2005年4月からテレビ放送されたSFロボットアニメ『交響詩篇エウレカセブン』。BONESが原作・アニメ制作をつとめ、監督・京田知己、シリーズ構成・佐藤大、キャラクターデザイン・吉田健一、メカニックデザイン・河森正治をはじめとした著名クリエイターが集結した本作は今年で20周年を迎えた。アニバーサリーイヤーに合わせて、「交響詩篇エウレカセブン20周年記念展」が2025年12月12日(金)〜2026年1月4日(日)まで、東京・有楽町マルイ8階イベントスペースにて開催される。
展覧会では、印象深いキャラクターやメカニック、全50話で構成されたテレビシリーズのストーリー、そして貴重な制作資料を展示。20年の時を超えて展開される『エウレカセブン』の世界観に浸ることができる展覧会の様子をレポートしていこう。
会場の入口では本展覧会用ビジュアルとして描き下ろされたレントン、エウレカ、アネモネ、ドミニクのスタンディがお迎え。明るい雰囲気の表情、そして楽しげに歩くようなポージングは20周年での再会を喜んでいるようにも見える。
会場に入ると目の前にはリフボードで大空を滑空する大迫力のニルヴァーシュtype ZEROの巨大立像がお目見え。一緒に写真を撮るも良し、お気に入りの角度を見つけて劇中のようなシチュエーション撮るのも良しという立体物となっている。

その向かい側には南雅彦プロデューサーの挨拶を筆頭にスタッフ、キャストなど関係者から寄せられた20周年を祝うコメントが並ぶ。関係者それぞれの立場から触れられる『エウレカセブン』に対する思いを読むと、その後の展示がより印象深くなることは間違いない。また、合わせて20周年までに制作されたシリーズ作品の年表も展示されている。


会場内を進むとキャラクター紹介エリアが。等身大で作られたキャラクターパネルと共に設定資料とキャラクター解説が並ぶ。レントンの展示の横には、彼が愛用するリフボードを実物大で制作された立体物も展示。パネルはメインキャラクターだけではなく、ゲッコーステイトの面々の姿もあり、作品のファンならそのこだわりは嬉しいところだ。


次のエリアは劇中で活躍するロボット=LFO(ライト・ファインディング・オペレーション)の紹介コーナー。LFOのデザインや設定の解説に加えて、メカニックデザインを担当した河森正治による設定線画、初期のデザインラフなども展示されており、デザインの変遷やバリエーションなどを見ることで、改めて本作のメカニックの魅力に触れることができる展示となっている。


次のエリアはテレビシリーズ全50話を振り返るストーリー解説のコーナー。物語の流れに合わせてコーナーは4つに別れており、各話の劇中画面と解説パネルによって物語の全体像を思い出すことができる。合わせて、各コーナーにはモニターが設置されており、ダイジェストの映像も見ることができ、『エウレカセブン』が持つ作品的な雰囲気も合わせて思い出させてくれる。




ストーリー振り返りエリアにはさらなる仕掛けが用意されている。天井部分には抗体コーラリアンやスカイフィッシュを模したパネルが下げられ、会場を奥に向かう際には劇中に登場する空中に浮遊するイメージを表現。さらには、吊り下げパネルの裏には劇中の名セリフが書かれており、会場内で振り返るとまた違った雰囲気が楽しめる仕掛けが用意されている。お気に入りのセリフを探してみるのもいいだろう。


振り返りエリアのもうひとつの見所は、エリア内に4箇所配置されたフォトスポット。フォトスポットは、劇中の名シーンに入り込んだイメージで写真を撮ることができるようになっている。ひとつめのフォトスポットは劇中世界の大気中に漂うトラパーを利用して、レントンのようにリフボードで滑空しているような写真が撮れるコーナー。リフボードの後ろに立つことができ、トラパーの波に乗っているようなシチュエーションで撮影することができる。

ふたつめはニルヴァーシュtype the ENDを背景にしたフォトスポット。ここは、もうひとりのヒロインとも言えるアネモネになりきって撮影ができる場所となっている。彼女の愛機と彼女のペットであるガリバー、そして彼女を象徴するアネモネの花が飾られた花瓶が配置されており、劇中屈指の人気キャラクターの雰囲気を盛り上げてくれる。

みっつめは劇中に登場する雑誌レイアウトの表紙のように写真が撮れるフォトスポット。こちらでは本編のレントンとエウレカのようにポーズを再現することが出来る。
そして、ストーリー解説エリアのラストに配置されているよっつめのフォトスポットは、最終回でのクライマックスシーンを再現。エウレカを助けるために抗体コーラリアンの群れに飛び込んだレントンが乗るニルヴァーシュtype ZERO spec3のコックピットが立体化されている。円形のコックピットに立つことで、ニルヴァーシュtype ZERO spec3に乗り込んだイメージで写真を撮ることができるようになっている。

展示コーナーの最後は撮影禁止エリアとなっており、本編制作時に描かれたスケッチやレイアウトなどの資料が飾られている。放送当時の現場の迫力を感じられる展示の数々は、ぜひ会場で自身の目で確かめてみて欲しい。さらに出口前にはこちらも撮影禁止の会場に訪れた関係者による直筆メッセージなどもあるので、チェックしてみよう。
20周年に合わせたグッズが取り揃えられたショップも併設。描き下ろしイラストを使用したアクリルスタンドや抗体コーラリアンを柄にしたアロハシャツなど、ここでしか手に入らないグッズを多数販売。展覧会の思い出に20周年の思い出としてお気に入りのグッズを見つけて欲しい。


【イベント概要】
■会期:2025 年 12 月 12 日(金)〜2026 年 1 月 4 日(日)
※2025 年 12 月 31 日(水)〜2026 年 1 月 3 日(土)は本展覧会は休場となります。
■場所:有楽町マルイ 8 階イベントスペース
■開催時間:11:00〜19:00(最終入場 18:30)
■展覧会公式HP:https://cb-event.net/e7_exhibition
■展覧会公式 X:@e7_exhibition
■主催:「交響詩篇エウレカセブン 20 周年記念展」実行委員会
■協力:「交響詩篇エウレカセブン」製作委員会、株式会社バンダイナムコセブンズ、サミー株式会社
【チケット情報】
詳細は展覧会 HP をご確認ください。https://cb-event.net/e7_exhibition
■日時指定入場券:2,000 円(税込)
※対象期間:12 月 12 日(金)及び 12 月の土曜日・日曜日と1月4日(日)
■平日入場券:2,000 円(税込)
■当日入場券:2,000 円(税込)(会場販売)
■コンパク・ドライヴ風 LED ライト引換券:6,600 円(税込)
※本チケットのみではご入場いただけません。別途ご入場券をご購入下さい。
■プレイガイド:ローソンチケット https://l-tike.com/e7_exhibition/ 【L コード:31488】

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▼「エウレカセブン」シリーズ 公式サイト
https://eurekaseven.jp/
▼「エウレカセブン」シリーズ 公式X
https://x.com/EUREKASEVEN_PJT