Jリーグで活躍している京谷和幸はチームのチアガール三木陽子に一目惚れをする。当時の陽子は別の男性に想いを寄せていたが、やがて和幸の男らしさに心惹かれ、愛を育み、将来を誓い合うように。ところが結婚式の前日、和幸は交通事故に遭い、病院へ担ぎ込まれてしまう。駆けつけた陽子と和幸の母親が見たものは手術を終えてストレッチャーに横たわる和幸の姿・・・。幸せいっぱいだった陽子に試練が襲い掛かる。その夜、医師からは「今後は車椅子生活になるかもしれません」という宣言を受け、和幸の母親からは「良かったわね結婚前で、とにかくこの結婚はなしよ」と破談が言い渡されたが、動じることもなく、さらに和幸への想いを強くしていった。しかし将来に希望を見失いかけた和幸は、陽子の愛を拒絶するような行動をとり、看病疲れの陽子は心がくじけそうになってゆく。看護師は陽子を励まし、和幸に車椅子バスケットボールの存在を伝えた。車椅子バスケットと出会った和幸は陽子の献身的な愛に支えられ、パラリンピック出場を決意する。
結婚式前夜に起こった悪夢の出来事。想像を絶する苦難に直面しながらも、
負けずに人生を切り開く夫婦の強いきずなが感動を誘います。
原案 京谷和幸 (きょうやかずゆき) >>>京谷和幸オフィシャルホームページ 『Kyoya Style』
1971年8月13日生まれ。サッカー選手として室蘭大谷高校時代に、バルセロナ五輪代表候補となり、91年にジェフ市原とプロ契約。93年交通事故により脊髄損傷、車椅子生活になる。94年車椅子バスケットボール選手として千葉ホークスに所属。日本代表としてシドニー・アテネ・北京パラリンピック3大会に出場。08年北京では、日本選手団主将を務める。障害者スポーツを多くの人たちに広めたいと講演会を行ったり、車椅子バスケットボール教室なども積極的に行っている。
主人公の京谷を『GOEMON』、連続ドラマ「泣かないと決めた日」の要潤が熱演し、
彼を支える妻・陽子を歌手の島谷ひとみが映画初主演で主題歌も担当している。