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下田正美監督、渕上舞(西住みほ役)登壇!『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』第1幕 マスコミ向け試写会レポート公開!

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12月10日、『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』第1幕のマスコミ向け試写会が開催され、試写後のトーク&囲み取材に下田正美監督と西住みほ役の渕上舞が登壇した。

本作は弐尉マルコによる人気スピンオフコミックのアニメ化。TVシリーズ、劇場版、そして現在も続く最終章といった本編が戦車道の試合を軸に展開するのに対し、本作は大洗女子チームをはじめとする学生たちの知られざる日常と学園同士の交流を描く。2012年の放送開始以来、多くのファンに愛されてきた同シリーズの中で、これまであまり描かれてこなかったお馴染みのキャラクターたちの「日常」に焦点をあてた作品だ。試合では見せない素顔や、学校を越えた意外な交友関係など、ファンがずっと観たかったであろう姿がここにある。アニメーション制作はP.A.WORKSとアクタスが共同で担当し、第1幕が12月26日より全国70館にて上映開始となる。


「水島努監督の箱庭の隅っこで遊ばせていただいた」

アニメ化を聞いた時の心境を問われた下田監督は「僕はTVシリーズと最終章のオープニングアニメーションを担当していたので、その延長上で水島努監督が作り上げた大きな箱庭の隅っこで遊ばせていただいた感覚です。とっても楽しかったです」と穏やかな笑顔でコメント。一方の渕上は「最終章が進行する中、ゲームでもウェブドラマでもなく新作アニメというのは驚きでした。まさかと」と当時の驚きを振り返った。

コメディ全開のアフレコ現場 ブラックなみほにも挑戦!?

アフレコについて渕上は「コメディ色が強い作品なので、本編の緊張感とは違って思い切り楽しもうと臨みました。ちょっとブラックなみほにもチャレンジして、やりすぎてお直しをいただくこともありました」と笑いながら告白。すると下田監督が「1回2回じゃないですからね。音響監督の山口貴之さんに『そこまでやるとみほじゃない』と止められていたのが印象的です。僕はもっとやらせてほしかった」と返し、会場は和やかな笑いに包まれた。

現場の雰囲気について渕上は「椅子が足りなくなるぐらい人が多くて、ガルパンならではだなと改めて感じました。仲のいい人たちがそれぞれ集まって話している空気が、まさに大洗女子のチーム感でした」と振り返る。

等身は可愛らしく、でも技術は本編と同じ

完成映像を観た感想を聞かれた渕上は「クオリティの高さにびっくりしました」と目を輝かせる。「原作に合わせて等身が可愛らしいので、キャラクターアニメのような映像を想像していたら、細部まで丁寧に描き込まれていて、いい意味で裏切られました」。下田監督も「等身が下がっただけで、髪のハイライトや頬の赤みなど、実は本編と全く同じ技術で作っています」と胸を張った。

さらに渕上が「グルメ作品でもないのに食べ物がすごく美味しそうで」と付け加えると、下田監督は嬉しそうに「各パートのスタッフが『やるならここまでやりましょう』と頑張ってくれた結果です」と制作陣への感謝を口にした。

印象が変わったキャラクターは?

最終章と比べて印象が変わったキャラクターについて、下田監督は「逸見エリカですね」と即答。「第1幕ではいつもの澄ました感じですが、2幕、3幕とどんどんテンションが上がっていくので、そこも見どころです」とニヤリ。

渕上は「お母さんたちがかなり弾けています!」と声を弾ませた後、「あとダージリン様も。ミニペコとの絡みであんなにデレデレになっている姿は本編ではなかなか見られない。『ダージリン様めっちゃ可愛いじゃん』って印象に変わりました」とお気に入りのシーンを紹介。下田監督も「高いところが怖いからとしゃがめばいいのに、地べたに這いつくばっている。そこまでやらんでもっていうギャップが面白いですよね」と頷いた。

第1幕の見どころ&全4幕を通しての仕掛けも

第1幕の見どころについて、下田監督は「本編ではほとんど喋っていないキャラクターたちの日常をお見せできたこと」を挙げ、さらに「エリカとみほが迷子になるエピソードは実は謎を残していて、全4幕を見ると『なるほどそこに繋がるのか』と分かるように作っています。ぜひ最後まで見届けてほしいです」とシリーズ全体を貫く仕掛けがあることを明かした。渕上は「みほが活発にはしゃいでいる追いかけっこのエピソード」と「おでんがすごく美味しそうなところ!」を挙げ、笑いを誘った。

