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『泣く子はいねぇが』佐藤快磨監督 劇場デビュー作で日本批評家大賞 新人監督賞受賞!授賞式オフィシャルレポート到着!!

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是枝裕和監督が惚れ込んだ新たな才能、佐藤快磨(さとう たくま)監督の劇場デビュー作として2020年11月に公開された、映画『泣く子はいねぇが』。今最も旬な俳優・仲野太賀を主演に、「いつから人は大人に?」「大人になるとは?」という誰もが経験する人生の通過点を、圧倒的なリアリティで描いた本作は、観る人すべての心を鷲掴みにし、各地で高評価を得ました。

5月26日(水)にBlu-ray&DVDが発売し好評を得ている本作ですが、この度メガホンを取った佐藤快磨監督が日本批評家大賞で新人監督賞を受賞し、5月31日(月)に授賞式に出席しました今年で30回を迎える日本批評家大賞の授賞式ですが、今年は無観客ながら、錚々たる顔ぶれの受賞者が揃い、華やかな授賞式となりました

佐藤快磨監督 劇場デビュー作『泣く子はいねぇが』で日本批評家大賞 新人監督賞受賞!授賞式オフィシャルレポート

【第 30 回日本映画批評家大賞授賞式 概要】

【日時】 5月 31 日(月)17:30〜20:00
【場所】 新宿文化センター 大ホール(東京都新宿区新宿 6-14-1)
【本作品による受賞者】 新人監督賞 佐藤快磨監督 『泣く子はいねぇが』

日本批評家大賞とは
1991 年水野晴郎氏が発起人となり、淀川長治氏、小森和子氏等第一線で活躍していた現役の映画批評家たちの提唱により誕生した賞。アメリカで言うところの「ゴールデングローブ賞」「全米批評家協会賞」「ニューヨーク映画批評家協会賞」にあたります。

1991 年から開催され、今年で記念すべき30回目を迎えた「日本映画批評家大賞」。「ニューヨーク映画批評家協会賞」「全米批評家協会賞」などと同様に、映画評論家のみが選考委員として賞を決定する、商業ベースとは一線を画した本音で選ぶ映画賞である。日本映画の新たなる発展のため、この一年を振り返り功績のあった映画人、次の時代に大きな飛躍が期待される方々、映画界に多大な足跡を残した方々のその功績を讃えるべく授賞式が執り行われた。

今年の授賞式には、全国の批評家協会会員を代表して、島敏光(シマトシミツ)、よしひろまさみち、新谷里映(シンタ二リエ)、山口正介(ヤマグチショウスケ)、川村蘭太(カワムラランタ)、續久仁子(ツヅキクニコ)、青木謙介(アオキケンスケ)の総勢7名が参加した。
昨年はコロナ禍のため開催が見送られた本授賞式。今年は念願の開催となり、『山中静夫氏の尊厳死』で「主演男優賞」を受賞した中村梅雀や、『私をくいとめて』で「主演女優賞」を受賞した、のんなど豪華受賞者がずらりと並ぶなか、本作『泣く子はいねぇが』の佐藤快磨監督が「新人監督賞」を受賞した。「新人監督賞」は、本年度映画界にきらりと光る才能を開花させ、心に残る作品を手掛けた新人監督に贈られる賞。本年度は佐藤監督をはじめ、『佐々木、イン、マイマイン』の内山拓也監督、『37 セカンズ』のHIKARI監督の3名が受賞した。

日本映画批評家大賞選考委員代表の島敏光は、「今回は(3作品)どれも本当に素晴らしくて、第30回は新人監督花盛りでした」と総評。佐藤監督の選考理由については、「人物の描き方がうまく、地方独特の閉塞感みたいなものが画面からひしひしと伝わってきた。今後がさらに期待されます」と惜しみない賛辞を贈った。

