ニュース | 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
2022.4.7 UP
ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が6月3日(金)より全国ロードショーとなります。
この度、本作でアムロが出会うククルス・ドアンと共に生活を送る島の子供たち、【カーラ、マルコスほか、キャラクター設定画】か解禁 となりました。
安彦良和監督が語る第15話「ククルス・ドアンの島」がもつテーマの重要性とは?!
安彦良和監督(以下、安彦監督)が今回、TVアニメ『機動戦士ガンダム』の第15話「ククルス・ドアンの島」を映画化するに至った経緯には様々な偶然と必然が交わっているとザクの日の会見でも話していたが、改めて「ククルス・ドアンの島」を映画化する理由には、第15話のエピソードがもつテーマが関係しており、『機動戦士ガンダム』がもともと持っていた根幹的なテーマが「ククルス・ドアンの島」に凝縮されていると語る。
安彦監督:「映画化の話が来たわけじゃなくて、僕からお願いしたんです。TVシリーズの第15話『ククルス・ドアンの島』は意外と引きがあって、何よりいい話なんだよなという印象があったんですよね。ただ、不遇の作品にはなってしまっていた。ずっと気にはなっていたんですよ。それを偶然思い出すきっかけがあって、サンライズの先代の社長と現社長がたまたま同じ場所におられたときに、直に映像化の提案をしたら『いいですよ』と快諾してもらったんです。映画のストーリーは基本的にTVと同じで、ラストはセリフ回しも同じなんです。とても印象深いラストで、よく言われる『愛するものを守る』といった絶対正義のテーマに対して、『本当にそうですか?』と疑問を投げかけている。第15話の脚本を手掛けられた荒木(芳久)さんがどういう意識でお書きになったのかわからないけど、非常に大きなテーマを秘めたエピソードだと思います。僕はファーストガンダム、『機動戦士ガンダム』という作品は、とても大きな状況の中に放り込まれた〈小さな者達〉のドラマとよく言うんですよね。ホワイトベースのクルーたちも名もなき〈小さな者達〉で、彼らは翻弄され大役を担わされながらもその中で頑張る。それが『ガンダム』のスタイルだと思うんです。富野由悠季監督は原案段階で『漂流記』と呼んでいたんです。それがさらに象徴的に表れているのが『ククルス・ドアンの島』なんです。」
アムロが訪れた島には、ドアンが養う20人もの子供たちが!TVアニメでは4人だった子供たちが、映画版では20人に!その理由とは?
アムロが任務で訪れた通称「帰らずの島」で出会った子供たちの設定画を解禁!
戦争で親を亡くした子供たちはククルス・ドアンに引き取られ、肥沃とは言えない島を耕し、貧しいながらも助け合って暮らしている。屈託のない笑い声が飛び交うが、それぞれ心の傷を抱えている。
安彦監督にとって、ドアンと、この20人もの戦争孤児の織りなす物語を描くことが、ファーストガンダムの魅力の1つであり、本作で最も力をいれたポイントにもなっているという。
本作で描かれる新要素のひとつである“子供たちが20人も登場する設定”はTVアニメの4人から一新したもの。安彦監督は「TVの回でもいっぱいいたと思っていたら、ロランという女の子を入れても4人しかいない。でもそれだと絵にならないんですよね。要するに私設孤児院みたいなものですから。それで脚本の根元歳三さんに『子供は20人は登場させてください』と言ったんです。これは非常にめんどくさいと承知しながら、総作監もやってくれている田村(篤)さんにキャラクターデザインをお願いして。そうしたらあっという間に20人分が上がってきて(笑)。それはもういいキャラで、あれはありがたかったですね」 と、より物語に深みを出すために子供の人数を増やしたと明かし、共に本作を作り上げてきたスタッフとのエピソードを振り返る。
また、安彦監督は
「話の中心になるドアンは、TVアニメだと南の島でトラウマを抱えながらも4人の子供と暮らしていましたが、映画ではまた違った印象になっていると思います。子供たちの生活感が出れば、当然ドアンも優しい生活臭のあるキャラになりますからね。そういう意味でも子供はいっぱいいなきゃダメということですね。彼の中にも相当深いトラウマがあると思いますよ。20人の戦災孤児を引き取っているわけですから、それぞれに厳しい現場があったはずで、そのひとつひとつがトラウマになっているはずなんだよね。」 と、子供たちが多くいることにより、TV アニメでは描ききれなかった戦争が生み出す残酷な現実や、ドアンの背負っている責任をより深く表現していると語った。
