宮野真守ら主要キャストが再び集結!『機動戦士ガンダム00』10周年記念イベント「ガンダム00 Festival 10“Re:vision”」レポート
ガンダムシリーズに新たな伝説を打ち立てた『機動戦士ガンダム00』。2018年4月14日(土)、幕張イベントホールにて、放送開始10周年記念イベント「ガンダム00 Festival 10“Re:vision”」が開催。刹那・F・セイエイ役の宮野真守さんをはじめ、ロックオン・ストラトス役の三木眞一郎さん、アレルヤ・ハプティズム役の吉野裕行さん、ティエリア・アーデ役の神谷浩史さん、グラハム・エーカー役の中村悠一さん、沙慈・クロスロード役の入野自由さんら豪華キャスト陣が再び集結。水島精二監督監修、シリーズ構成・脚本の黒田洋介さん書き下ろしによるリーディングライブが行われた。また、水島監督の熱い要望に応え幾度も主題歌を担当したTHE BACK HORNがライブパフォーマンスを披露。観客の想いとキャストの想いが10年ぶりに一つになった感動と興奮のイベント<昼公演>の模様をレポートする。
10年の時を経て、新しい物語が紡がれる…
オープニング映像が流れ、生のオーケストラの演奏と共にリーディングライブがスタート。
『西暦2314年、《来たるべき対話》を果たし、ELSの母星へと旅立った刹那・F・セイエイ。そして地球に残ったソレスタルビーイング。しかし、彼らの使命はまだ終わらない――』
久し振りのガンダムマイスターの集結に観客からは感嘆の声が漏れ、すすり泣く声も少なくなかった。全6章で描かれた新しい物語では、新キャラクター・レティシア・アーデや劇場版で死んだと思われていたグラハム・エーカー(ミスター・ブシドー)がソレスタルビーイング入りを果たし、ガンダムマイスターになったことが明かされるなど、驚愕の内容となった。約1時間20分に渡るリーディングライブは、自分の中で矛盾との葛藤を繰り返しながら、戦争の断絶を目指し前に進むガンダムマイスターたちの新たなる成長が描かれ、希望を残した終わりとなっていた。そして、観客は新しい出発に割れんばかりの拍手を贈った。
10年の絆を感じるトークパートがスタート!
リーディングライブが終わると、キャスト陣から、10年の絆を感じる仲睦まじい様子で会場に向けた挨拶が始まった。グラハム・エーカー役の中村さんは「ひょっとしたらお気付きじゃないかもしれないですが、ミスター・ブシドーとまさかの二役をやらせて頂いています」と挨拶し、全員から「何でバレないと思っていたんだ!」と突っ込まれ、会場は大爆笑に包まれた。数年振りにガンダムマイスターが全員集結したことについて感想を求められた三木さんは「この業界で全員生き残ってこれて良かったなぁ〜」としみじみ言うと、「本当にそれ」と全員でお互いの10年を労い合う、微笑ましい一幕も。次に、“見どころは若かりし頃の宮野真守”と紹介された10周年記念映像が上映され、水島精二監督のコメントや10年前の収録映像、各イベントの映像が流れ観客からは幾度となく歓声が上がった。
THE BACK HORNが圧巻のライブパフォーマンスを披露!
10周年記念映像が終わると、本作に数々の楽曲を提供したTHE BACK HORNが登場。「ガンダム00、10周年おめでとう!」と挨拶のあと、劇場版主題歌『閉ざされた世界』、劇場版サポーターズソング『警鐘』、ファーストシーズン第1期エンディング主題歌『罠』を演奏。圧巻のライブパフォーマンスに会場は総立ちで盛り上がり、演奏が終わっても鳴り止まない拍手が巻き起こった。
そして、次にナレーションを務めた古谷徹さんのコメント映像が流れ、リボンズ・アルマーク役として登場した蒼月昇さんについて「素晴らしい将来性のある若手声優だと思います」とコメントすると会場からは温かい笑顔が溢れた。コメントの最後には「ガンダムマイスター4人に質問があります。10年経って改めてガンダムパイロットになった心境を聞かせてください」とお題を残し映像は終了。再び登場したガンダムマイスターたちはそれに対し様々な思いを述べた。中でも宮野さんは「僕は10年を経て、やっとガンダムパイロットになったっていう実感ができてきたかもしれない…当時はがむしゃらに頑張っていたので、この10年間ずっと終わらないでいてくれるガンダムを感じて、そういう作品ってなかなかないなって思いました」と語ると、キャスト全員が大きく頷いていた。
キャスト陣も新展開に大興奮!
中村さん、入野さんが登壇し、トークパートの続きへ。劇場版の後の物語を描いたリーディングライブについての話題になると、咳払いをして存在をアピールする中村さん。膨大な情報量と急な新展開を整理すべく、まずは中村さんに話を振ると「どうも。ガンダムマイスターのグラハム・エーカーです。これ、同人誌の話じゃないですよ」と挨拶し、大きな拍手と笑いが起こった。また、アレルヤとハレルヤを演じた吉野さん迫真の演技の話題になり、観客から称賛の拍手が起こると「いや〜焦りました。10年目にして初めてアレルヤ・ハプティズムっていう名前で噛みました」と告白。次に神谷浩史さん演じる新キャラクターのレティシア・アーデの話題となり、2人の新しいガンダムマイスターの登場に観客同様、キャスト陣も喜びをわかち合った。さらに、2019年2月の舞台化が発表され、観客からは悲鳴に近い喜びの歓声が上がった。大盛り上がりの中、会場全員で記念撮影し、続編への期待を大きく膨らませながら、イベントは最後のキャスト挨拶に。宮野さんは「この作品がこんなに沢山の人に愛されているなと感じることができてすごく嬉しかったですし、幸せでした。久し振りに皆さんの前で刹那を演じるので正直緊張しました。10周年を迎えられて本当に感慨深いです。これからも20年、30年と皆さんと一緒に過ごしていけたら、こんなに嬉しいことはないと思います。今後とも皆さんの熱い応援あってこそなので、宜しくお願いします」と締め括った。最後にいつもの掛け声「機動戦士ガンダムダブル」とキャスト陣が言い、「オー!」と会場が一つになって大きな感動と期待に包まれたままイベント終了…と思いきや、新作アニメ映像が上映され観客から悲鳴のような歓声が。サプライズ続きの10周年記念イベント「ガンダム00 Festival 10“Re:vision”」は幕を閉じた。
<Blu-ray&DVD発売情報>
ガンダム00 Festival 10“Re:vision”
2018年8月28日発売
Blu-ray:¥8,000(税抜)
DVD:¥7,000(税抜)
機動戦士ガンダム00 公式サイト
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