トロフィーと花束を授与された佐藤監督は、「本日はこのような素晴らしい賞をいただきまして誠にありがとうございます。このような『新人監督賞』という賞をいただくのは初めてなので、大変嬉しく思います」と感極まった表情を見せながら喜びのコメント。続けて、「このような賞をいただけたのも、素晴らしい演技をして下さった仲野太賀さんをはじめとする俳優部の方々、新人監督を最後まで鼓舞して下さったスタッフの皆さま、コロナ禍でも本作を届けるために宣伝・配給・興行して下さった皆さま、この映画を選んで観て下さった皆さまのお陰だと思っております。本当にありがとうございました。この映画の序盤に、主人公が泥酔して、伝統文化である“なまはげ”に傷をつけてしまうというシーンがあるのですが、そういった描写があるにも関わらず、この映画のラストシーンを信じて下さって、連日現場で応援し続けて下さった男鹿の皆さまには、本当に感謝しております。とても幸せな環境でした。この映画が、そんな皆さんの信頼に応えられるような映画にしなければいけない、そのような想いが完成まで自分を支え続けてくれたと思います」と感謝の想いを述べた。

さらに「今回、たくさんの男鹿の子どもたちにも出演していただいており、たくさん泣かせてしまったので、その子たちが大きくなっても観続けてもらえるような、男鹿にずっと残り続ける映画になってくれたらと願っております。本日いただいたこの賞を糧に精進して参ります。本日はありがとうございました」と今後への意気込みを熱く語り、挨拶を結んだ。

★作品概要

タイトル:映画『泣く子はいねぇが』
監督・脚本・編集:佐藤快磨
出演:仲野太賀 吉岡里帆 寛 一 郎 山中 崇 / 余 貴美子 柳葉敏郎
主題歌:折坂悠太「春」(Less+Project)
企画:是枝裕和
エクゼクティブ・プロデューサー:河村光庸プロデューサー:大日向隼、伴瀬萌、古市秀人
企画協力:分福 制作プロダクション:AOI Pro. 配給:バンダイナムコアーツ/スターサンズ 製作:『泣く子はいねぇが』製作委員会

<ストーリー>
秋田県・男鹿半島で暮らす、たすく(仲野太賀)は、娘が生まれ喜びの中にいた。一方、妻・ことね(吉岡里帆)は、子供じみていて 父になる覚悟が見えないたすくに苛立っていた。大晦日の夜、たすくはことねに「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に例年通り参加する。しかし結果、酒を断ることができずに泥酔したたすくは、溜め込んだ鬱憤を晴らすように「ナマハゲ」の面をつけたまま全裸で男鹿の街へ走り出す。そしてその姿がテレビで全国放送されてしまうのだった。ことねには愛想をつかされ、地元にも到底いられず、逃げるように上京したものの、そこにも居場所は見つからず、くすぶった生活を送っていた。そんな矢先、親友の志波(寛 一郎)からことねの近況を聞く。ことねと娘への強い想いを再認識したたすくは、ようやく自らの愚行と向き合い、地元に戻る決意をする。だが、現実はそう容易いものではなかった...。果たしてたすくは、自分の“生きる道”、“居場所”を見つけることができるのか?
笑って、泣いて、叫んで。彼の出した答えが、あなたの胸に突き刺さる――。

【Blu-ray&DVD 情報】

Blu-ray(特装限定版) & DVD 5 月 26 日発売
発売・販売元:バンダイナムコアーツ

※特装限定版は予告なく生産を終了する場合がございます。
※Blu-ray 税抜価格¥6,000、税込価格¥6,600、
DVD 税抜価格¥4,000、税込価格¥4,400


▼『『泣く子はいねぇが』公式サイト
https://nakukohainega.com/
▼『泣く子はいねぇが』 公式Twitter
@nakukohainega
▼『泣く子はいねぇが』 公式Instagram
@nakukohainega
▼ 『泣く子はいねぇが』 公式Facebook
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