レポート　|　ラブライブ！スーパースター!!

11人で始動！ユニットパフォーマンスも初披露！『ラブライブ！スーパースター!! Liella! 4th LoveLive! Tour ～brand new Sparkle～』千葉公演＜KALEIDOSCORE edition＞イベントレポート

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ラブライブ！シリーズの第4作『ラブライブ！スーパースター!!』に登場するスクールアイドルグループ・Liella!（リエラ）。彼女たちの4thライブツアーが、2023年8月19日（土）より全国3都市にて行われる。その幕開けとなる千葉公演＜KALEIDOSCORE edition＞が19日（土）・20日（日）に幕張メッセにて開催された。3期生を含む全11人でステージに臨むのは今回が初となり、ユニットによるパフォーマンスも初披露となる。3学年揃い、一層華やかにエネルギッシュに輝く彼女たちのステージは、多くの感動と熱狂を生み出した。本記事では、2日目公演をレポートする。

新衣装を身に纏い、11人揃ってライブ幕開け！

アタック映像の後、伊達さゆり（澁谷かのん役）、Liyuu（唐 可可役）、岬 なこ（嵐 千砂都役）、ペイトン尚未（平安名すみれ役）、青山なぎさ（葉月 恋役）、鈴原希実（桜小路きな子役）、薮島朱音（米女メイ役）、大熊和奏（若菜四季役）、絵森 彩（鬼塚夏美役）、結那（ウィーン・マルガレーテ役）、坂倉 花（鬼塚冬毬役）が登場。淡いブルーの新衣装に身を包み、披露したのは初めて11人で歌う楽曲「Jump Into the New World」。曲の間奏ではロングスカートをひらめかせて圧巻のダンスを披露し、会場を華やかな雰囲気で満たした。「最高の夏にしようね～！」と呼び掛けて、続く「スター宣言」ではキャストの元気と楽しさが伝わるパフォーマンスで盛り上げた。その後、一人ひとりコール＆レスポンスを行い、配信で観覧しているファンにも積極的に手を振っていた。

続いて披露されたのは、鈴原、薮島、大熊、絵森の2期生の4人による「Blooming Dance！Dance！」。ノリの良いリズムで会場の勢いをつけると、今度は伊達、Liyuu、岬、ペイトン、青山ら1期生と2期生で「キラーキューン☆」を歌いながらセンターステージへ。「キュンキューン」の合いの手で観客を巻き込み、高揚感を高めながら「MIRACLE NEW STORY」へ。息の合った弾むようなダンスで会場の隅々まで笑顔を届けた。

華やかな衣装と確かな歌声で魅了したソロパート！

幕間映像の後、ワンショルダーの衣装に身を包んだ絵森が登場し、ダンサンブルな曲調の「Eyeをちょうだい」をキュートに披露。続いて、深紅のフラメンコ風衣装で薮島が「茜心」を力強く情熱的に歌唱すると、黒いシックな衣装の大熊が「ガラスボールリジェクション」を表現力豊かに歌い上げた。続いて、スモーキーピンクの可愛らしい衣装で岬が「君を想う花になる」をしっとりと届けた後、入れ違いで登場した伊達は、五線譜のあしらわれた衣装で「Free Flight」を歌唱。ハンドマイクを握り、透き通るようなハイトーンを伸びやかに響かせた。

ユニット・KALEIDOSCOREによるステージを初披露！

幕間映像の後、Liyuu、青山、結那によるユニット・KALEIDOSCOREが登場。ユニットでのステージは今回が初お披露目となり、黒のレースがエレガントな衣装で「ベロア」、「不可視なブルー」をパフォーマンス。大人っぽい切なさを醸し出しながら、柔らかく優雅な歌声で魅了した。MCパートでは、衣装紹介の後、ユニットのために特別にアレンジされた「What a Wonderful Dream!! ～KALEIDOSCORE Ver.～」を歌唱。美しく重なり合うハーモニーで会場を温かく包み込んだ。

1期生のパフォーマンスから2期生が合流する演出に感動！

幕間映像から続く形で始まったのは、1期生による「Hoshizora Monologue」。5人で歌う姿に懐かしさと成長を感じるなか、曲のラストで2期生が合流して9色の虹を生み出す演出はファンを感動させた。その後、2期生とともに「Including you」、「未来の音が聴こえる」を歌い、TVアニメ1期、2期のストーリーを追いかけるような選曲で興奮を生んだ。

MCパートでは、伊達が「どうしても伝えたい」として、ソロ曲の衣装がかのんの楽曲「青空を待ってる」の楽譜を施したデザインになっていることを明かして会場を驚かせた。

その後、「Second Sparkle」、そして3期生も合流しての「私のSymphony ～2023Ver.～」を畳みかけるように披露。「私のSymphony ～2023Ver.～」ではサビを3期生の結那と坂倉が担当し、11人で花道を歩きながら歌声を届けると、会場は圧倒的な一体感を見せ、本編は終了した。

