テロによって記憶を失ったゴルゴ　しかしその本能が「急げ」と告げる
記憶の闇を切り裂くように、ゴルゴは銃撃に身をさらす！

【4話収録】
■Target．43「空白の依頼」
　ゴルゴを狙って仕掛けられた爆弾テロによって負傷してしまったゴルゴは、全ての記憶を失ってしまった。自分の名前さえも思い出せないまま、僅かな手がかりを頼りに、ゴルゴを拾って面倒を見てくれた女クリスタと共に、街を駆け回る。そして、何かを実行しなければいけないと、焦るゴルゴ。何かを思い出しかけていたゴルゴは、自ら銃撃の中に身をさらし…。
■Target．44「ロックフォードの野望」
　ロックフォード財閥の当主デビッドは、単一の巨大資本による世界制覇を達成するため、ロックフォード家専属のスナイパーとしてゴルゴを雇おうとするが、ゴルゴは依頼を拒否。あらゆる機関に手を回し、ゴルゴの財産を凍結させ、彼を屈服させようとするデビッドに対し、ロックフォードの情報を持つ華僑の黄一族の長老を訪ねたゴルゴは、そこである依頼を引き受ける。
■Target．45「36000秒分の1秒」
　フランス一厳重な刑務所の独房に収容されている囚人、テロリストのカルロンテ殺害を依頼されたゴルゴ。狙撃のチャンスは独房に通じる２つの扉が同時に開く瞬間。それは１０時間に１回、わずか一瞬だけ訪れる。森の中のテントから１０時間も同じ姿勢で狙撃のチャンスを待たなければならないゴルゴは、スポーツ医学者デグナーに接触する。ゴルゴが考え出した秘策とは…。
■Target．46「世紀末ハリウッド」
　アメリカハリウッドの権利を守ろうとする巨大な組織によってハリウッド進出を目指す中国人俳優リーの命が狙われる。なんとしてもリーの映画を撮りたいと願うマネージャーのロイは、ゴルゴに撮影中のボディガードを依頼。その依頼を受けるにあたって、ゴルゴはある条件をロイに出す。多勢の軍でリーの命を狙う敵に、ゴルゴがひとり立ち向かう方法とは・・。そしてロイと結ばれた条件とは一体！？

製作年度：2008

Target．43　脚本：植村沙羅／演出：大賀俊二／絵コンテ：亀井 隆／作画監督：松田芳明
Target．44　脚本：竹田佑輔／演出・絵コンテ：石踊 宏／作画監督：本沢拓海
Target．45　脚本：海東清作／演出・絵コンテ：荻原露光／作画監督：菅原浩喜
Target．46　脚本：桃井史郎／演出・作画監督：西澤 晋／絵コンテ：杉山正樹

原作：さいとう・たかを（さいとう・プロ）リイド社SPコミックス、小学館ビッグコミック連載／シナリオコーディネーター：飯岡順一／キャラクターデザイン：竹内一義／美術監督：水谷利春／撮影監督：高橋健太郎／デジタルプロダクションディレクター：羽山泰功／CGIディレクター：畑田裕之／カラーデザイン：甲斐けいこ、篠原愛子／音響監督：小山 悟／音楽監督：鈴木清司／編集：瀬山武司／チーフディレクター：大賀俊二／アニメーション制作：The Answer studio／製作：テレビ東京、創通エンタテインメント

ゴルゴ１３（デューク東郷）：舘 ひろし　他