【映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑】第4回「マカオとジョマ」[しんちゃん通信]
1993年に上映が始まった『映画クレヨンしんちゃん』は、今年30周年!
これまでDVDでのみ発売されてきた旧作映画19作品のブルーレイ化プロジェクトが始動! 2022年12月から約1年間をかけて隔月で全19作を発売予定です。
「映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑」第4回は、映画クレヨンしんちゃん 第4作『映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』(ブルーレイ2月24日発売)から、映画シリーズ1の悪役!?ともいわれる、マカオとジョマを紹介!
※紹介文には本編のネタバレを含みます。
【映画クレヨンしんちゃん 第4作】
映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
マカオとジョマ
異世界からやってきた2人組のオカマ魔女。金髪のほうがマカオ、黒髪で団子頭に結っているのがジョマ。バレリーナの格好をしており、ダイヤのマークがついた男性用のタイツを着ているのがマカオ、ハートのマークがついた女性用のチュチュを着ているのがジョマ。喋るときもずっと二人でバレエのパ・パ・ドゥ(男女二人組の踊り)のような動きをする。
魔法が得意で、ゴーマン王子に「クールな男の子にしてあげる」と呪いをかけ、マイナス100℃の超低温を誇る冷酷な雪だるま男、ス・ノーマン・パーに変えてしまった。メモリ・ミモリ姫を封印してヘンダーランドの支配に成功すると、次にしんのすけたちのいる世界征服をもくろみ、基地として群馬県桐生市に北関東最大のテーマパーク「群馬ヘンダーランド」を建設。中心にあるヘンダー城を根城にする。
しんのすけの手に渡った魔法のトランプを取り戻すため、部下のクレイ・G・マッド、チョキリーヌ・ベスタ、ス・ノーマン・パーを操って野原一家を狙うが、逆にヘンダー城に乗り込んできた野原一家にダンス勝負を挑まれて受けて立つ。自信を持つバレエで野原一家の阿波踊りを迎え撃ったが、僅差で敗北。その敗北を審査員の調子が悪かったせいにして、勝負を第2ラウンドのババ抜きに持ち込ませ、しんのすけたちから非難を浴びた。
野原一家と行ったババ抜き勝負の様子を見ると、マカオのほうが性格が悪く、ジョマのほうが常識的に見えるが、実際はたいして変わらない。魔法が制限されるヘンダー城で野原一家と全力の追いかけっこを繰り広げたものの、野原一家のチームワークの前に敗北してヘンダー城もろとも消滅。最期はお互いの名前を叫び、絆の深さを見せつけた。
マカオとジョマのデザインとネーミングは臼井儀人先生によるもの。本郷みつる監督によると、異次元の世界を征服しつくしてしまったため、新しい世界を求めて(とりあえず)群馬にやってきたとのこと。声優を務めた大塚芳忠(マカオ役)と田中秀幸(ジョマ役)は、映画パンフレットの中でチークダンスのように二人で手を取り合って写真に収まっている。
2020年にはマカオとジョマ2人セットのフィギュアが発売されるなど、『クレヨンしんちゃん』ファンからの根強い人気を誇る。キャッチコピーには「『映画クレヨンしんちゃん』最凶の悪役コンビ」と記されていた。
参考:映画パンフレット
【設定】マカオとジョマ<キャラクターデザイン:原勝徳>
<発売情報>
Blu-ray
2月24日発売
税込価格:¥5,280
品番:BCXA-1787
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©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1996