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潘恵子、潘めぐみ、福井晴敏(総監督)、氷川竜介(アニメ特撮研究家)、吉田尚記(MC/ニッポン放送アナウンサー) 登壇!3月22日(土)開催 AnimeJapan 2025 WHITE ステージ「宇宙戦艦ヤマト」放送開始50周年記念ステージ オフィシャルレポート到着!

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『ヤマトよ永遠に REBEL3199』は、『ヤマトよ永遠に』と『宇宙戦艦ヤマⅢ』を原作に、新解釈を加えて再構成した『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ最新作。全七章にて全国劇場上映、「第三章 群青のアステロイド」を4月11日(金)より上映開始します。

★「ヤマト」の魅力や見どころをたっぷり語る!

「宇宙戦艦ヤマト」放送開始50周年を記念して、オリジナルシリーズでサーシャ役を演じた潘恵子と、リメイクシリーズ『ヤマトよ永遠REBEL3199』でサーシャ役を受け継いだ潘めぐみが親子で登壇いたしました。さらに、『ヤマトよ永遠に REBEL3199』総監督の福井晴敏、アニメ特撮研究家の氷川竜介も参加して、「ヤマト」の歴史を振り返りました。

「宇宙戦艦ヤマト」放送開始50 周年記念ステージ AnimeJapan 2025 WHITE ステージ

■日時:3月22日(土) ステージ15:50~16:20
■場所:東京ビックサイト AnimeJapan2025 WHITE STAGE(東京都江東区有明3-11-1)
■登壇者:
潘恵子(『ヤマトよ永遠に』サーシャ役、『ヤマトよ永遠に REBEL3199』マザー・デザリアム役)、潘めぐみ(『ヤマトよ永遠に REBEL3199』サーシャ役)、福井晴敏(『ヤマトよ永遠に REBEL3199』総監督)、氷川竜介(アニメ特撮研究家)
進行:吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)

〈オフィシャルレポート〉

オリジナルシリーズでサーシャを演じた潘恵子と、リメイクシリーズ『ヤマトよ永遠に REBEL3199』でサーシャを演じている潘めぐみが一堂に会するという貴重な機会に会場は大盛況。まずは潘めぐみが「このようなひとときをいただいて、光栄に思っております」と語ると、潘恵子も「久しぶりの皆さん、はじめての皆さんもいらっしゃると思いますが、今日はどうぞ楽しんでいってください」と呼びかけた。

いきなり冒頭から「(氷川の著書『空想映像文化論 怪獣ブームから『宇宙戦艦ヤマト』へ』のカバーイラストは)安彦良和さんに描いていただきました。安彦さんは『宇宙戦艦ヤマト』のスタッフですが、赤ん坊のサーシャって安彦さんの作画なんですよ」と裏話を語るなど、アニメ特撮研究家の氷川が語るコメントに興味津々の会場内。

そんな氷川が「宇宙戦艦ヤマト」にはじめて触れたのは高校二年生のこと。「当時、練馬区の桜台にあったヤマトの制作スタジオに出かけまして。すごいアニメというのは、やはりそれだけの理由があるのだと思いました。アニメ雑誌がなかった頃なので、そこで設定とか、原画とかに触れることになって、今に至るという感じですね」。

当時は“テレビまんが”と呼ばれていた時代だったということもあり、「こんなことをテレビでやっていいのかと思った。だいたいが第一話では何の説明もなかったし、ヤマトも出てこなくて。クラクラしてしまった。未知の世界に連れて行ってくれた作品」と語る。

一方の福井が「宇宙戦艦ヤマト」に出会ったのは「氷川さん世代がつくったブームが浸透したあと」だという。「『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の公開記念の時に、テレビで映画版第1作がテレビで放送されて。それを観たのが最初でした。夜の9時からはじまって11時半くらいに終わる。その二時間半の間に地球が滅んで、蘇るまでが描かれる。そんなものは初めて観たんです。それは、アニメだからできる語り口だというのは、大人になってからわかることなんですけど、それまで観ていたものとは違うものを観せられた感じがします」と振り返り、「一緒に観ていた親戚のおばさんが、『これ今日中に終わるの?』と言っていたんですよ。実は自分もそう思ってたんですが、実際に終わったし、感動もしたし、すごいなと思いましたね」と懐かしそうに語った。

