インタビューココだけ | 『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略
『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略 小野大輔(古代 進役)×古川 慎(アルフォン役)インタビュー[宇宙戦艦ヤマト通信]
『ヤマトよ永遠に REBEL3199』を全七章にて全国劇場上映、「第一章 黒の侵略」が2024年7月19日(金)より上映開始となります。今回はYouTubeにて公開中の特別番組「ヤマトよ永遠に REBEL3199 -始動直前TV-」で行われたスタッフ・キャストによる対談を記事化しご紹介していきます。第3弾は小野大輔(古代 進役)×古川 慎(アルフォン役)インタビューです。
──古代を演じる上で意識していること
小野特に気をつけてないね。
古川気をつけてないんですか。困ったな(笑)。
小野演じるっていうことをあんまり意識しなくなったんだよ。(古代に)近付いてきちゃって。
古川自分が古代になった感じ?
小野うん、そんな感じ。『宇宙戦艦ヤマト2199』(以下『2199』)で古代進に決まった時は、あの『ヤマト』かと気負うじゃない。今日もスタッフが沢山いますけど、ヤマトおじさんたちのプレッシャーが半端なかったんだよ(笑)。
古川結構ざっくり色々言いますね(笑)。
小野音響監督さんがプレッシャーをかけてくるの。「お前が古代か。大丈夫なのか」って。それは言われるよ、皆『ヤマト』が好きなんだもん。とにかくプレッシャーと戦いながらやっていたんだけど、やっぱり12年やっていると役と一体化してくるね。最初は皆の大切なイメージがあった古代進をそのままやんなきゃと思っていたけど、富山敬さんが演じられた古代進がいて、『2199』で新しく描かれた古代進がもう一人いるんだよ。『2199』の古代は内省的な部分が自分とすごくリンクしていて。これは俺だと思えた瞬間があって、そうなってくると気負わなくてもそのまま演じれば古代進になれる感覚になってきた。あと、原作は演じた後にご褒美的に観るようにしていて。
古川答え合わせじゃないけど、新しい作品と比べてどういう風なものになっているのか。
小野そうそう、同じ部分も発見できたりして。(『2202』で)土方(竜)さんが殉職されて、その後の「土方前艦長の命令を決行する!」っていうセリフの言い方が富山敬さんとすごいそっくりで。
古川意識は全くしてない?
小野全く知らなかった。
古川何かしらのパワーが働いたってことですね。
小野僕なりの古代進を演じているんだけど、やっぱり昔からある古代進はこの作品にずっと息づいているんだなと。その時に俺は俺のままでやっていいんだ、それが古代進になるんだと改めて感じた。
──アルフォンを演じてみて
古川小野さんは『2199』でプレッシャーを感じていたと話していましたけど、僕は今そのレベルです。現場に行く度にプレッシャーをずっと感じています。
小野そうなの!? アフレコは結構進んでるじゃん。まだ緊張する?
古川しますよ。リメイクシリーズということで、アルフォンという人間に対しても新しい属性が付与される訳ですよ。原作のアルフォンよりもすごく柔らかいし、全く見せていなかった部分が、福井さんによって最初にインストールされたんですよ。
小野福井さんが最初に説明してくれるんだよね。
古川「アルフォンというキャラクターはこういうところがあって、(森)雪に対してこういう風に接します」と、丁寧に説明してくださって。その話を聞いた時点で、原作で抱いた印象と大分違うんですよ。その新しく付与された属性をパーソナルに持って来た時に、こうやった方がそっちの方向性になるんじゃないかとか、デザリアムっていう国での立ち位置、ひいてはこの作品全体の立ち位置にまで自分で足を伸ばすようになれて。それでようやく自分の中のがんじがらめの思考が取れて、少しだけ自由度が上がって来た感じですね。
小野古川君がこの役になって、俺とやり合ってくれるのが嬉しくて。なぜか兄弟役を結構やるよね。その時にちょっと声が似ているねって言われたことがあって。
古川ファンからのお手紙でもたまに頂くことがありますね。
小野だから、血縁の役が多いし、同じ女を取り合うのかなって(笑)。ちょっとシンパシーを感じるもん。割といじられキャラでしょ(笑)。
古川そうですね(笑)。
小野今回のライバルキャラは、僕よりも上の年齢や芸歴の方が来てもおかしくないなと思っていて。古川君って聞いた時は若い!って思ったんだけど、古川君である意味がめちゃくちゃあるなと思えてきて。
古川それに関しても福井さんからの説明であったんですけど、やればやるほどそうだよねと納得してきて。今回の話のポイントになると思うんですよね。
小野それ以上聞いたらネタバレになる?
古川ネタバレじゃないかもしれないけど、第一章では僕はまだ何にも喋ってないですし(笑)。
小野すごい聞きたかったんだけど、それはそうだね(笑)。
古川それは第二章を待って頂いて。何となく感じる違和感はあると思うんですよ。説明を聞いていると、なるほどと思うようになって。
小野じゃあ、プレッシャーを乗り越えて、今は理解が深まってきている?
古川どう乗りこなしていこうかみたいな感覚です。
小野俺が古代進を最初にもらった時よりも、全然役の落とし込みが早いよ。
古川僕の時は周りからのプレッシャーはあんまりなかったので。
小野「お前がアルフォンか」って言われなかった?
古川言われてないですね(笑)。
小野いいな~、皆優しくて。
──ヤマトファンへメッセージ
小野再びヤマトが空へと飛び立ちます。12年演じて来て、古代 進と一心同体となって参りました。旅に出る度に「一人ではない。皆がいてくれたからこそこの船は進んでいる」といつも思っています。そして、今回の旅にも新しい仲間が沢山参加してくれています。古川君をはじめとしてキャストがとてもフレッシュです。次の世代を担う若者たちが『ヤマト』という作品に、この艦に乗り込んでくれています。艦長としてはそれがとても嬉しいです。ヤマトおじさんたち、僕らの世代、そしてさらにその先の若い世代、ぜひ皆さん一緒に乗り込んでください。未来へ飛び立ちましょう。ヤマト発進!
PROFILE
小野大輔(おの だいすけ)
5月4日生まれ。高知県出身。主な出演作は『宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』古代 進役、『ジョジョの奇妙な冒険』空条承太郎役、『おそ松さん』松野十四松役など。
PROFILE
古川 慎(ふるかわ まこと)
9月29日生まれ。熊本県出身。主な出演作は『ワンパンマン』サイタマ役、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』白銀御行役、『転生したらスライムだった件』ベニマル役など。
<上映情報>
『ヤマトよ永遠に REBEL3199』第一章 黒の侵略
2024年7月19日(金)上映開始!
<発売情報>
ヤマトよ永遠に REBEL3199 第1巻
Blu-ray【特別限定版】(数量限定生産)
上映劇場にて7月19日より最速先行発売
A-on STORE ・ヤマトクルーにて7月26日発売
税込価格:¥10,500
品番:BCXB-1934
Blu-ray
10月30日発売
税込価格:¥9,680
品番:BCXA-1934
DVD
10月30日発売
税込価格:¥7,480
品番:BCBA-5168
▼『ヤマトよ永遠に REBEL3199』 公式サイト
https://starblazers-yamato.net/index.html
▼『ヤマトよ永遠に REBEL3199』 公式X
/ 推奨ハッシュタグ#宇宙戦艦ヤマト
©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会