レポート　|　ラブライブ！スーパースター!!

作品と縁のある地で記念すべき6thライブツアー開幕！ 嬉しい新情報も解禁！『ラブライブ！スーパースター!! Liella! 6th LoveLive! Tour ～Let's be ONE～』東京公演レポート

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ラブライブ！シリーズの第4作『ラブライブ！スーパースター!!』に登場するスクールアイドルグループ・Liella!（リエラ）による待望の6thライブツアーが2025年3月からスタート！　全国5都市を巡る全10公演の開催を予定しており、皮切りとなる東京公演が2025年3月8日（土）・9日（日）に国立代々木競技場 第一体育館にて開催された。TVアニメ3期を追体験させる内容ながら、ライブならではの凝った演出で大熱狂を生み出した。本記事では2日目公演をレポートする。

TVアニメ3期OP主題歌からライブスタート！

アタック映像の後、「Let's be ONE 」の衣装に身を包んだLiella!の11人が登場。伊達さゆり（澁谷かのん役）、Liyuu（唐 可可役）、岬 なこ（嵐 千砂都役）、ペイトン尚未（平安名すみれ役）、青山なぎさ（葉月 恋役）、鈴原希実（桜小路きな子役）、薮島朱音（米女メイ役）、大熊和奏（若菜四季役）、絵森 彩（鬼塚夏美役）、結那（ウィーン・マルガレーテ役）、坂倉 花（鬼塚冬毬役）がTVアニメ3期OP主題歌「Let's be ONE ～TV Size～」「青春HOPPERS」を続けて披露し、オープニングから会場の熱気を爆発させた。自己紹介では、会場に合わせた挨拶で盛り上げ、結那は「渋谷で飲むお茶はしぶいや」といつものダジャレで周囲を笑わせた。本公演の会場がLiella!のメンバーが通っている私立結ヶ丘女子高等学校があるエリアということで、思い入れのある場所でライブを行うことに、キャストもいつも以上にテンションが高い様子だった。

感動的な演出でTVアニメ3期を追体験！

その後、結那による「Butterfly Wing ～Piano Size Ver.～」では、ステージの袖で伊達が結那を見守り、劇中のワンシーンを再現。続いて伊達がメインステージから花道を駆けてセンターステージへ移動。トロッコに乗ったLiyuuとペイトン、岬と青山も登場し、「いつものピースサイン」を歌唱。曲の終盤には伊達が再び花道を全力で走り、観客に背中を向け、右手を掲げて力強くピースサイン。歌だけでなく、見せ方にもこだわったステージで深い感動を呼んだ。その後、伊達、結那、坂倉による「Bubble Rise」で楽曲の世界観に誘うと、結那、坂倉の「dolce」で会場を夢心地の雰囲気で満たした。続いて3期第3話のメイと四季のTVアニメシーンが流れた後、Liella!で「Special Color」をパフォーマンス。曲のラストではTVアニメ本編を彷彿させるように薮島が大熊を抱きとめ、細部までこだわった演出にファンも大喜びだった。その後は鈴原、薮島、大熊、絵森が「ファイティングコール」で観客へ元気を届けると、Liyuuがソロ曲「星屑クルージング ～上海 Ver.～」を「Dazzling Game」の深紅の衣装で披露。歌い終わると青色の衣装を纏った伊達がステージのLiyuuに近寄り、背中合わせに立って「Tiny Stars 〜TV Size〜」を一緒に歌唱。ファンの想いを汲んだ完璧な流れに大きな歓声が沸いた。その後、伊達がLiyuuの手を引いてメインステージにいるLiella!と合流し、「絶対的LOVER」をパフォーマンス。曲が終わり、Liyuuが「ようこそ上海へ～！」と呼び掛けたのをきっかけに、キャストたちが上海で食べた美味しい食べ物を挙げていき、ラブライブ！シリーズアジアツアー上海公演の思い出話に花を咲かせていた。続いて結那と坂倉が「真っ赤。」を情熱的に歌うと、Liella!で「Dazzling Game」、冒頭で歌った「Let's be ONE」を今度はフルバージョンで披露。次に鈴原が「あふれる言葉」を一人で堂々と歌い上げると、11人で「笑顔のPromise」「Within a Dream」を繰り広げ、エモーショナルな展開で感動を届けた。

感涙必至のライブ後半！

続いて伊達、Liyuu、岬、ペイトン、青山の1期生5人で「ひとひらだけ」を熱唱。重なり合うコーラスの美しさに、観客はただ息を呑んで聴き入っていた。その後、メンバーカラーの衣装を身に纏ったLiella!が「スーパースター!!」を笑顔いっぱいにパフォーマンス。ちなみに、この衣装は遠くからでも「推し」の場所がすぐわかるとファンに好評だった。歌とダンスでLiella!の実力を存分に見せつけ、ラブライブ！決勝大会2連覇を成し遂げた快挙を再現すると、続く「結ぶメロディ」では1期生が2階ステージで、2期生と3期生は1階ステージで1期生を見送るように歌い、卒業式のような雰囲気でパフォーマンス。涙ぐむファンも見られ、熱い眼差しがステージに注がれていた。万雷の拍手の中、次に歌ったのは、Liella!のデビュー曲であり全ての始まりでもある「始まりは君の空 ～11 Ver.～」。先輩から後輩へバトンを渡し、想いを繋いでいく様子に、曲が終わると客席から大きなLiella!コールが沸き起こった。

