【映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑】第21回「珠由良ブラザーズ」[しんちゃん通信]
1993年に上映が始まった『映画クレヨンしんちゃん』は、今年30周年! これまでDVDでのみ発売されてきた旧作映画19作品のブルーレイ化プロジェクトが始動! 2022年12月から約1年間をかけて隔月で全19作を発売予定です。「映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑」第21回は、映画クレヨンしんちゃん 第5作『映画クレヨンしんちゃん 暗⿊タマタマ⼤追跡』(ブルーレイ好評発売中)から、珠由良族の末裔「珠由良ブラザーズ」を紹介!
※紹介文には本編のネタバレを含みます。
【映画クレヨンしんちゃん 第5作】
映画クレヨンしんちゃん 暗⿊タマタマ⼤追跡
珠由良ブラザーズ
伝奇アクション・ロードムービーとしてファンから人気の高い本作の中でも、もっとも人気が高いキャラクターが珠由良ブラザーズだろう。『クレヨンしんちゃん』シリーズに登場する数多のおネエ系キャラの決定版的な存在である。
いにしえから呪術を生業としていた珠由良族の末裔にあたる3兄弟で、いずれもスキンヘッドが特徴。格闘能力が高く、車やバイクの運転も楽々こなす。太古の魔人ジャークを復活させようとする珠黄泉族の陰謀を防ぐべく、彼らからジャーク復活の鍵となる「タマ」を強奪するも、偶然しんのすけに拾われてしまう。
ピンクのタンクトップを着ている長男のローズ(本名はタケシ)は、大柄な体と濃いヒゲが特徴。怒るとドスの効いた声色になる。タマを持ち去ったしんのすけがとぼけたときは「とぼけんじゃねぇ、このガキャー!」と激昂した。グリーンのチャイナドレスを着ている次男のラベンダー(本名はツヨシ)は、女性的な容姿が特徴。ローズを「お兄たま」と呼ぶ。タマを持ち去ったしんのすけがとぼけたときは「舌ひっこ抜くぞ」と脅した。イエローのセットアップを着ている三男のレモン(本名はキヨシ)は、三人の中で最も長身。多少の霊力があるようで、ひまわりのお腹にあるタマを感知した。タマを持ち去ったしんのすけがとぼけたときは「ちんちんちょん切ったろか」と脅している。
東京の新宿でショーパブ「スイングボール」を経営しており、そこを珠由良族の東京支部にしている。店ではサンバ風の衣装で珠由良族と珠黄泉族の因縁を説明する歌とダンスを披露し、野原一家を震え上がらせた。とはいえ、全員性格は温厚で、珠黄泉族の陰謀を防ぐことが第一の目的ではあるものの、常に野原一家を思って行動している。みさえがひまわりのオムツの替えを買いたいと要望したときは、逃走中であるにもかかわらず「いいわよ」と即答してスーパーに寄っている。野原一家を守るためには自己犠牲もいとわなかった。
青森の「あ、それ山」にいる珠由良族の頭領(彼らの母親)は、息子3人がおネエになったことで珠由良の血筋が途絶えることを憂いている。ローズはジャークのことが解決すれば珠由良族も珠黄泉族も関係なくなるのではと反論したが、母親から一喝された。
一時的にラベンダーとレモンが囚われてしまうが、最後は3人揃って野原一家、刑事の東松山よね、味方についたサタケとともに珠黄泉族との最終決戦に挑み、見事に珠黄泉族の野望を打ち砕いてみせた。騒動の後は再び「スイングボール」に戻り、ウェイターとなったサタケとともに店を盛り立てていた。
<発売情報>
Blu-ray
好評発売中
税込価格:¥5,280
品番:BCXA-1790
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©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1997