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大人気放送中の美少女変身アニメ!『ひなろじ 〜from Luck & Logic〜』朝日奈丸佳インタビュー全文掲載

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続編だけど、続編じゃない!? キャラクター、ストーリーともに一新され、日常×美少女×変身をコンセプトに送る、全てが生まれ変わった新シリーズ『ひなろじ 〜from Luck & Logic〜』。そんな本作で、初の主役となるリオネス・エリストラートヴァ役を獲得した朝日奈丸佳さんは、先輩声優に囲まれた現場で、様々な“初めて”を体験することで成長を感じたと言う。そんな彼女が感じた本作の魅力とは?

主役を演じることにずっと憧れていたので、持てる力を全部出して臨みました!

──今回、朝日奈さんはリオン役で初めて主役を演じられるそうですね。おめでとうございます。

朝日奈ありがとうございます! 主役を演じることにずっと憧れていたので、リオン(正式名:リオネス・エリストラートヴァ、以下:リオン)役、持てる力を全部出して臨みました!

──朝日奈さんがリオン役に選ばれた経緯をお聞かせください。

朝日奈オーディションには、好きなキャラクターを自分で選んで受けることができる場合があるんですが、私はそういう時、まず主役に挑戦すると決めているんです。今回のオーディションでは、別の役を受けてほしいとお話を頂いたのですが、「リオンも受けたいです!」とご相談して、その場で演じさせていただくことができました。選考が進むにつれて、最終的にリオンを含めて何役か再度オーディションを受けることになったのですが、その中でもリオンを演じることが一番難しいと感じていました。

──それはどうしてですか?

朝日奈設定画がとてもとても可愛い子だったので、きっとすごく可愛い声の方が演じるんだろうな、って先入観があって(笑)。でもチャンスを頂けるならと思い、演じさせてもらいました。実は私、最終オーディション当日が誕生日だったので、なにか残せればという思いが強くあったんです。落ちたらきっと毎年この日を思い出すんだろうなと(笑)。なので、テスト前に「朝日奈丸佳です! 誕生日です! よろしくお願いします!」とアピールしたんですが、そうしたら、帰り際にスタッフの皆さんが菓子パンを大量にくださいました(笑)。こんな素敵な人たちが作るアニメだから、きっと素敵な作品になるんだろうなぁ、絶対に良いものになりますように、って祈りながら帰りました。そうしたら割とすぐにオーディション結果が出て、マネージャーさんから「『ひなろじ』リオン役で決まりました!」って電話で言われたんです。「え!? 本当ですか!? ありがとうございます!…あの、もう1回聞いていいですか? リオンですか?」って、役が決まった喜びと主役に決まった喜びとで頭が混乱しちゃって何度も確認しちゃいました(笑)。

不安はありましたが、先輩方のお芝居や、これまでの経験を思い出して頑張ろうと思いました

──それがリオンとの運命の出会いだったわけですね。

朝日奈まだまだ新人の自分に務まるのかどうか、不安はありましたが、先輩方のお芝居や、これまでの経験を思い出して頑張ろうと思いました。第1話のアフレコで実際にマイクの前に立つまで全然信じられなくって。終わったときに、これで大丈夫だったのかな、と思っていたら、スタッフさんが「オーディションの時から良い声だなと思っていました」と声をかけてくださって。「私がリオンなんだ」って実感が湧いたんです。

──主役でのアフレコは緊張されませんでしたか?

朝日奈第1話のアフレコでは緊張し過ぎて、みんなから「顔ひどいよ」って言われていました(笑)。赤城(博昭)監督に「私でよかったんでしょうか?」って聞いたこともありますが、監督が私を推挙してくださったと聞いて、それ以降は自信を持って迷いなく演じられてきたかなと思います。

──アフレコ現場で印象的だったエピソードはありますか?

朝日奈イベントなどでもちょっとお話しましたが、リオンとニーナ(正式名:ニーナ・アレクサンドロヴナ、以下:ニーナ)を皆が出迎えるというシーンがあるんです。私とニーナ役の山村響さん以外のキャストが、アドリブで画に合わせて笑い声を入れてほしいというオーダーを受けたんです。30秒から1分くらいある長めのシーンでした。最初は演技で笑っていたんですが、だんだん“笑い続ける”という状況に笑えてくる雰囲気が漂って(笑)。それを後ろから見ていた私たちもだんだんおかしくなってきちゃうんですよね(笑)。やっとOKが出たら、皆が膝から崩れ落ちたのもまたおもしろくて(笑)。やっぱり台詞をちょっと入れましょうという話になって、キャストがそれぞれ台詞を入れたら雰囲気により厚みが出で、改めて言葉の大事さを感じました。

私はニーナの変身がお気に入りですが、皆可愛く仕上がっているので注目してほしい

──朝日奈さんが感じた本作の魅力を教えてください。

朝日奈可愛さはもちろんですが、キャラクターが皆真っ直ぐで、悪い子がいなくて、優しいんです。でもちゃんと人間味があって、不安や葛藤や夢も持っているし、皆それぞれに大切な人もいます。子供ではないけど、大人でもない、そんな年齢の子たちが成長していくのを見ていると、私にもこういう頃があったなぁって感慨深くなりました。女の子たちのそんなキラキラした部分が、この作品が持つ一番の魅力だと思います。それから、衣装がすごく可愛いです! 異世界の使者と合体することによって衣装が変わりますが、変身バンクにも力が入っていて、可愛さ100倍です! 私はニーナの変身がお気に入りですが、皆可愛く仕上がっているので、注目してほしいです。私は音入れの作業をちょっと見学させて頂いたのですが、「ここにこの音があった方がいい」「この音はもっと大きく聞こえたほうがいい」と、効果音の一つ一つもこだわられて細部まで作りこまれているので、こちらも是非注目していただきたいなと思います。

──作画がハイクオリティで素晴らしいですよね。

朝日奈PVを観た時に、なんて可愛いんだと思いました(笑)。第1話を観ても、動きから目の光の入れ方から、何から何まですごく丁寧で、やっぱり動画工房さんはすごい!(笑)。全話素晴らしいクオリティになっているのは間違いないです!