オリジナルシリーズでサーシャを演じることになった経緯について潘恵子は「1974年のテレビシリーズの時代はこの仕事をしてなくて。学生だったと思います。だから『宇宙戦艦ヤマト2』にちょっとだけ出演した時もふーんという感じでした」と切り出すと、「わたしは舞台ばっかりやっていた演劇少女だったので。アニメのことはよく知らなかったんです。でも『宇宙戦艦ヤマト』という作品があるのは知っていた。それでちょっと出させてもらって。2年後くらいに『ヤマトよ永遠に』のオーディションがあったのかな。そこから出させていただいた感じですね」と述懐。

当時、「宇宙戦艦ヤマト」の反響はものすごいものがあったそうで、「『さらば』の頃に、日本武道館でイベントを行ったこともありました。当時は声優さんが武道館に立てることはほとんどなかったんですけど、イベントをやったら、満員で入れない方も出たほどだった。だから次の日にもう1回やったんです。たまたま当時、武道館も空いてたんですね。大変なブームにだったのを覚えてます」と語ると、潘めぐみも「すごい話ですよね。わたしが影も形もない時代の話ですもんね」と感心した様子だった。

リメイクシリーズにおけるサーシャのキャスティングについて福井は「めぐみさんにお願いしない理由はなかった」とキッパリ。「たまたま声優さんをやられていたというだけでなく、お母さんと一緒に『機動戦士ガンダムUC』のアフレコ現場に来ていただいたことがあったのですが、あれがある種、練習的な感じがありました。しかもあれから数年で、たちまちスターダムにのし上がったじゃないですか。もしそれがなかったら(関係者を)説得しないといけないところでしたが、スターになっていたというところで。『お前、口をきけるの? だったら連れてきて』という感じでした」と述懐。一方の潘めぐみはサーシャ役のオファーに「役を継がせていただくという形は、今まであまりなかったので、光栄だなと思いつつ。果たして自分に、この作品を解釈することができるのか、この艦に乗れるのかなと心配もありました」と振り返った。

そうやってサーシャ役を継ぐことになったが、「わたしは母には相談できないタイプ」と潘めぐみが語ると、潘恵子も「わたしもされたくない」と笑いながら返答。一方で福井とは相談しながら収録に臨んでおり、「収録では福井さんとサーシャタイムというのがあって。毎回ヤマトクルーには内緒でお話をしながらサーシャ像を作っていっている感じですね。わたしは自分から相談に行けなくて、(相手から)来てくださると言えるので。ありがたい時間だなと思います」と明かした。

そして潘恵子は、福井から直接のオファーがあり、マザー・デザリアム役を受けることにしたという。その中で娘がサーシャ役を受け継ぐということが決まり、「めぐみがやると聞いて、いいなと思いました」と笑った恵子は、「本当にすばらしい役ですよね。わたしも『ヤマトよ永遠に』でやらせていただいた時に、役者冥利(みょうり)に尽きる役だと思っていましたから。最高でした」と笑顔を見せた。

そうした具合にサーシャ役を親子で継承するということに、氷川も「すばらしいことだと思います。何年か前に、福井さんとイベントに登壇した時に『さらば』をやるならアンドロメダをお願いします。『永遠に』ならサーシャをお願いしますと言いました。僕は“萌え”とかはあまり興味がないんですけど、サーシャは別ですね」とキッパリとコメント。「一足先に第三章を観させていただいたんですが、予告にもあったサーシャの『おじさま』というセリフが出てきて。あの破壊力たるや。これはもう親子共演は大成功ですよね。マザー・デザリアムの重い声も素晴らしかったです」としみじみ。福井も「今にして思うとサーシャは“元祖萌えキャラ”と言えるかも。今は萌えキャラも別の形に変わり初めていて、以前のアニメアニメしたものとは違うキャラクター像が人気を集めているんだと思います。そのすう勢もふまえて、萌えキャラという部分での、つかみの部分、人間性の部分、そこに現代性も加味して、けっこう複雑なキャラクターにしてあります」。

