レポート　|　ラブライブ！スーパースター!!

9人で贈る3rdライブツアーの集大成！『ラブライブ！スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ～WE WILL!!～』（埼玉公演）イベントレポート

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ラブライブ！シリーズの第4作『ラブライブ！スーパースター!!』に登場するスクールアイドルグループ・Liella!（リエラ）。9人で挑む3rdライブツアーのファイナル公演が、2023年3月4日（土）・5日（日）の2日間、埼玉・ベルーナドームにて開催された。ゲストのウィーン・マルガレーテ役の結那と共に、ツアーの集大成にふさわしい感動と興奮に満ちたステージで熱狂を生み出した。本記事では、2日目公演をレポートする。

歓声に迎えられ、華やかにライブスタート！

アタック映像の後、澁谷かのん役の伊達さゆり、唐 可可役のLiyuu、嵐 千砂都役の岬 なこ、平安名すみれ役のペイトン尚未、葉月 恋役の青山なぎさ、桜小路きな子役の鈴原希実、米女メイ役の薮島朱音、若菜四季役の大熊和奏、鬼塚夏美役の絵森 彩の9人が登場。ピンクと水色の可愛らしい衣装で、TVアニメ2期OP主題歌「WE WILL!!」「スター宣言」を披露し、華やかにライブが開幕した。盛大な拍手と声援に迎えられて自己紹介した後、「ファイナル公演、盛り上がっていきましょう〜！」と呼び掛けた。

まずは1期生による「Welcome to 僕らのセカイ」。キュートな振り付けと笑顔で魅了すると、ゲストのウィーン・マルガレーテ役の結那が登場し、「Butterfly Wing」をカリスマ性たっぷりに歌唱した。その後、TVアニメ映像から繋がる形で衣装チェンジしたキャストが「Go!! リスタート」、「プライム・アドベンチャー」を可愛らしくパフォーマンス。続いてLiyuuとペイトンの掛け合いが楽しい「エンドレスサーキット」、伊達と岬の透き通ったハーモニーが美しい「駆けるメリーゴーランド」を堂々と届けた。

一人ひとりへ心を込めたファンサービスで盛り上げる！

TVアニメ映像の後、Liella!の9人で「ビタミンSUMMER！」「POP TALKING」「ユートピアマジック」「Chance Day, Chance Way！」を続けて披露。ステージを駆け回り、笑顔で会場の隅々に手を振ったり、手ハートでファンサービスをしたりなど、ファン一人ひとりを大切にするキャストの姿が印象的だった。

MCパートでは、キャストが観客と一緒にペットボトルの水で「乾杯」する楽しい一幕も。また、先ほどの「スター宣言」のラストで花火が打ち上がったことに触れ、ファイナル公演ならではの演出を紹介した。続いて「揺らぐわ」「色づいて透明」の後、再び結那が登場し、「エーデルシュタイン」を披露。気品溢れるフォーマンスと心を込めた歌唱で、観客を独自の世界観に誘った。その後、Liella!で「Sing！Shine！Smile！」「名前呼びあうように」「私のSymphony ～WE WILL!! Ver.～」「未来の音が聴こえる」を披露、会場の熱気をさらに上げていった。

MCパートでは、伊達が「未来の音が聴こえる」の中にある「旅はまだ始まったばかりさ」という歌詞を聴くたびに、「Liella!はまだまだこの先へ行けるんじゃないかと教えてくれるような気がする」とコメント。最後は、「一緒に歌ってください」と呼び掛け「追いかける夢の先で」を届けてステージを去った。

テンションMAXのアンコール！

その後、スクリーン上にこれまでのライブの舞台裏や、レコーディングの様子、インタビューなどが流れた後、初お披露目の衣装に着替えたキャストが登場。3月15日（水）に発売される2ndアルバムの新曲「Second Sparkle」に加え、「水しぶきのサイン」「ユニゾン」「Day1」と人気曲を惜しみなく披露し、再び会場を熱気で埋め尽くした。

ファイナル公演に込めたキャストの想いとは…

曲の後は結那が登場してライブを振り返り、「マルガレーテちゃんはすごく頑固ですが、かのんちゃんにかける言葉を聞いて、彼女の心が徐々に変化しているように見えました。あの氷のようなマルガレーテちゃんの心を動かして、観客の皆さんの心も楽しくさせるLiella!の歌ってすごいなと思いました。皆と全公演共演できてすごく嬉しいです！」。最後は「埼玉に、さいたマルガレーテ！」と笑顔で決めてステージを去った。