──リオンというキャラクターの印象を教えてください。

朝日奈いざ演じてみると、自分と似たところを感じるようになりました。ちょっと野性っぽいところや、大雑把なところがあったりすると、親近感を覚えます(笑)。パパとの会話の時は年相応の子供で、思春期の女の子らしい一面にシンパシーすら感じます(笑)。完璧に見えても、普通の女の子だなぁと思うと、そこからどんどん気持ちが入りやすくなりました。

──それはご自分のお父様に対する気持ちと重なる部分も?

朝日奈リオンのパパが、私の父と似ているんですよ!(笑)。うちの父も人混みの中でも大きい声で名前を呼ぶタイプの人で、恥ずかしい思いを何度もしています(笑)。また、パパがリオンを怒るシーンでリオンが素直になれなかったりするのも、気持ちがすごくよくわかります。

パパ役の小山力也さんを見ていて、アドリブってここまでやっていいんだなと勉強になりました(笑)

──リオンを演じる上で意識したことはありますか?

朝日奈私は台本を読んで深読みし過ぎてしまうところがあるんです。でもリオンについては、言われた言葉に素直に答えることを意識しました。色々考えるより、反射で答えている感じがリオンらしいと思ったので、深く考えるのをやめました。純真さを持って演じようと(笑)。

──出演された皆さんのほとんどは朝日奈さんにとって先輩声優だと思います。現場で先輩たちから学んだことはありますか?

朝日奈パパ役の小山力也さんを見ていて、アドリブってここまでやっていいんだなと勉強になりました(笑)。もちろん小山さんだからこそ出来るんだと思うのですが、もうちょっと自由にやってもいいのかもしれないって、他の現場でも自分のアドリブターンでは好きなようにやってみようと思えました。後は、初めて座長になったから最初はすごく心配で…。皆さんが居やすい現場にしたい、この現場を好きになってもらいたい、って考えていたんですが、何をしたらいいか具体的に分からなかったんです。それで、ニーナ役の響さんに相談したんですが、「しっかりお芝居をすれば大丈夫だよ!」って言ってくださって。お芝居以外のことで混乱するよりは、まずはちゃんとお芝居をやろうと初心に返りました。そこからはちょっと肩の力が抜けて、自信もついてきて、前よりはしっかりとやれるようになったかなぁと思います。EDテーマは響さんと高森奈津美さんと三人で歌っていますが、最初は「ソロだったらどうしよう」と思っていたので、お二人とご一緒できて心強かったです。お二人はキャリアも実力もあって、すごく頼りになる先輩です。ブシロード10周年祭イベントで一緒にステージに立ったときも、私がガチガチに緊張してるのを見て「大丈夫、大丈夫! 映像には残んないから! とりあえず思いっきりやろう!」って言葉をかけてくださいました(笑)。そうやって私の心をほぐしてくれて、お二人にはたくさん元気と力、勇気をもらいました。

──初の主役作品ということで、今後イベントなどにも出演される機会があると思いますが、いかがですか?

朝日奈私は台本とか質問状にメモを書き込むタイプで、その場で突発的にトークをするのはすごく難しいと感じています。受け手側にも意味がちゃんと伝わっているとは限らないと思いますし…。まだイベントやラジオの経験があまり無いので、自分のトーク力を磨くことや、先輩から技術を学ぶという点でも、どんどん挑戦していきたいと思っています。

──最後に、今後の展開を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。

朝日奈第3話以降は、皆のトランスシーンも増えてきて、アニメ後半ではまだ発表されていない合体も登場するので、そこもぜひ! そして、リオンのパパの登場もお楽しみに! リオンの力、ニーナの思い、みんなの成長など、話が進むにつれて面白さが増してどんどん盛り上がっていきます。ずっとずっと観ていられる…そんな優しくてあたたかな素晴らしい作品なので、是非観てください。

の付いたインタビューはV-STORAGE online限定の記事です。

PROFILE

朝日奈丸佳(あさひなまどか)
●12月17日生まれ、静岡県出身。81プロデュース所属。2015年に声優デビューし、『NEWGAME!』桜ねね役、『パンでPeace!』河合まい役など、人気作で活躍を見せる。本作『ひなろじ 〜from Luck & Logic〜』では自身初の主役を演じている。


<放送情報>
■TOKYO MX:毎週土曜22時30分〜放送中
■サンテレビ:毎週土曜22時30分〜放送中
■KBS京都:毎週土曜22時30分〜放送中
■テレビ愛知:毎週日曜25時5分〜放送中
■BS11:毎週土曜23時〜放送中
■AT-X:毎週土曜20時〜放送中
※放送日時は予告なく変更になる可能性がございます。


※実際のジャケットデザインとは異なります。
<Blu-ray発売情報>
ひなろじ 〜from Luck & Logic〜 Blu-ray 上巻
2017年11月24日発売
Blu-ray特装限定版:¥8,800(税抜)
※Blu-ray 下巻<最終巻>は2018年1月26日リリース

ひなろじ 〜from Luck & Logic〜 公式サイト

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