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INTERVIEW FILE【PART:4 大地 葉(マックス役)☓ 種﨑敦美(ユリ役)】 [ダブデカNavi]
INTERVIEW FILE PART4は、ついにその関係性がわかり始めたマックスとユリを演じる大地葉さん、種﨑敦美さんです! 第8話の放送を終えたからこそ話せる秘話も満載でお届け。お2人が気になり続けていたあのキャラクターについても語っていただきました。
「なんて躍動感のある台本だろう!って感動しました」(大地)
「情報量が多いハズなのに、ストーリーがスッと頭の中に入ってくるテンポの良さが心地いいですね」(種﨑)
──まず『ダブデカ』の第一印象についてお聞かせください。
種﨑 オーディションの話をいただいて資料を読んだ時に、まず受けるのがロボット役であるという驚きがありまして(笑)。しかも絵を見てみたら「これは桂正和先生の絵では!」とドキドキしました。
大地 そう! まずキャラクターが格好いい!という印象があって、アメコミ感といいますか、日本のアニメっぽくないテンションを感じさせる作品だというのが第一印象でした。
種﨑 初めて台本を読ませていただいた時に、テンポがいいのに、ものすごく文字の量が多い!という印象があったんです。ト書き(登場人物の動きなどセリフに現れない状況の説明のこと)もビッシリと書かれていて。
大地 だから台本を読んだ時にどんな映像がきて、どんな掛け合いをしていくのか、シーンがテンポよくイメージできたんです。それがコミカルで楽しくて、なんて躍動感のある台本だろうって感動したのを覚えています。
種﨑 実際に映像を見てみたらすごく絵がキレイで、細かくて。情報量も多いのに、ちゃんと頭に入ってくるんですよね。テンポがとても心地よくて、「冗談かな?」と思いきや、「ほ、本気なの!?」→「なあんだ、冗談か(笑)」→「えぇぇ!本気だったの(真顔)」みたいな。
大地 (笑)。見る側の気持ちの振り幅も大きくて気持ちいいんですよね。台本を読んだ第一印象から今まで、もうずーっとジェットコースターにうまく乗せられている感覚で。
種﨑 もう8話だと言うのに…(笑)。
──その8話ではいよいよマックスとユリがフィーチャーされました。
大地 実はオーディションでマックスを受けさせていただいた時、すでに8話の「あなたはコナーになっちゃ駄目!」というセリフがあったんです。ただその当時は「コナーって誰だろう…」と。資料を読んでみてもちょっとしか説明されていなかったんですね。このセリフもどんな状況で言うものなのかわからなかったので、自分なりに精一杯、コナーとの関係はこうだったに違いない!って解釈しながら…でもマックスの心だけはしっかりとつくって演じました。
──実際に8話で演じてみていかがだったのですか?
大地 私がオーディションで演じたマックスの心は、あながち間違ってなかったんだって感じられました。あの時、少しは正解にたどりつけていたんだなって。今思い返してみたら、マックスのセリフに読みづらさをまったく感じなかったので、オーディションの頃から彼女の気持ちにもスッと入れていたんだと思います。
種﨑 私もオーディションでユリ役を受けさせていただいたとき、いちばん悩んだのはロボットを意識して演じたほうがいいのか、ロボットという設定は忘れて演じたほうがいいのか、という点でした。実は、最初は“いかにもロボット”という方向性でオーディションに挑もうと思っていたんです。でも何度読んでみてもしっくりこなくて…。最終的にはロボットを意識せずに演じたことでしっくりきました。
大地 へええ! そうだったんだ。
種﨑 私もオーディションのときに8話のセリフがあって。「朝の匂いが素敵な事、全部彼女(マックス)から教わった…」 っていうとても素敵なセリフなんです。実際に本番で演じたとき、オーディションの時と変わらぬ気持ちで演じられていました。ただ、コナーのことは私の原稿にも名前だけは出てきてて、コナーって誰!? ってずっと考え続けていましたね(笑)。
大地 当時から2人してコナーに振り回されていたんですね(笑)。
「マックスとユリは深いところでつながっているバディ。そこが魅力です」(種﨑)
「ユリはロボットだから血は通っていないんだけど、魂はある。そんな不思議な魅力を感じさせてくれます」(大地)
──バディものを演じる上で心がけたことなどはありましたか?
種﨑原作のないオリジナル作品ですし、特にバディものということで、相手のお芝居次第で、私自身のお芝居も変わっていくだろうなと思っていました。なので、“なんの準備もせずに収録へ向かうという準備”を一所懸命にしました(笑)。
大地 私も今作では役を固めずにアフレコに臨みました。オリジナル作品で最初から役づくりをしてしまうと、役にズレがあったとき補正にすごく時間がかかってしまうので。特に今回はバディものということで、お芝居をなるだけ自然な会話にしていきたいと思っていたんです。バディって会話の掛け合いをすることで、キャラが生きるし、お互いのキャラを引き立て合えると思ったので。だから、1話での最初のセリフが一番難しかったかもしれません。
種﨑 確かに。初めてユリを演じたときは、硬い感じで演じていたんです。それで音響監督から「明るく朗らかに」とご指示をいただいて。チームで最古参の人…もとい、ロボットなので、「メンバーの中でお母さんみたいな感じで」と。そのお母さんというキーワードをいただいたことで、私の中でユリが始まった感じがしています。
大地 私もマックスとユリって、第1話ですでに長年バディを組んできた仲なので、しっかりとバディ感を出さなきゃって最初は構えていたかも。でも、実際に演じてみたら、構えることなくユリと会話ができていたんです。そういえば2人で打ち合わせとか一切しないまま役に入れましたね。
種﨑 何も話さなかったですね(笑)。
大地 お互い、真っ白で役をつくらなかったから良かったのかも。私は最初からスッとバディになれた!と感じました。
種﨑私も、マックス役が大地さんだと知って、「あ、大丈夫だ」と思ったんです。
──8話までバディとして演じてこられて、それぞれのキャラクターの印象はいかがでしょう?
