人の心の中を読む能力(テレパス)を持つ火田七瀬は、その能力を人に知られることを恐れ、家政婦の仕事をして家庭を転々としていた(ここまでは七瀬3部作の第1作「家族八景」より)。ところが数年後、同じように未知能力を持つノリオ、藤子、ヘンリーたちと次々とめぐり合い、彼らと共に能力者を抹殺する組織に追われる身となる。
同じ悩みを持つ能力者たちは擬似家族を形成し恋もする。でも能力者同士の恋はあまりにも切なすぎる。
「わたしたち、どうして生まれて来たんだろうね…。」
能力者たちは苦悩しながらも、最強の敵に立ち向かうことを決意する。果たして七瀬たちの運命は?
累計部数430万部を誇る大ベストセラーが初の映画化!!
文壇の巨人・筒井康隆の最高傑作、七瀬3部作(「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」)
の中でも中心となる「七瀬ふたたび」が初の映画化!!
七瀬をこよなく愛する日本のSF&特撮映画界の雄が集結!
監督・小中和哉(『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』)
脚本・伊藤和典(『ガメラ 大怪獣空中決戦』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』)
主演は『芦名星はもっとも七瀬らしい七瀬である』と筒井康隆本人に言わしめた、クールビューティ・芦名星
主人公の七瀬役には、『シルク』(監督:フランソワ・ジラール/07)でその美しさをハリウッドから絶賛された芦名星。
七瀬と共に闘う能力者たちは佐藤江梨子、田中圭、ダンテ・カーヴァー、子役の今井悠貴と旬の若手俳優が勢揃い。
映像特典にはマルチタレントとして活躍の中川翔子が
初監督を務めた『七瀬ふたたび プロローグ』を収録。
筒井康隆作品ファンを公言している中川翔子が映画監督に初挑戦!!
小中和哉とディスカッションを重ね、独自のアイディアをふんだんに
盛り込んだオリジナルシナリオを作成。撮影前には得意のイラストで
絵コンテを作りスタッフに提案するなど、マルチアーティストとして
の才能を遺憾なく発揮している。
また、NHK少年ドラマシリーズ「七瀬ふたたび」(1979年)で七瀬を
演じた多岐川裕美が七瀬の母役で出演している。