続いてLiella!からも一人ひとり、フィナーレを迎えた想いを語った。絵森は「今回のライブの目標は、胸を張ってLiella!の一員と言えることでした。最初は自分の大好きなLiella!に入るのが私でいいのか、自信が持てませんでしたが、皆さんの応援のおかげで、自分がLiella!の一員であることを認められるようになりました。皆さん、本当にありがとうございました！」。大熊は「私は3rdライブの目標として『四季に追いつけ、追い越せ』という目標を掲げていましたが、背中も見えなかったです。ライブが終わっても、Liella!は続いていきます！」。薮島は「キラキラと輝くパフォーマンスをする1期生が、何度も練習している姿を見ていたおかげで、私たち2期生もどうしたらメンバーにより近づけるかと考えてきました。1期生が壁にぶつかって悩んでいるときに、何もできない自分がもどかしく、これからは1期生2期生関係なく、皆を助けられるようになりたいと思います！」。鈴原は「パフォーマンスをしながら、（一般公募）オーディション会場に向かった時のことを思い出しました。私は小さい頃からアイドルになりたいと思っていました」。涙をこぼしつつ「何度も諦めようと思ったりもしましたが、挑戦して良かったです。今後は3期生も入ってくるので、もっとしっかりした格好良い先輩になりたいと思います！」。青山は「1stライブの頃は、どうしたら恋ちゃんを好きになっていただけるかをずっと考えていて、コール＆レスポンスで名前を呼んでいただけるか不安だったので声出しがなくて正直ほっとしていましたが、今回、皆さんに心を込めて名前を呼んでいただけてとても嬉しかったです」と心境を明かして大きな拍手を受けた。ペイトンは「ツアーができることの喜び、感謝をずっと感じていました。私も、担当メンバーに自分がふさわしいのか悩んだときもありました。思い出したくないような失敗もありましたが、今はそんな時期もあったと笑えるようになりました。皆さんの支えのおかげです！」。岬は「普段皆さんから好きという気持ちやお手紙をいただきとても嬉しいです。皆さんに伝えたいことは、周りと比べないで『私は私らしくて良いんだ』と思うことです。これからもLiella!と、皆さんで新しい景色を見ていきたいと思います！」。Liyuuは「Liella!は声の出せない時期に生まれて、今回ついに声を出すことができたのがすごく嬉しくて。これからもLiella!はライブ以外でも、ラジオなどいろんなところで皆さんとコミュニケーションを取っていきたいと思います。『スバライコエノヒト』たち、ありがとうございました！」。伊達は「TVアニメ2期で、かのんちゃんがとても遠いところに行ってしまいました。かのんちゃんの成長は嬉しいのですが、進んでほしくないと思ってしまうような気持ちもあり、そんなときにキャストの皆が支えてくれました。3rdライブツアーファイナルでやりたいことを聞かれた際、手を繋ぎたいと答えました」。ここでキャスト一同手を繋ぎながら「まだまだかのんちゃんに近づいていないところばかりですが、これからも前を向いて頑張っていきたいと思います！」と抱負を語った。アンコールのラストに届けたのは「TO BE CONTINUED」。合いの手を煽り、本公演一番の一体感を生み出した。曲の後、一旦キャストがステージを去った直後、鳴りやまない声援と拍手に応えるように再びステージに登場し同曲をパフォーマンスするサプライズもあった。その後、スクリーン上で会員限定WEBサービス「Liella! CLUB」の開設や、3期生として新1年生メンバーの4月末加入などの新情報が発表された。万雷の拍手と歓声が沸く中、本公演は大盛況の内に幕を閉じた。

磨き上げられたパフォーマンスで魅了したファイナル公演Day2！

全国7都市、14公演を駆け抜けたLiella! 3rdライブツアー。ファイナル公演では、初回公演で魅せた姿よりも一層輝きに満ちたステージを堂々と披露し、観客を沸き立たせた。新1年生メンバーの加入も発表され、これからも進化し続けるLiella!の成長に期待が集まっている。

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