夏にぴったりの楽曲で盛り上がったアンコール！

幕間映像の後、再びLiella!11人全員が登場し、トロッコに乗って「ビタミンSUMMER！」「TO BE CONTINUED」をパフォーマンス。合いの手を煽るキャストの熱気に、観客もそれを上回る熱量で歓声を上げ、ブレードを振って応えていた。

息を整えながらライブを振り返り、結那は「ついに3期生としてLiella!に入りました。皆さんの声や、メンバーの『大丈夫だよ』を聞くたび、元気をもらっていました。これからは私も、歌や言葉で皆さんに元気を届けられるようになりたいと思います！」。大熊はソロ曲の「ガラスボールリジェクション」を振り返り、「メイからもらった光を受けて、笑顔でスクールアイドルを続けられるよう、自分の殻を破っていけたらいいなと思いました。今まで勇気をもらっていた分、皆さんにも勇気を届けたいと思います！」。鈴原は2期生のソロ曲について、「皆がレッスンでもがいていたのを見てきたので、今日めちゃくちゃ格好良かったよと伝えたいと思います。これからも11人のLiella!の応援をよろしくお願いします！」。ペイトンは「2期生が初披露となるソロ曲に向けて汗だくになりながら練習している姿を見て、『私ももっと頑張らないと！』と思いました。きっと他の1期生や3期生も、2期生に勇気をもらっていると思います。来週も気合いを入れて頑張っていきます！」。Liyuuは「トロッコに乗っているとき、皆さん一人ひとりに手を振りながら、皆さんと出会えて本当に良かったなと思いました」。涙を見せつつ、「来週から他のユニットも登場するので、楽しみにしていてください！」。伊達はソロ曲の「Free Flight」について、「今までの流れを経て生まれた、かのんちゃんの想いがたくさん込められた楽曲なのかなと思っています。初めて聴いたときは上手く掴めませんでしたが、だからこそ毎公演違ったパフォーマンスにできるような、自由な楽曲だと思いました」と想いを語った。岬はソロ曲について「誰かのために頑張りたいという想いが詰まった楽曲です。人のために頑張るのは簡単なことじゃないですが、私もそういう時間をどんどん積み重ねていけたらなと思いました」。青山は、今回の公演が4thライブツアーの基準になると思っていたと伝え、応援してくださる方々の期待を裏切らないためにどうしていくべきか悩んだと明かした。「特に結那は、Liella!の楽曲の他に、ユニット曲もあるので、すごく戸惑っていたと思います。リハも泣きながら頑張ったよね」と振ると、不意打ちのコメントに結那が涙を見せる一幕もあった。「皆さんに良いものを届けたいと思って頑張ることができるのは、応援してくださる皆さんのおかげです。この後のライブツアーでも期待していただければと思います！」。薮島は、ソロ曲に不安があったが、同じ2期生3人のおかげで頑張ることができたと涙を堪えつつ振り返り、「1期生の背中を見てきたからこそ、堂々とパフォーマンスすることができました。私たちも、3期生のお手本になるような格好良い存在になっていきたいと思います！」。絵森は「（薮島のコメントを聞いて）2期生4人で一緒に頑張ってきた時間を改めて思い出して、2期生とLiella!が大好きだなと思いました」。ソロ曲について「初めて聴いたときにとても可愛く、理想通りの楽曲で嬉しかったです。もし次に歌唱する際は、表情なども変えて歌ってみたいなと思っています」。坂倉は「最初の挨拶、ちゃんとできていましたか…？」と初々しい表情を見せ、「昨日の公演で皆さんの温かい声援や感想を見て、今日は安心した気持ちでステージに立つことができました。小学生の時に『ラブライブ！』を知ってファンになり、いつかメンバーになることが夢でした。私の夢が叶ったのは皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。これからも全力で頑張ります！」と力強く語った。

アンコールの最後に届けたのは「UNIVERSE!!」。キャストが会場の隅々に散らばり、ウインクや手を振ってファンサービスを贅沢に届け、拍手喝采に包まれながらステージを去った。

11人と観客の心が一つになったDay2！

初お披露目となったユニット曲は高い完成度で観客の心を掴み、11人のパフォーマンスでは渾身の歌声を響かせて観客と唯一無二の時間を生み出した。聴き馴染みのある曲でも、歌い分けパートが違うだけで曲全体の印象が変わるのがライブの面白いところ。これからの成長が楽しみな3期生や、始動したばかりのユニットが、今後どのような変化を見せてくれるのか、ワクワクが止まらない。残暑を楽しく元気に乗り切れるパワーをくれた彼女たちの4thライブツアー千葉公演2日目は、感動と熱狂の内に幕を閉じた。

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