5⽉6⽇(⾦)全国公開。是枝裕和監督が率い、西川美和監督が所属する映像制作者集団「分福」の気鋭の新人監督・川和田恵真監督の商業映画デビュー作『マイスモールランド』 。
この度、歌⼿・俳優の武⽥鉄⽮、映画監督の⻄川美和、俳優の⽯橋静河、漫画家の今⽇マチ⼦、ガンダムシリーズで知られる漫画家の安彦良和ら、各界の著名⼈から本作に寄せられたコメントととともに、<クルドの⺠族⾐装>と<⽇本の制服>という主⼈公サーリャの“どちらも本当”である2つの姿を通して、彼⼥のアイデンティへの葛藤をイメージするようなイラスト、そして<15秒予告―⻘春編―&メイキング>映像が解禁となりました。
<15秒予告―⻘春編―&メイキング>映像
解禁される映像は<15秒予告―⻘春編―>と撮影<メイキング>。15秒予告は、サーリャと聡太の2⼈が少しずつ⼼を寄せていく様⼦が伝わるものになっており、メイキングでは、⾬のシーンのために散⽔を準備するスタッフと⼀緒におどけるオフショットが。⾃ら<⾬の中>に⾝を委ね、くるくる回りながら満開の笑顔を⾒せる素顔の2⼈は劇中の姿ともリンクする、今⽇マチ⼦のコメントにある“⻘春のきらめき”を映し出した映像となっている。
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武⽥鉄⽮(歌⼿・俳優)、⻄川美和(映画監督)、⽯橋静河(俳優)、今⽇マチ⼦(漫画家)、安彦良和(漫画家)ほか各界著名⼈からコメント到着!
歌⼿・俳優の武⽥鉄⽮ は『「国籍」「⺠族」という重い⾔葉を背負い、 クルドの少⼥は懸命に⽣き、希望を探します。 ラストシーンは静かで美しい。 世界で国を失った⼈達への希望の伝⾔になるでしょう 』 、映画監督の⻄川美和 は『みずみずしい恋の⾵景がある。しかしみずみずしい恋だけでは、何も解決し得ない。 異邦の少⼥に惹かれるこの国の⼼優しい少年は、哀れなほど無⼒だ。少年の無⼒は私の無⼒であり、この映画の中で最も重たい問いかけなのではないかと思う』 、俳優の⽯橋静河 は『もし私の横に彼⼥がいても、お⾦を渡したり、ご飯を作ってあげることしかできないだろう。そう思うととても情けない気持ちになった。でも、スクリーンの中の彼⼥とともに⼼の底から絶望し、涙することは ⾃分の中に無意識に存在させている「差別」を⾒つける第⼀歩だと思った』 とコメントを寄せた。そして、漫画家の今⽇マチ⼦ は『⾃由な⾼校⽣活から、数々の制限をかけられた⽣活へ。「ごく普通」が豹変する様⼦は⽇本における難⺠問題を知る⼀助になるだろう。それでも友情や進路問題、恋がある。⻘春のきらめきは境遇の苦さに勝るのだ』 とコメントし同時にイラストを書き下ろした。書き下ろしたイラストは、クルドの⺠族⾐装をまとったサーリャと、⽇本の⾼校の制服を着たサーリャ、2⼈のサーリャが背中合わせに⽴つ姿を描いたもの。幼い頃から育った愛着のある「⽇本」と「クルド⼈」としてのアイデンティに葛藤するサーリャの⼼情が表現されている。
また、最後のガンダム映像作とされる6.3公開の『機動戦⼠ガンダム ククルス・ドアンの島』で監督を務める安彦良和からもコメントが到着 。ガンダムの作画監督として知られるが初期の漫画作品「クルドの星」ではクルドをテーマに物語を紡いでおり「世界で、⽇本⼈の対極にいるのがクルド⼈です。そのクルド⼈は「可哀想」なのではなく「勁い(つよい)」のです。ラストのサーリャのつよいまなざしは、⽇本⼈にも「勁くあれ」と⾔っているのだと思います。たいへんいい映画をみせていただきました。」とコメントしている 。
<コメント⼀覧> ※50⾳順
秋⼭ゆずき(俳優) ※川⼝出⾝
★⾃分が⽣まれ育ったこの街に、 ⽣きる為に働く事も許されず家族揃って⽣活する事も難しい状況である⼈達がいる事を恥ずかしながら知りませんでした。未来を守ってあげたい。この作品を観て同じようにこの問題を知る⼈が⼀⼈でも増えて欲しいです。
あんこ(お笑い芸⼈/映画系YouTuber)
★⾃分にとってごく⾃然な⽇常⽣活を過ごす、⾼校⽣のサーリャちゃん。そこに"クルド⼈の"が付くことで、浮き彫りになった不条理な社会問題。 そんな闇と、思春期に揺れ動くサーリャちゃんの⼼に触れられる映画。
みんなに観て知って欲しい作品だよ!
