4年半ぶりのマリンタワー前広場での「パンツァー・フォー！」大洗春まつり海楽フェスタ2024 ガールズ＆パンツァーキャストトークショーオフィシャルレポート到着！

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2024.3.19 UP

4年半ぶりのマリンタワー前広場での「パンツァー・フォー！」大洗春まつり海楽フェスタ2024 ガールズ＆パンツァーキャストトークショーオフィシャルレポート到着！

3月27日(水)にシリーズ最新作『ガールズ＆パンツァー最終章』第4話Blu-ray＆DVDの発売を控えている、「ガールズ＆パンツァー」につきまして、2019年11月の「あんこう祭」以来約4年半ぶりに「ひたちなかエネルギーロジテック大洗マリンタワー前芝生広場」でのキャストトークショーを実施しました。

大洗春まつり海楽フェスタキャストトークショーオフィシャルレポート　到着！

■イベントタイトル
大洗春まつり海楽フェスタ2024 ガールズ＆パンツァーキャストトークショー
■日程
2024年3月18日(日)　12:00～
■会場
ひたちなかエネルギーロジテック大洗マリンタワー前芝生広場
■出演
渕上舞(西住みほ役)／尾崎真実(五十鈴華役)／中上育実(秋山優花里)　※敬称略

写真左から順にボコ（本作のマスコットキャラクター）、中上、渕上、尾崎

3月17日、茨城県大洗町で開催された「大洗春まつり海楽フェスタ2024」。このイベントの「ひたちなかエネルギーロジテック大洗マリンタワー前芝生広場」にて、「ガールズ＆パンツァーキャストトークショー」が行われた。『ガルパン』の主人公チーム・大洗女子学園の本拠地のモデルであり、作品とは非常に縁深い大洗町でのイベントは、昨年11月の『あんこう祭』以来。さらに、マリンタワー前芝生広場での実施は『大洗あんこう祭2019』から数えても約4年半ぶりとなる。復活を待ち望んでいた多くのファンが詰めかけたトークショーの様子をレポートする。

マリンタワー前で響いた、「ヒヤッホォォォウ！　最高だぜぇぇぇぇ!!」

商店街での戦車展示やキャラクター等身大パネルの掲示、特設ブースによる「ガルパンミニミニホビーショー」でのグッズ販売など、『ガルパン』にまつわる様々な企画も催された「海楽フェスタ」。メインステージではファン参加型イベント「ガルパンクイズ大会」が大きな盛り上がりを見せて終了したあと、「キャストトークショー」の時間に。まずはイベントの司会を務める鳥居玲（バンダイナムコフィルムワークス／制作プロデューサー）が登壇。続いて、ChouChoの「Never Say Goodbye」をBGMに、この日のゲストである渕上舞（西住みほ役）、尾崎真実（五十鈴華役）、中上育実（秋山優花里役）の3名がステージへ。ガルパン仕様のモッズコートを羽織った3人の姿に、割れんばかりの拍手が会場から巻き起こった。

まずは3人それぞれが冒頭で挨拶。渕上さんは「久しぶりにこのステージでみなさんとお会いできてとっても嬉しいです。みんなのアイドル、渕上舞だよ～！」、続けて尾崎さんが「本当に久しぶりにここからの景色が見られて嬉しいです！」、中上さんは、観客と共に秋山優花里の名セリフ「ヒヤッホォォォウ！　最高だぜぇぇぇぇ!!」を絶叫。時折、強い風が吹くコンディション中であったが、華やかにトークショーはスタートした。

あんこうチーム3名が語る！　Blu-ray＆DVDで観る『最終章』第4話

最初のトークテーマは、4年半ぶりとなったマリンタワー前芝生広場でのイベントについて。コロナ禍前までは定期的に開催されており、「あるのが当たり前のように感じていた。失って気づく大切さがあった」と、渕上さんは率直な感想を口にした。尾崎さんは、「みなさんのおかげで、たくさんの人に見られることにあまり抵抗を感じなくなった」そうで、こうした大規模イベントの存在に感謝を伝えていた。

