ゼントラーディを従え、歌すらも通じない敵・マルドゥーク。人類に再び危機が追り来る――!!

【3話収録】
■vol.1「コンタクト」
　異星巨人・ゼントラーディとの戦争から遥か未来。かつて地球を救った宇宙戦檻マクロスも朽ち、人と同じサイズとなったゼントラーディ人らとともに、人類は平和に暮らしていた―。スキャンダル専門のＴＶレポーター・ヒビキは、突如太陽系に侵攻してきた異星軍と統合軍の戦闘を取材することになった。視聴者か泣いて喜ぷミンメイ・アタック（「歌」に極度の動揺を起こすゼントラーディには最も効果的な攻撃方法）のシーンを押さえようと、ヒビキは民間用バルキリーを飛ばし、敵に撃破される数々の統合軍部隊を目撃する！そして、大破した敵戦艦に侵入した彼は美しい少女・イシュタルと出会う・・・。
■vol.2「イシュタル」
　今回来襲した敵が、これまでのゼントラーディとは違った存在であることに直感的に気付いたヒビキは、破壊された敵艦の中から救いだした謎の少女イシュタルから何か聞き出そうとする。が、彼女はロと心を閉ざし続ける。が、歌を耳にした途端、頑ななまでに閉ざされていた彼女の心の扉は開かれる。一方ヒビキは地球の文化に共鳴する謎の敵をリポートする、という大義名分のもと、そんな彼女を連れてデートのごとき取材を続ける。だが、イシュタルはマクロスの姿を目撃すると突然叫ぶ。「あれはアルスの船!?」と……。
■vol.3「フェスティバル」
　救出にやってきたマルドゥークの部隊を追い返し、地球に残ったイシュタル。そんな彼女の口から驚愕の事実が語られる。そして、地球の敵をもっと知りたい、と語るイシュタルをヒビキは、ムーン・フェスティバルへと連れていく。――熱狂する大群集と、響き渡るアイドル歌手ウェンディの歌声に、イシュタルはしばし圧倒されてしまうが、いつしか歌の喜びに目覚め始めるのだった。そこにフェフの攻撃部隊が襲来しウェンディを拉致しようと企てる。そして……。

製作年度：1993

vol.1　脚本：富田祐弘／演出：青木 武／絵コンテ：八谷賢一／作画監督：田中正弘・荒木英樹・筱 雅律・中山岳洋
vol.2　脚本：中村 学／演出：西山明樹彦／絵コンテ：つるやまおさむ／作画監督：滝川和男
vol.3　脚本：有井絵武／演出：青木 武／絵コンテ：よしもときんじ／作画監督：田中正弘(ｷｬﾗ)・筱 雅律(ｷｬﾗ)・宍戸 聡(ﾒｶ)・美樹本晴彦(協力)

監督：八谷賢一／キャラクターデザイン：美樹本晴彦／メカデザイン監修：大畑晃一／コンセプトデザイン：渡部 隆／シリーズ構成：富田祐弘／OPｱﾆﾒｰｼｮﾝ：大張正己／美術監督：中原英統／撮影監督：小西一廣／音響監督：本田保則／音楽：鷺巣詩郎／制作：AIC･オニロ　他

イシュタル：笠原弘子／神崎ヒビキ：高山 勉／シルビー・ジーナ：冬馬由美／エクセグラン司令官：坂口芳貞／ネックス・ギルバート大尉：島田 敏／ナスターシャ：引田有美／佐織：原 亜弥／エイミー：國府田マリ子／フェフ：古谷 徹／イングス：置鮎龍太郎　他