レポート　|　『アイドルマスター』シリーズ・『ラブライブ！』シリーズ

シリーズを超えた夢のコラボが実現！『異次元フェス アイドルマスター★♥︎ラブライブ！歌合戦』レポート

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18周年を迎えた『アイドルマスター』シリーズと、13周年を迎えた『ラブライブ！』シリーズ。両者が夢の共演を果たすコラボライブイベント「異次元フェス アイドルマスター★♥ラブライブ！歌合戦」が、2023年12月9日（土）・10日（日）の2日間、東京ドームにて開催された。本イベントは、あらゆるコンテンツの垣根を超えて異次元のコラボレーションを実現する音楽イベントシリーズ「異次元フェス」の第1弾。ここでしか観られない多彩なステージが展開され、2日間で総勢123名のキャストが100曲を披露し、現地と配信合わせて27万人を動員する大盛況となった。本記事では、2日目公演の模様をレポートする。

各シリーズの人気楽曲でライブ開幕！

東京ドームを埋め尽くす熱気の中、アタック映像の最後に花火が吹き上がり、『アイドルマスター』シリーズからアイドルマスター シンデレラガールズ（以下、シンデレラガールズ）が登場。「Yes! Party Time!!」で会場のボルテージを一気に上げると、続いて『ラブライブ！』シリーズから蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ（以下、蓮ノ空）が「On your mark」をパフォーマンス。熱い歓声が飛び交い、その後も両シリーズから交互にライブ映えする華やかな楽曲がノンストップで披露された。

歌合戦最初のブロックは＜元気に歌合戦！＞

幕間映像の後は＜元気に歌合戦！＞を掲げたブロックが始まり、明るくパワフルな楽曲が次々と披露された。new generations＜シンデレラガールズ＞の「流れ星キセキ」や、みらくらぱーく！＜蓮ノ空＞による「ノンフィクションヒーローショー」の他、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会（以下、虹ヶ咲）から林や村上、内田がそれぞれソロ曲を熱唱。放課後クライマックスガールズ＜アイドルマスター シャイニーカラーズ（以下、シャイニーカラーズ）＞によるお祭りソング「学祭革命夜明け前」ではステージを縦横無尽に移動したり飛び跳ねたりして賑やかなパフォーマンスを見せ、合いの手を煽って会場に一体感を生み出した。「虹色Passions！」や「Mix shake!!」では、シリーズの垣根を越えてキャストが歌唱するなど、「異次元フェス」に相応しい新鮮なコラボでファンを沸かせた。「Mix shake!!」ではタオルパフォーマンスでも盛り上げた。

キュートなラップやダンスチューンで盛り上げる！

幕間映像の後、＜可愛く歌合戦！＞のブロックでは、まずアイドルマスター ミリオンライブ！（以下、ミリオンライブ！）がアッパーなフロアチューン「Sweet Sweet Soul」で会場の温度を上げると、虹ヶ咲から相良、前田、指出がそれぞれソロ曲「無敵級*ビリーバー」「オードリー」「哀温ノ詩」を繰り広げ、楽曲の世界観で会場を包み込んだ。続いて、イルミネーションスターズ＜シャイニーカラーズ＞による多幸感溢れる「Happy Funny Lucky」や、第3芸能課＜シンデレラガールズ＞によるアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』のオープニングテーマ曲「Shine In The Sky☆」など、思わず手拍子したくなるような楽曲をキュートに歌唱。5yncri5e!＜Liella!＞による「Dancing Raspberry」では、キレのあるダンスと透明感ある歌声で魅了すると、「Happy Nyan! Days」「キャットスクワッド」では両シリーズのキャストが猫耳を付けて登場し、可愛らしさ全開のパフォーマンスで観客のハートを打ち抜いた。

その後のハーフタイム（応援合戦）では原と矢野が登場。日本国内だけでなく、海外からも参加しているファンがいると分かり、来場の感謝を告げた。両シリーズのアンバサダーであるホロライブ所属のラプラス・ダークネスと、にじさんじ所属のドーラによるメッセージ映像が紹介された後、本イベントのX投稿キャンペーン「異次元投稿フェス」の「イラスト部門」の入賞者が発表された。その後、ゲスト出演となるスクールアイドルミュージカルが登場し、「きらりひらり舞う桜」「ゆめの羅針盤」を伸びやかな歌声と表現力豊かなダンスで披露した。