そんな親子共演だが、今後の展開においては新しい世界が見えるという。「かつてサーシャだった恵子さんがマザー・デザリアムを演じていることの意味を、最終章のマザー・デザリアムのセリフを聞いていただければ、ああ、と感じてもらえると思う。ある意味、その一言のためにこのシリーズを作っているといえるので、その答え合わせをお楽しみに。」と福井が今後の展開を語った。そしてそこから氷川が「当時、なぜサーシャに入れ込んだかというと、かぐや姫っぽいんですよ。急成長して、任務を果たして去っていくというところが。そういう雰囲気が出ているといいなと思います」と指摘すると、福井は「その視点はまったくなかったな。でも今、それは受け取りました。制作は先に進んでいるんですが、まだ大丈夫です」とコメント。そうしたやり取りを目の当たりにした潘めぐみも「ここにいる皆さんが証人ですからね」と会場に呼びかけた。

そんなイベントもいよいよ終盤に。『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』について、潘恵子が「すばらしい映像、音響と、福井さんが描かれる人物がものすごく濃くて。そして大切なメッセージがあります。わたしの時代の方も、新しい時代の方も、ひとりでも多くの方を連れていって、観ていただきたいなと思います」と語ると、潘めぐみが「第二章の上映の時に、ヤマトの模型が新宿ピカデリーに飾ってあって。そこにおじいちゃんと、腕に赤ちゃんを抱えたパパとママがいて。きっと親子三代みんなヤマトが好きなんですよ。今回の第三章は、そうした世代を超えた話がズンとくるなと思っていて。今生きている人たちと、これまで生きた人たち、そしてこれから生きていかなきゃいけない人たちにとって、大切なメッセージがあるなと思います」とコメント。最後に福井が「今、宇宙戦艦ヤマト50周年を記念した『全記録展』も開催されていて盛り上がっています。この第三章もヤマトファンの皆さんに忘れずに観ていただきたいなと思っています」と会場に呼びかけた。

作品情報/上映情報

【作品情報】
◆作品タイトル:
『ヤマトよ永遠にREBEL3199』
(やまとよとわにれべるさんいちきゅうきゅう)

◆作品情報:
1980年に公開された劇場映画第3作『ヤマトよ永遠に』を原作に新解釈を加えて再構成した『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ最新作。全七章(全26話)構成にて2024年より全国劇場で上映開始。

◆上映情報:
『ヤマトよ永遠にREBEL3199 第三章 群青のアステロイド』2025年4月11日(金)上映開始

◆制作年:2025年

◆あらすじ
宇宙戦艦ヤマトが不在となった地球では、デザリアムと共存する奇妙な日常が始まろうとしていた。
あの加藤三郎の忘れ形見・翼が通う小学校にも、デザリアムの少女フルールが転入。彼らは次第に周囲に馴染み、人々はそれを受け入れていく――。
だが本当にデザリアムは、不幸な歴史を変えるために現れた善意の使者なのか。旧ヤマト艦隊クルーを中心とするパルチザンはその正体を世間に訴えるべく、大規模な反抗作戦を計画するのだが……。
一方、宇宙戦艦ヤマトは透明戦艦グロデーズの追撃を振り切り、ガルマン星系に立ち入ろうとしていた――。
すべてを失った古代進は、再び立ち上がることができるのか。
そしてさらわれたサーシャの運命はいかに――!?

◆メインスタッフ
原作:西﨑義展/製作総指揮:西﨑彰司/総監督:福井晴敏/監督:ヤマトナオミチ/シリーズ構成・脚本:福井晴敏/脚本:岡 秀樹/キャラクターデザイン:結城信輝/メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加/CGプロデューサー:後藤浩幸/CGディレクター:上地正祐/音楽:宮川彬良・兼松 衆/宮川 泰/音響監督:吉田知弘/アニメーション制作:studio MOTHER/アニメーション制作協力:サテライト・YANCHESTER/配給:松竹ODS事業室/製作:宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

◆メインキャスト
古代 進:小野大輔/森 雪:桑島法子/サーシャ/真田 澪:潘めぐみ/デスラー:山寺宏一/真田志郎:大塚芳忠/島 大介:鈴村健一/土門竜介:畠中 祐/揚羽 武:上村祐翔/北野誠也:鳥海浩輔/藤堂信乃:塩田朋子/神崎 恵:林原めぐみ/藤堂早紀:高垣彩陽/南部康造:松本 忍/芹沢虎鉄:玄田哲章/藤堂平九郎:小島敏彦/アルフォン:古川 慎/イジドール:堀江 瞬/ランベル:江口拓也/サーダ:井上麻里奈/スカルダート:内田直哉


▼公式サイト
https://starblazers-yamato.net
▼公式X(Twitter)
@new_yamato_2199

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