・マルコス:子供たちの中では年長者になり、カーラとともに子どもたちをまとめ、力仕事もこなす。アムロに対抗心を燃やす。
・カーラ:島の子どもたちにとっては母親のような存在。ドアンのことを常に気にかけている。
・アマド:マルコスの弟分。
・グイド:アマドの弟分で釣り担当。
・フリアン:赤い帽子がチャームポイント。誕生日プレゼントに灯台を希望する。
・ドラ:おませで、おしゃべりだが、面倒見がよい。
・チータ:お絵かきとアイスが大好き。
・マテオ:ロペと一緒にヤギのお世話係を担当する。
・タシト:ホセたちと一緒にマルコスの力仕事を手伝う。
・ホセ:土運びなど力仕事もこなす。
・イネス:しっかり者。蛇をもったフリアンに追いかけられる。
・ロペ:暗闇が怖く、夜泣きする。ヤギ担当。
・ヒセラ:しっかり者で、カーラの良き助手。
・アダ:いつも人形を持ち歩く。
・ユイ:テレサと行動を共にすることが多い。
・テレサ:金髪の少女。髪を触る癖がある。
・マルコ:ダナと一緒に行動をすることが多い。
・ダナ:主にマルコの面倒をみている。
・ダリオ:ピンク色のオーバーオールがチャームポイント。
・ルペ:たれ目の少年。
そして、これらのキャラクターを演じるキャストは誰になるのか、今後の解禁に乞うご期待!
「ガンダム大地に立つ!」GFY×ククルス・ドアンの島コラボ!78ガンダムベストポーズ選手権開催 ツイッター・キャンペーンスタート!
4月7日『機動戦士ガンダム』の第1話「ガンダム大地に立つ!!」が放送されてから43年。本作『ククルス・ドアンの島』で再び、大地に立つ78ガンダム。さらに、2020年12月19日(土)~横浜で公開されている“動くガンダム”の展示施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」では、1年間の開催期間延長も決定。
そんな78ガンダムに関係する2つのプロジェクト、『GFY』と『ククルス・ドアンの島』のコラボキャンペーンが決定!78ガンダムベストポーズ選手権と題し、本日7日から78ガンダムのベストポーズをファンの皆様の投票で決定するキャンペーンを開始いたします。
GFYガンダムがこれまで様々な演出でみせてきたポーズとTV・劇場版の『機動戦士ガンダム』の中に登場する78ガンダムの様々なポージングの中で、それぞれ一番人気のポーズをファンの皆さんの投票で決定し、後日1位に選ばれたポーズを使用したコラボビジュアルが制作されるというキャンペーン内容になっております。
詳細は、各公式Twitterをチェック!
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA:@gfy_official_ 」
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島:@g_cucuruzdoan 」
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」概要
全高18mの実物大ガンダムを動かすという夢を実現し、横浜で体感頂く施設です。
施設内には、「動くガンダム」を格納・メンテナンスワークを行うデッキ「GUNDAM-DOCK」と、「動くガンダム」の仕組みを楽しみながら学べる展示施設「ACADEMY」などから成る「GUNDAM-LAB」の2つのエリアで構成されており、「GUNDAM-DOCK」には、15-18mの高さから「動くガンダム」の頭部やボディを間近に見ることができる特別観覧デッキ「GUNDAM-DOCK TOWER」(料金別途)も設置されています。
開催期間:~2023年3月31日まで
営業時間:平日 11:00~18:00(17:00最終入場)/土日祝 10:00~20:00(19:00最終入場)
※火曜日定休日(季節により変動有)
※2022年 5月9日(月)~7月15日(金)は長期メンテナンスの為、全施設休業
入場料:大人(13歳以上)1,650円(税込)/小人(7歳以上12歳以下)1,100円(税込)
公式サイト:https://gundam-factory.net/
【アーセナルベースにドアン専用ザク参戦決定!】
2022年2月24日(木)より好評稼働中の新アーケードカードゲーム「機動戦士ガンダム アーセナルベース」に『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』から「ドアン専用ザク」の参戦が決定!
