【4話収録】
■第40話「たのしいボストン見物」
　カリウ夫人とボストン見物に出かけるポリアンナ、ジェミー、サディ。ポリアンナは楽しい日々を過ごすが、カリウ夫人に甥のジェミーを捜してあげられないことが心残りだった。最後の日、ポリアンナとサディに別れを告げるジェミーに、カリウ夫人は一緒に暮らしてほしいと申し出る。それが自分を可愛いと思ってくれてのことだと感じたジェミーは、その願いを受け入れる。喜びの中、ポリアンナはベルディングスビルへと帰っていった。
■第41話「嵐のはじまり」
　すっかり元気になって帰ってきたポリアンナに、ひと安心するチルトンとパレー。チルトンは世話になった人たちへの感謝をこめて、ポリアンナの全快祝いのパーティーを開くことにする。パーティーにはペンデルトンやジミーの他に、トムやナンシーらの使用人たちも客として招かれた。チルトンの配慮に感激し、涙を流すトム。パーティーはあたたかな雰囲気に包まれ、チルトンはパレー、ポリアンナと共に皆に感謝の言葉を述べるのだった…。
■第42話「失われた帰り道」
　パーティーが盛り上がる中、一本の電話がチルトン家に鳴り讐く。電話はチルトンの患者からのものだった。今にも嵐になりそうな空の下、往診に出かけていくチルトン。ポリアンナたちはパーティーを続けながら、チルトンの帰りを待つことにした。ところが、雷雨は次第に激しくなり、ポリアンナとパレーは不安に包まれる。チルトンを迎えに行くトムとティモシー。その頃、家路を急ぐチルトンは土砂崩れに襲われ、崖下へと転落してしまうのだった…。
■第43話「死なないでチルトン先生！」
　瀕死の状態で帰宅したチルトン。ポリアンナやパレーの願いも空しく、チルトンは愛する人たちに見守られながら息を引き取った。チルトンの死の知らせは、ベルディングスビルの街を駆けめぐる。パレーの悲しみは深く、ポリアンナは「よかったを探してあげることができない」と悩む。そんな時、パレーを少しでも元気づけようと、ボストンからカリウ夫人とジェミーが来ることになった。ポリアンナは喜ぶが、ジミーは複雑な気持ちになってしまう。

製作年度：1986

第40話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：杉村博美
第41話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：矢沢則夫
第42話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：楠葉宏三
第43話　脚本：久貴千彩子／絵コンテ：杉村博美

原作：エレナ・ホグマン・ポーター（「少女パレアナ」「パレアナの青春」より）／製作：本橋浩一／製作管理：高桑 充／企画：久保田栄一、佐藤昭司／音楽：小六禮次郎／キャラクターデザイン・作画監督：佐藤好春／美術監督：川井 憲／プロデューサー：石川泰平、中島順三／監督：楠葉宏三／制作：日本アニメーション、フジテレビ

ポリアンナ：堀江美都子／パレー：野沢雅子／チルトン：田中秀幸／カリウ夫人：池田昌子／ジェミー：渡辺菜生子／ジミー：山田栄子／ペンデルトン：銀河万丈／デラ：吉田理保子／ナンシー：潘 恵子／トム：緒方賢一／ナレーター：中西妙子