夜を照らし続けた太陽が沈み、終わりを迎える白夜――
燃え上がった一夜の愛は、ゴルゴの銃弾の前にはかなく消える

【4話収録】
■Target．27「フィアレス」
　ゴルゴを突如襲う者たち。彼らに共通するのは、大事故からの奇跡の生還者ということ。ゴルゴは、彼らを操る男が元ＫＧＢのイギーリ・ソルベノとの情報を得る。ソルベノは恐怖を感じない「フィアレス」達を誘拐し、死を恐れない戦士へと変え、昔任務を邪魔したゴルゴへの復讐を果たそうとしていたのだ。ゴルゴはひとり、ソルベノの潜伏する街へと乗り込んでいく。
■Target．28「白夜は愛のうめき」
　夫殺しから傷の癒えない女セシリアはゴルゴに出会う。翌日、偶然にも同じ旅客機に乗り合わせ再会する二人。しかし不運にも二人を乗せた旅客機は、作動油圧系統が故障し胴体着陸を試みることになる。ゴルゴにしがみつきながら無事を祈るセシリア。見事に胴体着陸は成功、セシリアはその夜ゴルゴと結ばれることに。翌日、ホテルを出たゴルゴの後を付けるセシリア。そこで彼女が見たものは…。　
■Target．29「配役＜キャスティング＞」
　映画監督のエリックは配給元からゴルゴ13を主役にしたセミドキュメンタリー映画撮影を依頼される。彼らの狙いはゴルゴの狙撃シーンを世界中に公開し、動きを封じること。主演女優ジーン・バーバラがゴルゴに殺害依頼をするシーンの撮影に入るエリックは、ゴルゴの動向をフィルムに収めていく。ジーンは迫真の演技でゴルゴへの依頼を成し遂げるが・・・。ターゲットに銃口を向けたゴルゴは何かに気づいた！
■Target．30「ラブはナイフ」
　ナイフ使いの名手ベンはゴルゴ13の名を騙って殺しをしていた。彼の恋人で殺しのパートナー・ナタリーはゴルゴに気づかれる前に切り上げた方がいいとベンに忠告。過去に恋人がゴルゴによって殺害されていたのだ。しかし己の力に自信をつけたベンは、ゴルゴを殺し自らの名前で大金を稼ごうと意気込む。ナタリーが不安で見守る中、ベンはナイフの矛先をゴルゴに向けた！

製作年度：2008

Target．27　脚本：安部陽子／演出：鈴木信一／絵コンテ：亀井 隆／作画監督：鈴木信一
Target．28　脚本：本川耕平／演出：倉川英揚／絵コンテ：杉山正樹／作画監督：松田芳明、倉川英揚
Target．29　脚本：今石千秋／演出：石踊 宏／絵コンテ：飯島正勝／作画監督：渋谷一彦
Target．30　脚本：江連祐一／演出：橋本三郎／絵コンテ：大久保富彦／作画監督：細川修平

原作：さいとう・たかを（さいとう・プロ）リイド社SPコミックス、小学館ビッグコミック連載／シナリオコーディネーター：飯岡順一／キャラクターデザイン：竹内一義／美術監督：水谷利春／撮影監督：高橋健太郎／デジタルプロダクションディレクター：羽山泰功／CGIディレクター：畑田裕之／カラーデザイン：甲斐けいこ、篠原愛子／音響監督：小山 悟／音楽監督：鈴木清司／編集：瀬山武司／チーフディレクター：大賀俊二／アニメーション制作：The Answer studio／製作：テレビ東京、創通エンタテインメント

ゴルゴ１３（デューク東郷）：舘 ひろし　他