詳しい内容に関しては後日アーセナルベース公式サイト・SNSにて公開予定。
【公式サイト】
https://gundam-ab.com/news/033.php
【公式Twitter】
@gundam_ab
機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
―ガンダム、再び大地に立つ―
1979年に放送された日本ロボットアニメの金字塔にして、ガンダムの原点『機動戦士ガンダム』の第15話「ククルス・ドアンの島」。
放送以来、劇場版3部作でも描かれることがなかった、ひと際異彩を放つ第15話は、今でもファンの心に残り伝説のエピソードと呼ばれています。そしてこの伝説のエピソードが、ガンダムとアムロの物語『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙』の劇場公開から40年の時を経て、待望の映画化。シリーズ最新作『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』として6月3日(金)より全国ロードショーとなります。
本作で監督を務めるのは、TVアニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイン・アニメーションディレクターであり、累計発行部数1,000万部を超えるヒット漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を手掛けた安彦良和。さらに名だたるスタッフや声優が大集結。お馴染みのホワイトベースの仲間たちが登場するほか、最新のアニメーションで描かれる大迫力の地上戦、モビルスーツアクションは必見!壮大なスケールでよみがえるRX-78-02ガンダムとアムロの物語に、早くも公開が待ち望まれています!
ザクの日にはククルス・ドアン役に人気声優の武内駿輔が起用されることが発表され、ファンを中心に大きな反響を呼びました。そして、第1弾ポスタービジュアルや特報映像など、ザクザクと情報が解禁され、Twitter上で複数の関連ワードがトレンドインするなど、ファンのみならず幅広い世代で話題急上昇中!3月21日には、特報映像の場面写真とガンダムファンにお馴染みのホワイトベースクルーが一挙に公開され、さらに先週には映画版の新設定であるドアンの隠された過去と因縁にまつわるキャラクター、サザンクロス隊とその隊員たちの各機体、MS-06GD高機動型ザク(地上用)の設定画が解禁。様々な情報が明らかになりつつある本作に、ますます期待が高まります!!
【STORY】
ジャブローでの防衛戦を耐えきった地球連邦軍は勢いのままにジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略すべく大反抗作戦に打って出た。アムロ達の乗るホワイトベースは作戦前の最後の補給を受ける為にベルファストへ向け航行。そんな中ホワイトベースにある任務が言い渡される。無人島、通称「帰らずの島」の残敵掃討任務。残置諜者の捜索に乗り出すアムロ達であったが、そこで見たのは、いるはずのない子供たちと一機のザクであった。戦闘の中でガンダムを失ったアムロは、ククルス・ドアンと名乗る男と出会う。島の秘密を暴き、アムロは再びガンダムを見つけて無事脱出できるのか…?
【メインスタッフ】
企画・製作:サンライズ
原作:矢立 肇 富野 由悠季
監督:安彦 良和
副監督:イム ガヒ
脚本:根元 歳三
キャラクターデザイン:安彦 良和 田村 篤 ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原 邦男 カトキハジメ 山根 公利
総作画監督:田村 篤
美術監督:金子 雄司
色彩設計:安部 なぎさ
撮影監督:葛山 剛士 飯島 亮
CGI演出:森田 修平
CGI監督:安部 保仁
編集:新居 和弘
音響監督:藤野 貞義
音楽:服部 隆之
【メインキャスト】
アムロ・レイ:古谷徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里
タイトル:『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
公開表記:2022年6月3日(金)全国ロードショー
配給:松竹ODS事業室
©創通・サンライズ
▼『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』 公式サイト
g-doan.net
▼『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』 公式Twitter
@g_cucuruzdoan