「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか20以上の映画祭に出品され、第77回毎日映画コンクールで日本映画大賞・監督賞他5部門を受賞するなど国内外で絶賛を浴びた三宅唱監督が映画化。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、今回は同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる『夜明けのすべて』が2月9日に公開を迎えます。
三宅監督作品として、2019 年の『きみの鳥はうたえる』(フォーラム部門)、昨年の『ケイコ 目を澄ませて』(エンカウンターズ部門)以来2 年連続、3 回目のベルリン国際映画祭選出となった本作。さらに上白石萌音と共に主演を務め、パニック障害を抱えた青年・山添くんを演じた松村北斗は、昨年声優として出演した『すずめの戸締まり』(22/新海誠監督)が第73 回ベルリン国際映画祭に正式出品されており、今年で2 年連続の招待となり、監督・キャストともに実力派揃いの期待作として世界中から注目を集めています。
この度、上白石萌音演じる藤沢さんが、松村北斗演じる山添くんの髪を切るシーンのメイキング映像と本編映像の一部が解禁となりました。更に、公開初日の2月9日(金)~2月12日(月・祝)の4日間限定で、本作を鑑賞した方に入場者プレゼントとして【オリジナルフィルム風フォトシート(サイズ:35mm×100mm)】の配布が決定しました。
上白石萌音が実際に松村北斗の髪を切る…!?藤沢さんの驚くべき行動の撮影裏に迫る メイキング+本編映像解禁!
この度解禁となったのは、上白石萌音演じる藤沢さんが、松村北斗演じる山添くんの髪を切るシーンのメイキング映像と本編映像の一部。
月に一度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、電車などの混雑した乗り物や美容室などの狭い室内に入れないパニック障害を抱えた山添くん。栗田科学という職場の同僚として過ごしていたふたりは、お互いに自分ではどうすることもできない“生きづらさ”を抱えている共通点があることを知る。少しでも山添くんの力になろうと、自転車をプレゼントするため突然山添くんの家を訪問する藤沢さんは、そこで彼が自分で髪を切ろうとしていたことに気づき散髪をしてあげることに。自信満々にハサミを入れるも、「あ…」と呟き手を止める藤沢さんに「大丈夫ですか?」と不安げな山添くん。「大丈夫…もう一回チャンス頂戴!」と声を漏らす藤沢さんに、「チャンスってことは失敗したんですよね!?」と山添くんがすかさず突っ込むという、なんとも微笑ましいふたりの姿が収められている。
出来ないことも自分ひとりで解決しようと殻にこもりがちな山添くんとちょっぴりおせっかいで陽気な藤沢さん。両極端でありながらもふたりが打ち解けあうきっかけとなった、本作にとっても重要なシーンだ。
実際の撮影風景には、切り方、髪の毛の量、切る位置など指導を受けながら、真剣な表情で確認する上白石の姿が。今回役作りのため髪を伸ばして地毛で撮影に臨んだ松村だが、切られる側として上白石にプレッシャーがかからないようやさしく声をかける様子もうかがえる。そんなふたりを三宅監督も傍で見守っており、失敗が出来ない一度きりのチャンスに、チーム一丸となって臨んだシーンとなった。ただならぬ緊張感の中撮影されたシーンだからこそ生み出されたリアリティあふれる空気感を、是非大きなスクリーンで体感してほしい。
山添くんと藤沢さんの日常を切り取った【オリジナルフィルム風フォトシート】公開4日間限定入場者特典解禁!
本作の公開を記念して、公開初日の2 月9 日(金)~2 月12 日(月・祝)の4 日間限定で、本作上映館にて本作を鑑賞した方に入場者プレゼントとして【オリジナルフィルム風フォトシート(サイズ:35mm×100mm)】の配布が決定(※数量限定、無くなり次第終了となります)。山添くんと藤沢さんの職場の栗田科学で一緒に洗車をするシーンや、この度解禁となった藤沢さんによる散髪シーンなど、ふたりの日常が映し出されたアイテムとなっている。
「自分のことはどうにもならなくても、相手を“助けられることはある”」そう支え合いながら日々を送るふたりの姿に、是非注目してほしい。
夜明けのすべて 作品概要
「思うようにいかない毎日。それでも私たちは救いあえる。」
ささやかなでも確かなつながりが照らす、かけがえのない物語
【ストーリー】
「出会うことができて、よかった」
人生は想像以上に大変だけど、光だってある―
月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添くんのある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりにもかかわらず、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っていたのだった。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。
出演:
松村北斗 上白石萌音
渋川清彦 芋生悠 藤間爽子 久保田磨希 足立智充
りょう 光石研
原作:瀬尾まいこ『夜明けのすべて』(水鈴社/文春文庫 刊)
監督:三宅唱
脚本:和田清人 三宅唱
音楽:Hi’Spec
製作:『夜明けのすべて』 製作委員会
企画・制作:ホリプロ
制作プロダクション:ザフール
配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
2024年2月9日(金)ロードショー
©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
▼映画『夜明けのすべて』 公式サイト
yoakenosubete-movie.asmik-ace.co.jp
▼映画『夜明けのすべて』 公式X
@yoakenosubete
▼映画『夜明けのすべて』 公式Instagram
@yoakenosubete_movie
▼映画『夜明けのすべて』 公式TikTok
@yoakenosubete_movie