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舞台『ブルーロック』 キャスト合同取材レポート

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5月4日(木)より公演がスタートする舞台『ブルーロック』の公開稽古が4月21日に行われ、公開稽古後の合同取材会には潔 世一役の竹中凌平さん、蜂楽 廻役の佐藤信長さん、國神錬介役の松田昇大さん、千切豹馬役の佐伯 亮さん、凪 誠士郎役の小坂涼太郎さん、御影玲王役の菊池修司さんら舞台版のキャスト陣と、アニメ『ブルーロック』にて潔 世一役を務めている声優の浦 和希さんが参加。報道陣からの質疑応答で、作品の魅力や舞台『ブルーロック』への思い、作品のテーマ「エゴ」について語った。

<公開稽古の様子>

──ここまでの稽古の感想を教えてください。

竹中大枠は出来上がり、あとは中身を詰めていく作業になります。公開稽古でたくさんの方に観ていただき、気持ちが引き締まりました。ここからの稽古もさらに頑張っていきたいです。

佐藤1ヶ月の稽古でどのように0から1を作り上げていくのか、最初は不安もありましたが、予想以上にスムーズに進みました。本番まで1週間を切りましたが、ここからはブラッシュアップの時間。楽しんでいただける形に仕上げていきたいです。

松田稽古場は部活のような感じで、楽しい雰囲気の中、稽古してきました。公開稽古には大人がたくさんいたので(笑)、ギアが3個くらい上がりました。すごく緊張したけれど、みんなで楽しく本番を迎えられるように作り上げていきたいです。

佐伯とても疲れる舞台です(笑)。でも、まだまだ疲れたいと思います。本番に向けてさらに頑張りたいです。

小坂稽古はすごくスムーズに進んでいます。舞台を作る上で0から1にするのはとても大変なこと。でも、とても早い段階で0から1にしていただいたので、僕たちは1から100にするべく、順調に稽古を重ねています。

菊池カンパニーのみんなと、演出の伊勢さんをはじめとする多くのスタッフの方々に支えられて、少しずつ形になってきたことにワクワクしています。残りの稽古期間もみんなで切磋琢磨し、素敵な作品をお届けできるよう本番に臨みたいと思います。

──(浦さんへ)公開稽古を見学されての感想をお願いします。

本当にすごいなって思いました。役作りの一環で動きながら喋ることにも挑戦したのですが、僕には無理で(笑)。シンプルな感想ですが、役者としてみなさんを尊敬します、という気持ちでいっぱいです。また、舞台という制限がある中でどんな風にフィールドの広さやパス交換が表現されるのか、ワクワクして観ていました。本番がより楽しみになりました。

──舞台、アニメでそれぞれ潔 世一役を演じている竹中さんと浦さん。お互いの印象は?

竹中第一声から「潔だ! 潔がいる!」です(笑)。あと、浦さんが着ているジャージがかっこいいなって。

僕もみなさんが着ているジャージ、いいなって。一体感というか部活感が出ていて羨ましいです。後で、もらえませんかね?

竹中いくらでもどうぞ!

本当ですか! ありがとうございます。竹中さんとお話しして、原作へのリスペクトを強く感じました。同じ潔役としてとてもうれしく思いました。

──浦さん、竹中さんから見て潔 世一はどんなキャラクターですか?

作品を象徴する言葉でもありますが、本当にエゴイストだと思います。稽古で拝見したシーンには特に潔のエゴイストたる部分が出ていてカッコよかったです。みなさんに楽しんでいただけると思います。

竹中まさにその通り! 潔を言葉で表すならエゴイスト。もうそれしかないですよね(笑)。

──潔を演じるうえで意識していることは?

竹中原作やアニメで描かれている潔になるべく沿うようにと思いながらも、僕が演じることでどうしても自分も入ってしまいます。舞台では自分が入ることは避けられないので、いい塩梅を探りながら演じています。

アニメ版や舞台版では間に役者が存在するため、出るものも違ってきます。全く同じ潔にも、全く同じ作品にもならないけれど、それがメディアミックスの面白さだと思っています。原作に寄り添いつつ、自分を通しての潔の表現というのは、竹中さんと同じ気持ちです。

──『ブルーロック』という作品に感じている魅力や舞台版の見どころを教えてください。

竹中面白いだけじゃなく、ちゃんとメッセージがあるのが原作の魅力です。舞台版でも誰かの背中を押したり、人生のヒントになるようなものを与えられればと思っています。

佐藤キャラクターが自分の得意なことやエゴい部分を出し合って一つのチームでやっていくところに面白さを感じます。舞台でそれをどう表現するのか。原作の面白さと生身の人間がやる面白さが混ざり合って、別の新しい面白さが生まれると期待しています。

松田原作で素敵だと感じたのは、それぞれのキャラクターのドラマが丁寧に描かれているところ。舞台版では生身の人間が演じることでリアルな言葉のようなものが伝わると思っています。

佐伯僕のようなサッカー経験者が「こんなことをやってみたい」と思い描いていたことが形になっているのが原作の魅力のひとつです。舞台版でチームワークのアツさを体で感じてもらいたいです。