⽯橋静河(俳優)
★もし私の横に彼⼥がいても、お⾦を渡したり、ご飯を作ってあげることしかできないだろう。そう思うととても情けない気持ちになった。でも、スクリーンの中の彼⼥とともに⼼の底から絶望し、涙することは ⾃分の中に無意識に存在させている「差別」を⾒つける第⼀歩だと思った。
今⽇マチ⼦(漫画家)
★⾃由な⾼校⽣活から、数々の制限をかけられた⽣活へ。 「ごく普通」が豹変する様⼦は⽇本における難⺠問題を知る⼀助になるだろう。それでも友情や進路問題、恋がある。⻘春のきらめきは境遇の苦さに勝るのだ。
クリス智⼦(ラジオパーソナリティ)
★「⽇本⼈か、⽇本⼈じゃないか」。その線引きが⽇常に平然とある社会。 ⽇本⼈にはほぼ⾒えない線でも、⽇本⼈じゃない⼈には、時に有刺鉄線にもなりうる線。わたしたちの暮らしの中で⼀番⼤切な想像⼒というものを再認識できる映画です。
関根⿇⾥(タレント)
★家族のために⼒強く逞しく成⻑する⼦供の姿と、いつだって⼦の幸せを願う親の気持ちに⼼打たれました。
武⽥鉄⽮(歌⼿・俳優)
★「国籍」「⺠族」という重い⾔葉を背負い、クルドの少⼥は懸命に⽣き、希望を探します。ラストシーンは静かで美しい。世界で国を失った⼈達への希望の伝⾔になるでしょう。
⻄川美和(映画監督)
★みずみずしい恋の⾵景がある。しかしみずみずしい恋だけでは、何も解決し得ない。異邦の少⼥に惹かれるこの国の⼼優しい少年は、哀れなほど無⼒だ。少年の無⼒は私の無⼒であり、この映画の中で最も重たい問いかけなのではないかと思う。
望⽉優⼤(ライター)
★多くの⼈は彼⼥の秘密を知らないし、秘密を抱えさせていることにすらきっと気づいていない。もがいて、苦しんで、それでも⽣き延びようとする彼⼥の中から、真実が叫んでいた。
Moment Joon(ラッパー)
★今の⽇本で絶対に語られるべき物語。「可哀そう」を超えて「尊重」へ、「尊重」を超えて「普通」へ、そんな⽇本になることを願う。
安彦良和(漫画家)
★世界で、⽇本⼈の対極にいるのがクルド⼈です。そのクルド⼈は「可哀想」なのではなく「勁い(つよい)」のです。ラストのサーリャのつよいまなざしは、⽇本⼈にも「勁くあれ」と⾔っているのだと思います。たいへんいい映画をみせていただきました。
マイスモールランド
《ストーリー》
クルド⼈の家族とともに、⽣まれた地を離れ、幼い頃から⽇本で育った17歳の少⼥、サーリャ。少し前までは同世代の⽇本⼈と変わらない、ごく普通の⾼校⽣活を送っていた。ある⽇、難⺠申請が不認定となり、家族の⽇常が⼀変する。埼⽟に住むサーリャは、在留資格を失った今、バイトをして、⼤学に進学し、東京の⾼校に通う聡太と⾃由に会うこともできない。⽇本に居たいと彼⼥が望むことは“罪”なのだろうか――?
5月6 日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
出演:嵐莉菜、奥平大兼、平泉成、藤井隆、池脇千鶴、アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデー、韓英恵、サヘル・ローズほか
監督・脚本:川和田恵真
主題歌:ROTH BART BARON 「N e w M o r n i n g」
企画:分福
制作プロダクション:AOI Pro.
共同制作:NHK FILM-IN-EVOLUTION(日仏共同制作)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
製作:「マイスモールランド」製作委員会
配給:バンダイナムコアーツ
是枝裕和監督が率いる「分福」気鋭の新⼈監督・川和⽥恵真監督による商業映画デビュー作『マイスモールランド』。⽇本に住む難⺠申請中のクルド⼈の家族に告げられた、過酷な現実。在留資格を失い、普通の⾼校⽣としての⽇常が奪われてしまった17歳の主⼈公サーリャが、理不尽な社会と向き合いながら、⾃分の居場所を探し、成⻑していく物語が描かれる。本年度のベルリン国際映画祭では、アムネスティ国際映画賞《特別表彰》に輝いている。主⼈公サーリャを演じるのは、⾃⾝も5カ国のルーツを持ち、ViVi専属モデルとして活躍する嵐莉菜。サーリャが⼼を開く少年・聡太を注⽬の俳優・奥平⼤兼が演じている。
©2022「マイスモールランド」製作委員会
▼マイスモールランド 公式サイト
mysmallland.jp
▼マイスモールランド 公式Twitter
@mysmallland