中上さんは「もっと懐かしさがあるのかなと思っていたけど、この間、来たばかりのような感じがします」と鮮明な記憶として残っていることに驚きながら、「今日のこの日が終わらないでほしい」とも話し、すでに寂しさが生まれていることを告白。3名それぞれのメッセージから、このイベントへの熱い思いが滲んでいた。

次に、昨年10月に上映された『最終章』第４話の話題へ。舞台挨拶で感想やポイントを述べる機会が多かった渕上さんは、「雪山での滑走シーン」を見どころに挙げつつ、「小ネタも見て欲しい。私はぬいぐるみを飾るほどカッパーくん（JX金属のマスコットキャラ）が好きなのですが、カッパーくんの看板がシレッと出ています」と、何度でも鑑賞できるBlu-ray＆DVDならではの楽しみ方を提案した。

尾崎さんは「（先に敗退したので）今回は見守る立場。だけど、あんこうチームが卒業したとしても、大洗はきちんと戦っていけるチームになったんだな」と振り返り、代理で隊長となった澤梓をはじめ、後輩たちの成長に目を細めていた。中上さんは、「私と茅野（愛衣）ちゃんは新キャラクターの兼役（中上さんが継続高校のトミ、茅野さんが同高校のタミ）があったので、そこも注目してもらいたいです」と、視聴ポイントを話していた。

また、３名とも『最終章』第４話を４D上映で鑑賞済。尾崎さんは、座席がシーンに合わせて一緒に動いてくれるため、「通常上映よりも、４Dの方が見やすかった」と、目まぐるしく視点が切り替わる『ガルパン』らしい感想を。渕上さんと中上さんは、正面からだけではなく、頭上からも放出される水しぶきのリアルさと勢いが印象的だと語っていた。

ちなみに第４話では、１カットだけキャラクターたちがモルック（フィンランドの伝統的スポーツ）に興じるシーンがあるが、鳥居プロデューサーはバンダイナムコフィルムワークスの社員たちでチームを結成し、大会に出場しているとのエピソードを披露。中上さんもこれを聞いて「これだけキャストの人数がいるんだから、ここでモルック大会できるんじゃない？」と乗り気になっていた。

映像特典は300分超え！　OVA「タイチョウ・ウォー」秘話も

ここからは、27日に発売が迫る『最終章』第４話Blu-ray収録内容を紹介するコーナーに。映像特典の目玉として新作OVA「タイチョウ・ウォー！」が収録されているが、本日のキャストの中で唯一出演している渕上さんは、「今回も劇中で歌を歌っているのですが、私はとっても大変でした……」と告白。すでに予告映像内で解禁されているが、コアラの森学園の隊長であるコアラの声と共に要注目ポイントだ。さらに、初登場、新キャストのキャラクターも登場するとのことで、発売が待ち遠しい。

OVAを含めた映像特典は300分超えであるとアナウンスされると、会場からもどよめきが。古くは2021年10月、『最終章』第3話の4D上映記念で実施された舞台挨拶から、昨年の「あんこう祭」の映像などをたっぷりと収録。昨年の「あんこう祭」は会場が別の場所だったこともあり、渕上さん曰く「新しい形だったのですべてが新鮮でした」。また、イベント内で披露された朗読劇も収録されているが、3名ともその内容が「本当にエモかった！」と、心揺さぶられる内容だったと振り返った。

TVアニメ10周年を記念する形で制作された、3DCGによるあんこうチームと、ChouCho＆佐咲紗花の主題歌アーティストチームが共演した「ガールズ＆パンツァーバーチャルライブ、はじめます！～オオアライで全員集合!!!!!!!～」についての感想も。