アンコールの歓声が鳴り響いた熱狂のアンコール！

暗転の後、Liella!のこれまでの歩みを振り返るキャストインタビューや練習風景が流れ、再びLiella!が登場。アンコールとしてTVアニメ3期ED主題歌「DAISUKI FULL POWER」、独特の振り付けがキュートな「QUESTION99」、ハッピーなパーティーソング「シェキラ☆☆☆」をトロッコで観客一人ひとりに届けた。その後、一人ずつライブを振り返ることに。

結那は「TVアニメはクライマックスを迎えましたが、Liella!はまだまだ止まりませんし、むしろこれからが始まりだと思っています。皆さんともっと大きな夢をつかみ取りたいなと思っています！」。大熊は「Liella!は希望で、勇気で、人生です。今回のツアーでは、四季が抱えているものや、彼女がどうやって生きてきたのかなど、全部を辿りながら臨みました。これからも四季と一緒に、皆さんと夢を叶えていきたいと思います！」。鈴原は青山の傍へ移動し、「3期で恋ちゃんと接する機会が増えて、この会場で『笑顔のPromise』を一緒にパフォーマンスできて本当に嬉しかった」と話し、「笑顔のPromise」の「結ぶよ」という歌詞で手と手を合わせる振り付けを青山と一緒に行い、大きな拍手を受けた。ペイトンは「クーカーが初めてライブを行った場所だったり、すみれちゃんが自分を見つけて欲しくて歩いた竹下通りがあったりなど、Liella!を形作ってきた場所でライブができて、本当に嬉しかったです。次は愛知でお会いできたら嬉しいです！」。Liyuuは「星屑クルージング」と「Tiny Stars」のパフォーマンスに触れ、「この曲を披露できて、本当に嬉しかったです。キャストの皆とは上海でライブをしましたが、いつかここにいる皆さんも上海に連れて行くのが私の夢です！」。伊達は「いつものピースサイン」について「曲の解釈が無限大にあって大好き」と話し、「『離れていても繋がっているよ』という歌詞を、今日のライブで強く実感しました。これからもLiella!の応援をよろしくお願いします！」。岬は「ライブの中で、私たち以上に皆さんが楽しんで笑ってくださっているのを見て、ここにいて良かったと思いました。ここからまた一層パワーアップして6thライブツアーを駆け抜けてまいります！」。青山は「笑顔のPromise」について「昨日ののんちゃん（鈴原の愛称）の頼もしいパフォーマンスを見て、実は今日のライブでは自分の演出を少し変えています」と明かし、「より良いものをお届けできるように、毎公演、瞬間を大事にしてライブに臨んでいきたいと思います！」。薮島は「皆さんの貴重な3時間を私たちのライブに向けていただいてとても嬉しいです。Liella!と過ごす時間を、あなたにとってより幸せなものになるように、これからも一丸となって頑張っていきたいと思います！」。絵森は「ファイティングコール」への思い入れを語り、「Liella!に加わってからこれまで順風満帆とは言えなかったけれど、この（2期生）4人で頑張ってこられて本当に良かったなと思います。自分の背中を冬毬ちゃんやマルガレーテちゃんにも見せることができたので、この曲にはとても感謝しています」。坂倉は、冬毬を演じるにあたって最初は不安だったが、夏美と冬毬の母役を務める日笠陽子さんから「冬毬ちゃんを演じられるのは花ちゃんだけだし、花ちゃんの冬毬ちゃんが正解なんだよ」と言われたことで自信に繋がったとし、「これからも冬毬ちゃんの一番の理解者でいられるように寄り添っていきたいです！」と意気込みを語った。

フィナーレを飾った「君・街・空・星」では、スクリーンに上空から見た渋谷、原宿周辺の街並みが映し出され、普段のライブとは一味違う、この会場で行うことの特別さを強く感じさせた。最後は2期生がステージに残って手を繋いで並び、「これからも私たちLiella!のことを見ていて欲しい！　Song for All ! 」と呼び掛けて観客へ心からの感謝を伝え、盛大な拍手に見送られてステージを去った。

その後、最新情報として3rdアルバムの発売決定や、シリーズ初の地上波冠番組として「Liella!のちゅーとりえら!!」が2025年4月より日本テレビにて放送されることが発表され、会場は歓喜に沸いた。

圧倒的なパフォーマンスで感動の渦を巻き起こしたDay2！

本作と“縁のある地”ともいえる場所で行われた6thライブツアー東京公演は、TVアニメ3期をなぞるだけでなく、ライブならではのエモーショナルな演出で感動を倍増させ、一度見たら忘れられない多幸感に満ちたものとなった。「君・街・空・星」の歌詞にあるように、「どこまででも広がって」いくLiella!の無限大な未来へ希望を残して、6thライブツアー東京公演は幕を閉じた。

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