第22回「大洗あんこう祭」参加キャスト&アーティスト スペシャルインタビュー[ガールズ&パンツァー 大洗女子学園掲示板]
11月18日(日)に大洗町にて開催され、前年を超える来場者で賑わった「大洗あんこう祭」。そのステージに出演した直後のあんこうチームと主題歌アーティストのお二人に、イベントを終えた感想や『最終章 第2話』に向けた意気込みなどを伺った。
──「大洗あんこう祭」へのご出演お疲れ様でした! 今年で7年連続参加となるあんこうチームの皆さんと、新曲を発表されたアーティストのお二人は、今年のあんこう祭からどのような印象を受けましたか?
渕上今年は例年以上にスタッフの皆さんが忙しくされていた印象です。会場のお客さんもいつも以上に多かったように見えました。今年は何人いらしたのか発表が楽しみです。
茅野7年目も全員揃って参加できたことは何よりですし、今年はChouChoさんと佐咲さんも一緒にステージに立てて嬉しかったです。今回もビックリするほどのお客さんが来ていましたが、ステージを待っている間はすごく静かなんです。あんこう祭りのステージが毎年開催できるのは、マナーの良い参加者の皆さんのお陰だと思いました。そんな皆さんのお心遣いにあらためて感謝しています。ありがとうございます。
尾崎あんこう祭のステージはこのメンバーが全員揃って、ファンの皆さんとお会いできる年に一度の機会です。毎年のあんこう祭はまるで親戚の集まりのようで、今年も新しく来てくださった方が大勢いて、親戚の輪は広がり続けています。そんな大勢の人数に囲まれながらも気張ることなく、今回のステージも楽しくやらせていただきました。そして、このような場所があることは本当に幸せだと思いました。
中上本当に気張らずに済むのは有り難いです。今回のステージでは最初にパノラマ写真を撮らせてもらったのに誰にも怒られませんでした(笑)。あと、事前の天気予報では天気が心配だったのですが、今年はすごく天候に恵まれて良かったです。これもファンの皆さんの日頃の行いが良かったからだと思います。来年のあんこう祭も絶対に晴れてほしいですね。
井口来てくださる方の人数が年々増えていて、今日のステージから見えた風景は人の頭ばかりで、「本当にここは大洗なのか!?」という印象でした。また今回はあんこうチームにChouChoさんと佐咲さんが加わり、司会も廣岡祐次さんから鳥居玲さんに代わったりと、7年目にして迎える新しいあんこう祭に新鮮な気持ちになりました。
──ChouChoさんと佐咲さんは5.1ch BOXテーマソング「Still a long way to go」のライブ初披露と握手会も実施されましたが、それらのイベントを終えての感想をお願いします。
ChouCho私は3年ぶりに来させていただきましたが、来る度に人数の多さに圧倒されます。そして、ここにいる10万人以上の人が『ガルパン』が好きな方だと思うと感慨深く、ステージではこの作品に関わることができた幸せを実感していました。またあんこうチームの皆さんともお会いできましたし、今回のような機会を設けてくださって感謝します。
佐咲最初に呼んでいただいた5年前のあんこう祭では「あんこう音頭」、去年は「Grand symphony」、そして今年はChouChoちゃんと一緒に「Still a long way to go」を歌わせていただきました。毎回ステージに立つ度に新曲の初披露で、それを夥しい人数の前で歌うので緊張感がもの凄いんですよ。でも聴いてくださる皆さんが「1秒も聴き逃すまい」という真剣な顔つきで、それがプレッシャーでもあり、温かい応援でもあり、すごく気持ち良かったです」
ChouCho初披露の時は私も緊張しますが、今回は二人なので心強かったですね(笑)。また今回は自分で作った曲なので、早く披露したい気持ちもあったのでライブができて嬉しかったです。その後の握手会ではファンの方々から新曲の感想を直接いただき、『感動して泣きました』と仰ってくださった方が何人もいたんですよ。あと「初めてあんこう祭に来ました」という方や、北海道、九州、そして台湾から来られた方もいて、『ガルパン』の輪の広がりを実感しました。
──「Still a long way to go」制作時のエピソードなどがありましたらお教えください。
佐咲今回の「Still a long way to go」は『ガルパン』のアンセム(賛歌)がコンセプトですが、二人とも考えていた曲のイメージが一緒だったんですよ。それを作曲も担当されたChouChoちゃんが形にしてくれて、音源を聴いた時は「これ、このままでいいから早くリリースして!」と思いました(笑)。握手会では「ハモ(ハーモニー)が気持ち良かったです」と言ってくださった方がいたのですが、実はこの曲って二人が気持ち良く歌えるキーで作られていて、ハモりではなく二人ともメインになっているんですよ。私達の声ってソロの時はまったく違うのに、なぜか一緒に歌うと解け合うんです。私達の不思議な魅力ですね(笑)。