尾崎さんは、3Dによるキャラ映像を初めて観たとき、「感動しました。歌っているし、踊っている！」と興奮を隠せなかったそう。渕上さんも、「我が子のステージを見ている気持ち」になったと、3Dキャラに親心が芽生えた様子。中上さんは、モーションキャプチャーのクオリティを絶賛し、「それぞれのキャラクターをしっかり研究していると感じました。優花里もこの動き、するよね！」と、その驚きを言葉にしていた。

第4話のBlu-rayからは、封入特典のブックレットも紹介。澤梓役の竹内仁美さんとの対談が収録されている渕上さんは、「竹内さんがすごく褒めてくるから照れる（笑）。でも、これまでしっかりと話す機会がなかったので、いろいろと作品について語ることができて嬉しかった」という。ふたりのトークは、3月23日にAnimeJapan 2024（東京ビッグサイト）でも実施されることが決定しており、YouTube「博報堂DY ミュージック＆ピクチャーズ【Showgate】ch」でも生配信が行われる予定だ。

また、大洗にある様々な店舗に常設されている『ガルパン』等身大パネルに、新たに継続高校のユリ、タミ、トミ、そして『最終章』第4話で聖グロリアーナ女学院に編入した島田愛里寿が登場。その紹介も行われた。トミを演じる中上さんは、「演じていたシーンは緊迫していたシーンだからカッコいいイメージだったけれど、めっちゃ明るくてフレンドリーな感じ」がすると、改めてそのデザインのその印象を語ってくれた。

このほか、ファンには嬉しい複数のお知らせのあと、5月4日開催の「とちてれ☆アニメフェスタ」にて、『ガルパン』のステージイベントが実施されると発表。アンチョビ役の吉岡麻耶さんがゲスト出演することも明らかとなり、5年ぶりに「ドゥーチェ！」コールが会場に響き渡る日となりそうだ。

もはや一生ものの付き合い？　『ガルパン』と大洗

60分のトークショーはあっという間に終了の時間に。最後に、キャスト3名から本日の感想が会場を埋めた観客に向けて送られた。

「あっという間でした。第5話は日常シーンが増えるという話があって、私はどんな感じになるのか今でも妄想しています。個人的には、ねこにゃーたちと筋肉を一緒に鍛えているシーンが見たい（笑）。今日は3人で帰ってきましたが、次回は5人で勢揃いできたら良いなと思っています。ぜひ元気に、健康に気をつけて、これからも優花里さんと共に楽しい時を過ごしてもらえればと思います。ありがとうございました」（中上さん）

「久しぶりにこのステージに立てて、胸いっぱいです。本当に集まっていただいてありがたいですし、長い付き合いになりましたね（笑）。こんなに長く作品に関わらせていただくとは想像しませんでしたし、“次のあんこう祭は？”みたいな話ができるのもすごく幸せです。今望むのは、本当に世界平和！　これからも『ガルパン』をどうぞ、よろしくお願いいたします」（尾崎）

「ここで３人のお喋りをお届けすることができて、とても楽しい時間でした。大洗はもう第二の故郷と言っても良いくらいの場所なので、落ち着きます。一方で、毎回来るたびに新しい楽しさを感じることができて、３月や11月になるとワクワクしています。今日もとっても気持ちの良い気候の中、この『海楽フェスタ』を迎えることができたのは嬉しいです。『ガルパン』の世界を感じていただくのもそうですが、大洗という町がとても素敵な場所なので、お祭り以外でも遊びに来て楽しんでもらえたらと思います。今日はどうもありがとうございました！」（渕上）

最後は、ボコも登場し、登壇者全員で写真撮影タイムに。来場者と一緒に、「パンツァー・フォー！」の掛け声でトークショーは締めくくられた。
「海楽フェスタ」での『ガルパン』イベントとしては5年ぶりの開催となったが、大洗ならではの熱とアットホームな雰囲気に包まれた時間となった。第5話の制作も開始され、クライマックスに向かう『最終章』であるが、11月の「あんこう祭」をはじめ、舞台・大洗町とのコラボレートは今後も期待したい。