ニュースココだけ | スクライド

「名作ヒストリー」スクライド [特集サイト「プレイバックエモーション]

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

20年前の2001年12月26日はテレビアニメ『スクライド』の最終話放送日。制作はサンライズ、監督は谷口悟朗、脚本を黒田洋介、キャラクターデザインは平井久司。『無限のリヴァイアス』のメインスタッフが再集結し、熱いストーリー展開で人気を博したオリジナルアニメーションだ。男たちの熱い(熱すぎる)バトルに次ぐバトル、ときどき友情あり、愛あり、そして涙ありの物語に胸が熱くなる能力バトルアニメは、放送10周年プロジェクトとして、2011年~12年にかけて、新作パートを加え、全編新アフレコ、HDデジタルリマスターにより全2部作として新たに再構成した『スクライド オルタレイション TAO』『スクライド オルタレイション QUAN』を制作。全国9館にてイベント上映が実施された。放送20周年となる2021年には、新作ドラマCD付きの設定資料集「『スクライド』設定資料集【新作ドラマCD付き】」やムック「スクライド 20th ANNIVERSARY BOOK」が発売されるなど、その人気は色褪せない。

拳と拳で語り合う熱い男たちに惹かれる!
『スクライド』(2001年7月4日〜12月26日放送)

突然の大隆起により形成された大地ロストグラウンド。この日本本土から隔絶された独立自治領には、特殊な二層社会が発展。何時しかロストグラウンド生まれの新生児の中に「アルター能力」という特殊能力を持つ者達が現れ始める。 ロストグラウンドの崩壊地区で生まれ育ったアルター使いで、なんでも屋として生活していた少年カズマは、ロストグラウンドにおける警察機関「ホールド」内の“アルター”能力者による部隊「ホーリー」に所属するアルター使い劉鳳と出会う。正反対に見えながら実は似たもの同士の彼らは、反目しながらも拳を交え、いつしか男の友情・絆が育くまれていく。カズマ役を保志総一朗、劉鳳役を緑川光、カズマに絶対的な信頼を置く由詑かなみ役の田村ゆかりをはじめ、山崎たくみ、永島由子、倉田雅世、高田裕司、津久井教生など、実力派声優が参加。予告ナレーションは若本規夫が務めている。

自分の力を信じぶつかり合う少年たちのヒロイズムを描く鮮烈格闘アクションである本作の魅力は男臭さ。汗の匂いも感じそうなほど、男臭い戦いの物語が描かれるのだが、この男臭さを引き立てる要因は「アルター能力」だ。アルターには個人の性格が反映され、強いアルターは本人の意思の強さを意味する。ゆえに激しくぶつかり合えば合うほど、本人の意地、気持ちのぶつかり合いが垣間見え、男臭さを感じるのだ。
「なんか気に入らないから倒す」
喧嘩の理由なんてこんなもの、とシンプルな構造で妙な説得力がある。ストレイト・クーガーをはじめ、各話サブタイトルがキャラクター名になっていることも多く、個性が強いキャラクター、飛び出す名言の数々もとても魅力的だ。
平井久司の描く女性も秀逸で、特にアルター使いで劉鳳を慕うシェリスは、物語も相まって、忘れられない印象的なキャラクターである。

『スクライド オルタレイション TAO』(2011年11月19日イベント上映)
『スクライド オルタレイション QUAN』(2012年3月10日イベント上映)

放送10周年を記念してテレビシリーズに新作パートをプラス、放送時のキャストのまま全編新アフレコをし、さらにHDデジタルリマスターによりTAO、QUANの前後編で再構成したスペシャルエディション。新キャラの追加やテレビシリーズからの設定変更などがある中、注目ポイントは結末。テレビシリーズとは違う結末はカズマたちの戦い、物語の続きをほのめかしている。

 

 


▼スクライド公式サイト
http://www.s-cry-ed.net/tv/index.html
▼スクライド オルタレイション公式サイト
http://www.s-cry-ed.net/index.html
▼スクライド オルタレイション公式Twitter
@scryed_a推奨ハッシュタグ:#scryed

続きを読む

関連タグ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

© Bandai Namco Filmworks Inc. All Rights Reserved.