ChouCho二人が重なるような音域を意識して作りましたが、実際に重ねてみたら予想以上に広がったんですよ。完成型を初めて聴いた時は、自分で作った曲なのに感動しました(笑)
佐咲自画自賛しちゃうくらい素敵になったね(笑)
ChouCho温めてきた曲の初披露でしたからね(笑)。『ガルパン』には良い曲が多いので、この曲もその中に入れてもらいたいです。
佐咲ステージでも言いましたが、今後のライブでもぜひ歌わせていただいて、お客さんにも肩を組んで泣きながら歌ってほしいです(笑)。
──今回は『最終章』ヒット祈願のため大洗磯前神社に参拝されたそうですが、ヒット祈願に出席された感想を渕上さんから代表してお願いします。
渕上これまでも節目節目でヒット祈願をさせていただきました。神聖な場所で行う儀式なので、その度に背筋が伸び、心が引き締まる思いです。『最終章』はまだ続くので先は長いですが、その最後の最後までファンの皆さんに楽しんでもらえる作品にしたいと思いました。そのためには私達キャストは何をすべきかを祈願の間で考えていました。あと今までは私が代表して玉串拝礼をしていたのですが、今回は7人全員でできたのが嬉しかったです。チームとしての団結感をあらためて感じました。
──今回のステージでは『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』について発表がありましたが、最後に公開を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ChouCho『最終章 第2話』の公開日を知ってワクワクが高まった方も多いと思いますが、私自身も『ガルパン』の一ファンとして皆さんと同じ思いです。一緒に公開を楽しみに待ちましょう。
佐咲「Grand symphony」の歌詞が『最終章 第1話』の内容に合っている……という声を多くいただきましたが、私は作詞を担当しているので、実は先の展開をシナリオでかなり先まで知っているんですよ。だからこそ皆さんと早く情報を共有したい思いがあり、『最終章 第2話』の公開日をずっと待ち望んでいました。皆さんも公開を楽しみに待ちつつ、今後のイベントにも参加して待っている間も楽しんでください。
井口『第2話』の公開日を知って私自身もアフレコが楽しみになりました。今日のステージでいただいた皆さんのパワーをアフレコにぶつけて『最終章』の最後まで麻子を大切に演じようと思います。自分も一役者だけでなく一ファンとして公開が楽しみですが、『最終章 第2話』のメインビジュアルを見たときは本当に驚きました。でも『ガルパン』には口にしたことが現実になる不思議な力があるので迂闊なことは言わないようにします。
渕上大洗女子は勝ちますよ!
一同おぉ、さすがは車長!
井口そうです。もちろん勝ちます。どんな勝ち方をするのかは私も楽しみにしています。
中上『最終章 第2話』の情報が発表された時の会場のどよめきが凄くて、皆さんがどれほど楽しみにしていたのか分かりました。『ガルパン』ってテレビ本編から、良いところで次回に続く展開が多かったので、今回の第2話も良いところで終わりそうな予感がするんですよ(笑)。でもファンの皆さんは待つ間も楽しんでくれるので、今後も催されるであろうイベントもぜひ楽しんでください。そして『最終章』完結までスパンも充分にあるので、周りにいる『ガルパン』を知らない人を今のうちに引き込んでください。そのためには今度発売される5.1ch BOXがお勧めです。このBOXには劇中に登場する戦車を分かりやすく説明する『不詳・秋山優花里の戦車講座』も収録されているので。
尾崎『ガルパン』のテレビ放送開始から6年、オーディションを含めると7年が経ち、キャスト同士で「大人になったね」なんて話ができるほど長く関わってきました。いつも生活の傍らに『ガルパン』があるような感じですね(笑)。それはテレビ放送の頃から応援してくださる方々も同じだと思います。さらに毎年毎年、好きになってくれる方が増えてくださっています。そんなファンの皆さんとスタッフさん、キャスト一同、そして地元の方々と手を繋ぎ、ゴールテープに向かって歩いているのが今の私達だと思います。そして『最終章』の完結がゴールという訳ではなく、その先にもまだまだ何かがあると思うんですよ。でも今はひとまずのゴールに向かって皆さんと歩み続けたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。
茅野決してファンを飽きさせることはなく、次々と楽しみを運んでくる『ガルパン』は凄いと思います。そして『最終章 第2話』を楽しみにしている皆さんは、今回のキービジュアルをご覧になってどんな思いだったのでしょう? BC自由学園のメンバーはなぜドヤ顔なのか? あれは勝利のドヤ顔なのか?……なんて不安な気持ちになりますが…
渕上でもOVAのキービジュアルではアンツィオもドヤ顔だったよ(笑)。
