監督デビュー作の撮影中、ラッシュフィルムに一本の未現像フィルムが混じっていた。その中に謎の女が映っていたが、どうやらそのフィルムは昔、製作中止になった作品のものらしい。
しかし、そのフィルムを見てしまった時から次々と撮影現場に奇怪な出来事が起こり始め、ついには死人まで出てしまう。果たして、謎の女は誰なのか? 過去の女優のたたりなのか?映画の完成間近、次は何が…?
【キャスト】
柳ユーレイ/白鳥靖代/石橋けい/大杉 漣
根岸季衣/高橋 明/菊池孝典 他
【スタッフ】
監督・原案:中田秀夫
プロデューサー:仙頭武則・小林広司
協力プロデューサー:柘植靖司
脚本:高橋 洋/撮影:浜田 毅
照明:渡邊孝一/録音:武 進/美術:斉藤岩男
音楽:河村章文/編集:掛須秀一/製作:WOWOW・バンダイビジュアル 他
監督:中田秀夫
1961年、岡山県生まれ。東京大学教養学部在学中に映画を学び、85年日活撮影所に入社。
92年にテレビ朝日「本当にあった怖い話」シリーズで監督デビュー。
96年に『女優霊』で初めて劇場長編作品のメガホンをとる。その後、98年に『リング』で注目され、
空前のホラーブームを巻き起こし、“Jホラー”というジャンル誕生のきっかけをつくる。
2005年には監督自身が『リング2』のハリウッドリメイク版『ザ・リング2』を撮影し、
活躍の場を海外に広げる。英国で撮影した新作『チャットルーム(原題)』は、2010年の
第63回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門に選出された。
脚本:高橋洋
1959年、千葉県生まれ。早稲田大学在学中に早大シネマ研究会で8ミリ映画制作に没頭する。
90年にTVドラマ「離婚・恐婚・連婚」で脚本家デビュー。
96年に中田秀夫とコンビを組んだ『女優霊』は、Jホラーの“心霊実話テイスト”と呼ばれる
スタイルの礎となる。『リング』では、鈴木光司の同名小説を大胆に脚色して大ヒットに
貢献、Jホラーを代表する脚本家として広く認知された。
脚本家の活動のみならず、監督としても活躍の幅を広げている。
監督作『恐怖』が2010年7月10日から公開を控えている。 >> 『恐怖』オフィシャルサイト:http://www.kyofu-movie.jp/
著書に『映画の魔』(青土社)などがある。
¥3,800(税抜)
ホラーを知り尽くした豪華出演者が『女優霊』を語り尽くす!映像・音声特典付き
●劇場予告
●『女優霊』の原点・幻のフィルム『シェラデコブレの幽霊』を探して
出演者: 高橋洋(脚本) ・ 黒沢清(映画監督) ・ 添野知生(映画評論家)
『女優霊』誕生のきっかけ……それは高橋洋氏が幼少の頃に一度だけ
観たことのあるアメリカのTV番組のパイロット映像の記憶だという。
まさに原点ともいえるその『シエラデコブレの幽霊』と『女優霊』の魅力について
ホラー映画を良く知る3人が語り尽くす。
●オーディオコメンタリー
本作品の脚本家・高橋洋氏を中心に、映画『女優霊』を徹底解説!
出演:高橋洋(脚本)×篠崎誠(映画監督)×田野辺尚人(別冊映画秘宝)