています。
純の幼馴染みの高岡亮平役は前田旺志郎、クラスのリーダー的存在の小野雄介役は三浦獠太、紗枝の親友の今宮くるみ役は池田朱那。そして、純の恋人の佐々木誠役には今井翼が扮し、自分の性的指向やアイデンティティに悩む純にかつての自分を重ねるように、優しく寄り添います。また、純のSNSでのみ繋がっている友人 Mr.ファーレンハイト役には磯村勇斗、紗枝のBL 好き仲間で腐女子の先輩・佐倉奈緒役に三浦透子、奈緒の彼氏の近藤隼人役に渡辺大知、純を女手一つで育てる母親・安藤みづき役に山口紗弥加と、個性豊かな実力派キャストが集結しました。
この度、ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」で Mr.ファーレンハイト役を演じた声優の小野賢章が、本作『彼女が好きなものは』の音声ガイドのナレーションを務めることが決定いたしました。音声ガイドとは、見えない・見えづらい方が映画を楽しめるように映像を言葉で説明したガイドで、アプリ UDCast を使えばどなたでも聞くことができます。監督が監修した音声ガイドは作品の理解を深めるため、リピート鑑賞にもご活用いただけます。また、耳が聞こえない・聞こえづらい方のためにバリアフリー日本語字幕の上映も予定しております(UDCast 方式も対応しています。バリアフリー日本語字幕の上映情報は、公式 HP にてお知らせいたします)。本作が描く、他者を理解するために「相手を知ること」「想像すること」というメッセージをバリアフリー上映という形でもお届けできたらと思います。
本日より、日本語字幕・音声ガイド付きの予告編映像も公開。音声ガイドのナレーションを務めた、小野賢章のコメントも到着しました。
小野賢章(おの けんしょう)コメント
映画『彼女が好きなものは』の音声ガイドのナレーションを務めました、小野賢章です。
映画にそっと寄り添えるような雰囲気を意識して収録に臨みました。
ドラマ版にも出演し、映画にもこういう形で参加できて光栄です。
色んなことを考えさせられる、とても素敵な⻘春映画になっています!
音声ガイドはアプリ UDCast で誰でも聴きながら映画を楽しめるので、ぜひ映画館でご覧ください!
日本語字幕・音声ガイド付き予告編
映画『彼女が好きなものは』作品情報
監督・脚本:草野翔吾
原作:浅原ナオト「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)
出演:神尾楓珠 山田杏奈 前田旺志郎 三浦獠太 池田朱那 渡辺大知 三浦透子 / 磯村勇斗 山口紗弥加 / 今井 翼
エグゼクティブプロデューサー:成 宏基 / プロデューサー:前原美野里、宮本 綾
ラインプロデューサー:小泉 朋 / 音楽:ゲイリー芦屋
撮影:月永雄太 / 照明:藤井 勇 / 美術:安宅紀史 / 録音:齋藤泰陽 / 装飾:山本直輝
スタイリスト:SAKAI / ヘアメイク:寺沢ルミ / 編集:浦部直弘 / 助監督:杉岡知哉 / 制作担当:狭間聡司
スチール:柴崎まどか / 宣伝デザイン:大寿美トモエ / 宣伝プロデューサー:小口心平
企画協力:KADOKAWA / 企画・制作・プロデュース:アニモプロデュース
配給:バンダイナムコアーツ、アニモプロデュース
製作:「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年/日本/121分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/デジタル
PG12
【STORY】ほしいのは、“あたりまえ”の幸せ。
高校生の安藤純は自分がゲイであることを隠して日々を過ごしている。ある日、書店でクラスメイトの三浦紗枝が、男性同士の恋愛をテーマとした、いわゆるBLマンガを購入しているところに遭遇。BL好きであることを秘密にしている紗枝は「誰にも言わないで欲しい」と純に口止めをするのだが、彼女はまだ知らなかった。目の前にいる純がゲイであることに。
純には妻子ある同性の恋人・誠がいるが、書店での遭遇をきっかけに、純と紗枝は急接近。紗枝の友人達とダブルデートをしたり、クラスメイトたちと遊園地で遊んだりと仲を深めるうちに、純は紗枝から告白をされる。 「自分も“ふつう”に女性と付き合い、“ふつう”の人生を歩めるのではないか?」。⼀縷の望みにかけるかのように、紗枝の告白を受け入れ、付き合うことになったのだが・・・。
2021年12月3日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
©2021「彼女が好きなものは」製作委員会
▼映画『彼女が好きなものは』公式サイト
https://kanosuki.jp/
▼映画『彼女が好きなものは』公式Twitter
@kanosuki2021