茅野そうだったね(笑)。だから『最終章 第2話』もみぽりんが新しい作戦を考えてBCに勝つと思います。皆さんもワクワクを募らせて来年の6月15日は劇場に足を運んでください。
渕上『最終章』はまだ始まったばかりですよ。皆がなぜ心配しているのか理解に苦しみます(笑)。その第1話では見ごたえのある戦車戦シーンだけでなく心休まる日常シーンも描かれましたが、やはり『ガルパン』最大の見どころは戦車戦にあると思います。『第2話』の戦いがどう盛り上がるのか私も期待しています。先ほど「勝ちますよ!」なんて言いましたが、桃ちゃん先輩の卒業がかかっているので負けるわけにはいかないんですよ。ただ先の展開がどうなるのかは私も分かりません。『最終章』は優勝という形で終わるのか? それとも公式戦初の敗北となるのか? でも、どんな運命が待っていたとしても大洗女子の絆がより深まることを願います。そして真実さんが「ゴールしても終わりではない」と言っていましたが、アニメやドラマの良いところはオンエアや公開が終わっても残ることなんですよ。『最終章』が全て公開されて新作展開が終わったとしても『ガールズ&パンツァー』という作品とキャラクターは永遠に生き続けると思います。そして『ガルパン』にキャストとして関わった私達も、自分が演じたキャラクターや作品とずっと付き合えるよう頑張りたいと思います。まずは『最終章』に最後までお付き合いください。よろしくお願いします。
PROFILE
渕上 舞(ふちがみ・まい)
5月28日生まれ。福岡県出身。m&i所属。主な出演作品は『ドキドキ!プリキュア』の四葉ありす/キュアロゼッタ役、『暗殺教室』の潮田渚役、『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』のイオナ役など。2018年1月、ソロ歌手デビュー。
PROFILE
茅野愛衣(かやの・あい)
9月13日生まれ。東京都出身。大沢事務所所属。主な出演作品は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の本間芽衣子役、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』のアリス役、『寄宿学校のジュリエット』のジュリエット・ペルシア役など。
PROFILE
尾崎真実(おざき・まみ)
3月22日生まれ。千葉県出身。フリー。主な出演作品は『ヘボット!』のカスリーナ役、『そにアニ -SUPER SONICO THE ANIMATION-』の綿抜フウリ役、『ウィッチクラフトワークス』のローラン役など。
PROFILE
中上育実(なかがみ・いくみ)
6月18日生まれ。東京都出身。アクセント所属。主な出演作品は『BanG Dream!』の大和麻弥役、 『探偵歌劇ミルキィホームズTD』の十津川警子役、『WHITE ALBUM2』の水沢依緒役など。
PROFILE
井口裕香(いぐち・ゆか)
7月11日生まれ、東京都出身。大沢事務所所属。主な出演作品は『とある魔術の禁書目録』のインデックス役、『戦姫絶唱シンフォギア』の小日向未来役、『宇宙よりも遠い場所』の三宅日向役など。
PROFILE
ChouCho(ちょうちょ)
6月21日生まれ、大阪府出身。ハイウェイスター所属。『神様のメモ帳』のOP主題歌「カワルミライ」でデビュー。『ガールズ&パンツァー』では「DreamRiser」(OP主題歌)や「piece of youth」(劇場版主題歌)などを担当した。代表曲は「優しさの理由」(『氷菓』OP主題歌)、「Asterism」(『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』OP主題歌)、「オレンジ色」(『ツルネ ―風舞高校弓道部―』ED主題歌)など。
PROFILE
佐咲紗花(ささき・さやか)
6月19日生まれ、秋田県出身。ハイウェイスター所属。『戦う司書 The Book of Bantorra』OP主題歌「星彩のRipieno」でデビュー。『ガールズ&パンツァー』では挿入歌「あんこう音頭」、OVA『ガールズ&パンツァー 最終章』第1~3話の主題歌「Grand symphony」などを担当した。代表曲は「Zzz」(『日常』ED主題歌)、「Break your world」(『閃乱カグラ』OP主題歌)、「FEEL×ALIVE」(『ばくおん!!』OP主題歌)など。
<Blu-ray&DVD情報>
ガールズ&パンツァー TV&OVA 5.1ch Blu-ray Disc BOX
2018年12月21日(金)発売!
<上映情報>
ガールズ&パンツァー 最終章 第2話
2019年6月15日(土)劇場上映!
ガールズ&パンツァー 最終章 公式サイト
ガールズ&パンツァー 大洗女子学園掲示板
©GIRLS und PANZER Finale Projekt
©GIRLS und PANZER Projekt