エンディングを歌う渕上は楽曲について「すごくみほらしい曲で、賑やかな作品を落ち着かせてくれる温かさがあります」とアピール。下田監督は映像について「『おやすみなさいの続きです!』というタイトルなのに、実は夜のシーンがひとつもない。昼間友達とわちゃわちゃした楽しい気分が出るといいなと思って作りました」と語り、「ハートの演出は弐尉マルコ先生が『照れる』とおっしゃっていましたが、そういうタイトルなんだからしょうがないですよね」と裏話を披露した。

『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』第1幕は12月26日より全国70館にて上映開始。第2幕以降も2026年1月30日、3月6日、4月10日と順次公開予定だ。

『ガールズパンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』 作品情報

作品名

『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』

上映情報

第1幕:2025年12月26日(金)
第2幕:2026年1月30日(金)
第3幕:2026年3月6日(金)
第4幕:2026年4月10日(金)

スタッフ

原作:「ガールズ&パンツァー」シリーズ
コミックス:弐尉マルコ「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!」(MFコミックス アライブシリーズ/KADOKAWA刊)
監督:下田正美/副監督(シリーズディレクター):臼井貴彦/シリーズ構成・脚本:木村 暢/キャラクター原案:島田フミカネ、杉本 功/キャラクター原案協力:野上武志/キャラクターデザイン:杉本 功/総作画監督:川面恒介、秋山有希、水野紗世、岩岡優子/3DCG監督:市川元成/色彩設計:原田幸子/美術監督:朝倉大智/撮影監督:児玉純也/編集:吉武将人/音楽:浜口史郎/音響監督:山口貴之/音響効果:小山恭正/録音調整:齋藤 栞/アニメーション制作:P.A.WORKS×アクタス/製作:「ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!」製作委員会/配給:ショウゲート

キャスト

西住みほ:渕上 舞/武部沙織:茅野愛衣/五十鈴 華:尾崎真実/秋山優花里:中上育実/冷泉麻子:井口裕香/角谷 杏:福圓美里/小山柚子:高橋美佳子/河嶋 桃:植田佳奈/磯辺典子:菊地美香/カエサル:仙台エリ/澤 梓:竹内仁美/園 みどり子:井澤詩織/ナカジマ:山本希望/ねこにゃー:葉山いくみ/お銀:佐倉綾音/ダージリン:喜多村英梨/オレンジペコ:石原 舞/ケイ:川澄綾子/アンチョビ:吉岡麻耶/カチューシャ:金元寿子/ノンナ:上坂すみれ/西住まほ:田中理恵/逸見エリカ:生天目仁美
西 絹代:瀬戸麻沙美/ミカ:能登麻美子/島田愛里寿:竹達彩奈/マリー:原 由実 他

イントロダクション

こんなに青春しているなんて、まるで女子高生みたい――!?
『ガールズ&パンツァー』の大人気スピンオフコミック『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』(著者:弐尉マルコ)がついにアニメ化!
大洗女子チームをはじめ、戦車道にトコトン邁進する学生たち(や周囲の愉快な人々)の知られざる日常と学園同士の交流にググっとフォーカス! 
監督に下田正美(『ゼーガペイン』シリーズ 他)、シリーズ構成・脚本に木村暢(『コードギアス 奪還のロゼ』 他)を迎え、アニメーション制作はP.A.WORKS(『SHIROBAKO』 他)とアクタス(『ガールズ&パンツァー』 他)が共同で担当!
わちゃっとにぎやか、にっこり爽やか。彼女たちをもっと好きになる、一大作戦の始まりです!


▼『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』公式サイト
https://gup-mottolovelove.jp
▼『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』公式X
@garupan_love2
▼『ガールズ&パンツァー 最終章』公式サイト
http://girls-und-panzer-finale.jp/
▼『ガールズ&パンツァー』TVシリーズ&OVA&「劇場版」公式サイト
http://girls-und-panzer.jp
▼『ガールズ&パンツァー』公式X
@garupan

 

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