小坂初めて原作を読んだ時に黒い衝動や、キャラクターの個性的な表情がすごく特殊だと思いました。自分も試合の中にいるような感覚になります。僕が原作から感じた魅力を舞台でも出せたらいいなと思っています。

菊池作品の魅力は臨場感です。ゴールを目指してがむしゃらになり、それぞれのキャラクターが右往左往しているところに惹かれます。

原作を読んでいると人間の根源たる欲求のようなものを、サッカーを通して見つける、彼らのアツい告白を受けているような感覚になります。僕が原作から受け取ったそういうメッセージを舞台でも感じられるんじゃないかという期待が、今日の稽古を拝見して膨らみました。

──それぞれが演じるキャラクターの見どころもお願いします。

竹中それぞれのキャラクターの成長が描かれますが、やっぱり『ブルーロック』は潔の成長物語でもあるので、潔がちゃんと成長する姿を見届けていただきたいです。

佐藤蜂楽の魅力であるギャップ。切り替えをどうカッコよく見せるのか、突き詰めていきたいです。

松田國神は正々堂々真っ直ぐな男。曲げないし、負けないし、自分の思ったことをしっかり突き通すのが魅力です。そこをしっかり見せていきたいです。

佐伯千切は作品の中で一番挫折のあるキャラクターです。しっかり繊細に演じていきたいです。

菊池玲王と凪のコンビ。二人の関係性を楽しんでほしいです。玲王の見せ場は凪の見せ場でもあるので、凪をしっかり支えられるような玲王を演じられたらと思っています。

小坂玲王についていき、甘えさせてもらいます(笑)。

──人生で一番エゴイストだった出来事を教えてください。

竹中学生の時、テスト前に「勉強した?」って話したりしますよね。「全然やってない」と答えて100点を取るタイプでした。

佐藤趣味は車で走ること。サーキットでは誰よりも自分が一番早いと思って走っています。普段は割とぽやっとしているけれど、サーキットでは別人格です。

松田人生であまり怒った経験もないし、優しそうと言われるのですが、基本他人に興味がなくて(笑)。他人は他人、自分は自分というエゴさはあると思います。

佐伯大好きなサウナで一番上の席を陣取ること。もし、座りたい場所に誰かが座っていたらドアの前でひたすら待ち、空いた瞬間にスッと入ります。

小坂僕はエゴそのものです。自分勝手です。自分が好きなものは好きというし、眠い時は寝るという感じで生きています。人生の主役は自分なので(笑)。

菊池電車の乗り換えのときはエゴイストです。無駄な移動はしたくないので、改札口、乗車位置など、徹底的に下調べをして最短ルートで移動します。

男4人兄弟なのですが、ごはんのおかずは取り合いです。自己主張が必要なので、僕が編み出したアイデアは率先しておかずを食卓に運ぶフリをして先につまみ食いをすること。いがぐり(五十嵐栗夢)に通じるエゴさがある気がしています(笑)。

──舞台『ブルーロック』キャスト陣と公演を楽しみに待つファンにメッセージを!

舞台でまた新しい『ブルーロック』の魅力を発見できると期待しています。稽古を拝見し、サッカーを知っている方でも知らない方でも、原作を知っている方でも知らない方でも楽しんでいただけると確信しました。エゴい気持ちを持って劇場に足を運んでください。ぼくもいちファンとして楽しみにしています。

──本番に向けての意気込み、公演を楽しみに待つファンの方へのメッセージをお願いします。

竹中原作は今も絶賛連載中で、すごく面白い展開になっています。舞台版も息の長い作品になれるよう、まずは今回の第1弾に全力でぶつかっていきたいと思います。楽しみにしていてください。

佐藤舞台への出演が決まり、地元の友達や、先輩、後輩、親戚に至るまでたくさんの人から連絡が来ました。反響が大きいので、期待されている作品であることはすでに実感しています。その期待を上回るように、いい意味で裏切れるような舞台を届けたいです。残りの稽古も頑張ります!

松田みなさんから愛されている作品を舞台にしてしっかりと届けたいと思っています。サッカー経験はほとんどないのですが、「サッカー上手い!」と感じてもらえるようにもっと練習して頑張ります。楽しみにしていてください。

佐伯史上最もアツい舞台になると思っています。楽しみにしていてください。僕たちも一生懸命頑張ります!

小坂チームZ(「ブルーロック・プロジェクト」の最下層チーム)が活躍するお話で、彼らが動けば動くほど、カッコいいし面白い作品になると思っています。ひたすら疲れましょう! とにかく走って頑張りたいと思います。僕も本番が楽しみです。

菊池舞台ならではの『ブルーロック』の世界観を、カンパニー一同でしっかり表現してお届けしたいと思っています。楽しみな気持ちを胸に、劇場に来ていただければと思っています。よろしくお願いいたします!

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<上演情報>

舞台『ブルーロック』
2023年5月4日(木)~5月7日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ
2023年5月11日(木)~5月14日(日)東京・サンシャイン劇場

 

▼舞台『ブルーロック』公式サイト
https://officeendless.com/sp/bluelock_stage
▼舞台『ブルーロック』公式Twitter
@BLUELOCK_STAGE / 推奨ハッシュタグ: #ブルーロック #BlueLock #ブルステ

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