ゆり子は、東京での恋に疲れて故郷の世嘉冨(ゆがふ)島に戻ってきました。そこは昔からキジムンと呼ばれる精霊たちが人々を祝福し、守ってきた場所。ゆり子は、幼い頃、半端キジムンのマジルーと話ができる唯一の子供でした。「大人になっても、オレさまを忘れないでいておくれ。」マジルーは、ゆり子との約束を忘れずにその帰りを待っていました。
一方、ゆり子は島の開発をめぐる村長の野望に巻き込まれるわ、別れた恋人が追っかけてくるわで、てんてこ舞い!小さな島は大騒動!果たして、マジルーは島とゆり子を守ることができるのでしょうか? そして、ゆり子とマジルーの未来は…?