【映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑】第23回「スーパー三輪車」[しんちゃん通信]
1993年に上映が始まった『映画クレヨンしんちゃん』は、今年30周年! これまでDVDでのみ発売されてきた旧作映画19作品のブルーレイ化プロジェクトが始動! 2022年12月から約1年間をかけて隔月で全19作を発売予定です。「映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑」第23回は、映画クレヨンしんちゃん 第1作『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』(ブルーレイ好評発売中)から、「スーパー三輪車」を紹介!
※紹介文には本編のネタバレを含みます。
【映画クレヨンしんちゃん 第1作】
映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
スーパー三輪車
『アクション仮面VSハイグレ魔王』は、『映画クレヨンしんちゃん』シリーズの記念すべき第1作。別次元の世界(いわゆるマルチバース)で、しんのすけと正義のヒーロー・アクション仮面が活躍する。
スーパー三輪車は、アクション仮面をサポートする北春日部博士が発明したもの。見た目は可愛らしい三輪車だが、ペダルを踏むとジェットエンジンが噴出して空を飛ぶことができる上、3つの特殊能力を装備している。体重30キロ以上の人は乗れないのが唯一の弱点。
自動操縦装置がついており、コンピュータと接続しているヘルメットを被って操縦することができるが、しんのすけはシロに被らせて操縦させた。シロはヘルメットを被っている間、人間の言葉をしゃべっている。シロは『雲黒斎の野望』でも未来の技術で人間の言葉をしゃべっていた。
スーパー三輪車の3つの特殊能力は、青いボタンが「煙幕」、黄色いボタンが「ゾウさんタイプに変形」、赤いボタンが制御不能になるほど高出力のジェットである。ハイグレ魔王の宇宙船がある東京・新宿へ向かう途中、ハイグレ魔王の部下・ハラマキレディースの襲撃を受けたときは、青いボタンと黄色いボタンを押しても撃退できず、しんのすけに「何の役にも立たないゾ」と言われてしまったが、赤いボタンで逃げ切ることができた。
続けてTバック男爵と対峙したときも、東京都庁のまわりを逃げ回るが、放たれたミサイルをゾウの鼻で抱きかかえてTバック男爵に突進して爆破。ただし、このときの爆発でスーパー三輪車も大破してしまった。
すごい性能で、ユニークで役に立たない機能はいっぱいあるけど、武器らしい武器はまったく持っていないスーパー三輪車は、相手が敵であろうとやみくもに戦おうとせず、やたら傷つけたりしない『クレヨンしんちゃん』ならびにしんのすけの精神がよく表れた乗り物だと言えるだろう。
<発売情報>
Blu-ray
好評発売中!
税込価格:¥5,280
品番:BCXA-1786
関連記事:『しんちゃん通信』 映画作品ちょこっとレビュー最終回 “爆笑編”
映画クレヨンしんちゃん 公式サイト
映画クレヨンしんちゃん 公式Twitter
バンダイナムコフィルムワークス 『クレヨンしんちゃん』Blu-ray&DVDサイト
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1993