大地 ユリってとにかく綺麗で透き通るくらい白くて、メンバーの中でも雰囲気が一人だけ違うんですよね。だから、いつまでたっても、どんな反応をするんだろうって興味が尽きないんです。それに、ユリの喋り方やちょっとした表現が絶妙で、人間とロボットの間を突いてくる感じというか……。血は通っていないんだけど、魂はある。会話をしていて、ロボットなんだけど、ホントは人間かもしれないなって思わせてくれる…そんな不思議な魅力があります。
種﨑 マックスはとんがったファッションをしているのですが、中身はとても丸い女性なんです。たとえば6話で出てきた『リスヴァレッタ警察24時』というテレビ番組を観ながら、「私も出たかったなー」って言っちゃうような(笑)。
大地 そうそう(笑)。
種﨑 繊細で女の子らしくて、純粋で優しいですよね、マックスって。一方のユリは、朗らかで微笑をたたえた見た目なんですが、実際はロボットという、とんがった設定で。2人って見た目と中身がまるっきり逆に見えて、でも8話まで観てくると、すごく似た者同士であることがわかってくる…。
大地 ほんと、そう!
種﨑 以前、トラヴィスズエンジェルのキャスト4人(早見沙織さん、安済知佳さん、大地さん、種﨑さん)で話していた時にみんなで「マックスってお母さんみたいだねー」って話で盛り上がったことがあったんです。その時はまだ8話の台本を読む前で私自身も気づかなかったんですが、私がユリを演じる上で大事にしてきた“お母さんのようなイメージ”は、実はマックスがつくった部分だったんだなって、すごく感動しました。深いところで確かにつながっている。マックスとユリのバディの魅力だと感じています。
「気になるのはソフィー。今後も大事なシーンが出てきます!」(大地)
「そのシーンでもしっかり舌っ足らずです!」(種﨑)
──これまで演じてこられた中で、印象的なエピソードは?
種﨑 8話のラストで2人がダンスをする短いシーンがあるのですが…。
大地 私もあそこ好き!
種﨑 あのシーンのアフレコのときって、ボールド(セリフのタイミングを知らせる印)をまったく見ないで演じてなかったです?
大地 あ…お気づきでしたか。私、まったく見ていませんでした(笑)。
種﨑 実は私もで。
大地 (笑)! 本来ならボールドを見てタイミングを合わせないといけないんですけど、あのシーンばかりは普通にユリと会話をすれば、自然に二人の動きと合うはずだと思ったんです。でも、ヤバいですね。2人ともボールド見ないでピッタリ合うなんて…これは完全にバディです、私たち(笑)。
種﨑 印象に残るシーンになりましたね。時間的には瞬間だったのですが、もう一度観ていただきたいシーンです。
──ところで、『ダブデカ』の中で気になるキャラクターは?
種﨑 これ、せーの!で一緒に言ってみません? 私の中でダントツ1位のキャラがいて、きっと同じキャラクターを思い浮かべていると思うので…。
大地 えー!合うかなぁ…! やってみましょうか!
──では参ります。せーの!
2人 ソフィー!(ユニゾン)
大地 オッ!!すごい!
種﨑 うふふ(笑)。
──息遣いまでピッタリでしたね(驚)!
大地 ソフィーは大好きですね。彼女はトラヴィスの何を握っているのか?とか。
種﨑 あの舌っ足らずな話し方で、あのポジション(通信士)の仕事を任されているのも不思議ですよね。
大地 私にはあの絶妙な舌っ足らず加減は出せないです。
種﨑 舌っ足らず加減をどれくらいにすればよいか、アフレコ現場では毎回綿密な打ち合わせが行われていますから(笑)。
大地 9話以降で、ソフィーにとても大事なシーンがありますね。
種﨑 そのシーンでも、かなり舌っ足らずでした(笑)。
──では最後に今後の見どころをお聞かせください。
大地 これからは怒涛の展開になります! 何を話してもネタバレになっちゃうんじゃないかな?
種﨑 ドントスィンク・フィールソーグッドで楽しんでもらえたらと思います。
大地 確かに! 何も考えずに観てくだされば、心地よく楽しんでいただけると思います。
PROFILE
大地 葉(たいち よう)
埼玉県出身。ヴィムス所属。主な出演作は、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ナギニ役、『ツルネ ―風舞高校弓道部―』妹尾梨可役、『アイドルタイムプリパラ』虹色にの役、『ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!』ペパロニ役など。
PROFILE
種﨑敦美 (たねざき あつみ)
大分県出身。俳協所属。主な出演作は、『魔法使いの嫁』羽鳥チセ役、『鬼灯の冷徹』芥子役、『響け!ユーフォニアム』鎧塚みぞれ役、『アイドルマスターシンデレラガールズ』五十嵐響子役など。
<放送情報>
TOKYO MX 毎週日曜日22:30〜
BS11 毎週火曜日24:00〜
MBS 毎週火曜日26:30〜
バンダイチャンネル 他にて配信中
<Blu-ray&DVD情報>
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2018年11月22日発売!
(全3巻)
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Blu-ray 各10,000円(税抜) DVD 各9,000円(税抜)
発売・販売:バンダイナムコアーツ
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