ポップでクールな楽曲を披露した後半戦！

その後の幕間映像で猫のコール＆レスポンスを行い観客との交流を楽しんだ後、＜カッコ良く歌合戦！＞のブロックがスタート。和ロック調の「MY舞☆TONIGHT」「俠気乱舞」をコラボ歌唱で届けると、観客もブレードを頭上高く振って応援。炎の演出も相まって会場の熱気は再び急上昇し、「Wandering Dream Chaser」「KNOT」と疾走感のある楽曲が続いていった。その後もアップテンポでスタイリッシュな「無自覚アプリオリ」、ストレートな歌詞が強く胸に響く「Raise the FLAG」などが息をつく間もなく展開され、「Day1」ではLiella!が煌びやかに装飾されたトロッコに乗って会場を回り、観客1人1人へファンサービスを届けた。

幕間映像の後はいよいよ最終ブロックとなる＜究極の歌合戦★♥＞へ。ここからクライマックスまで怒涛のコラボステージが繰り広げられた。「フォーチュンムービー」の間奏では、両シリーズのキャストによる楽しい掛け合いで笑いを誘った。「繚乱！ビクトリーロード」では各メンバーの個性がよく表れた早口の口上で観客を魅了。歌唱キャストが変わるたび歓声が上がり、会場中のテンションがMAXになったところで、中毒性のある「コットンキャンディえいえいおー！」、ミリオンライブ！のテーマ曲「Thank You!」など人気曲を立て続けにパフォーマンス。最後は「Snow halation」「M@STERPIECE」で観客へ感動を届けた。

シリーズを代表して4人からファンへメッセージ！

曲の後は、各シリーズを代表した4名から観客へメッセージが届けられた。まず蓮ノ空の楡井は「蓮ノ空に今日初めて出会った方はいますか？」と呼び掛け、ブレードを振って反応する観客を見て、「こんなにたくさんの方に出会えて嬉しいです！」と喜びを語った。蓮ノ空のファンからの声援も受けて、「皆さんのおかげで、このような大舞台に立つことができました。4月に本格始動したばかりですが、改めて、『ラブライブ！』シリーズの先輩方や、『アイドルマスター』シリーズの方たちが築いてきた歴史や、ファンの方々との絆を感じました。先輩方の背中を見て、蓮ノ空も成長していけたらと思います！」。続いてシャイニーカラーズの関根は「今日はすごく特別な時間を過ごさせていただきました。東京ドームのような大きなステージに立たせていただき、感謝してもしきれません」と深い感謝の意を述べた。今回初めて『アイドルマスター』シリーズの楽曲に触れたという観客へ、自己紹介を兼ねた挨拶の後、「いつも隣にいてくださるプロデューサー（『アイドルマスター』シリーズのファンの呼称）さん、今日ここに連れてきてくれてありがとうございます。もっともっとカラフルに羽ばたいていきますので、これからもよろしくお願いします！」。虹ヶ咲の大西は「こんなに豪華なメンバーが勢揃いして、歴史のある2シリーズがこのようなライブをするなんて夢にも思っていませんでした」。同意の声援を受けながら、「すごく素敵な縁だと感じています。プロデューサーの方も是非『ラブライブ！』シリーズの世界に飛び込んでいただけたら嬉しいです！」。シンデレラガールズの大橋は「本当に素敵な時間を過ごさせていただきました」と感無量の面持ちでコメントした後、観客を巻き込んだコール＆レスポンスで締め括った。

その後、全員で歌唱したのは本イベントのテーマソング「異次元★♥BIGBANG」。キャストはステージを歩き回りながら客席へ手ハートやウインクを届け、観客もコールと振り付けで応えるなど、フィナーレらしい会場一体となったパフォーマンスで盛り上がった。最後はキャスト全員で観客へ感謝を述べ、また会う約束をして本公演は幕を閉じた。

前代未聞の50曲歌唱！シリーズを超えた怒涛の歌唱で大熱狂を生んだDay.2！

息もつかせぬノンストップパフォーマンスで圧巻のステージを見せつけた歌合戦2日目。「異次元フェス」の名の通り、シリーズの垣根を越えて全員が楽しそうに歌う姿は、ファンの垣根をも超えて、熱狂と感動の渦を巻き起こした。この日は虹ヶ咲のソロ曲も目立ち、堂々と歌い上げる姿が輝いていた。シリーズ毎にステージの立ち位置も変わり、会場の端から端まで贅沢に使った演出と多彩な楽曲で、どの楽曲でも手拍子や合いの手が力強く湧き上がり、作品に関係なく観客が一丸となって盛り上がっていた。ライブの新たな可能性を強く実感したライブは、大成功の内に終幕を迎えた。

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