【映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑】第22回「ホワイトスネーク団＜アナコンダ＆ミスター・ハブ＞」［しんちゃん通信］
1993年に上映が始まった『映画クレヨンしんちゃん』は、今年30周年！ これまでDVDでのみ発売されてきた旧作映画19作品のブルーレイ化プロジェクトが始動！ 2022年12月から約1年間をかけて隔月で全19作を発売予定です。「映画クレヨンしんちゃんなんでも図鑑」第22回は、映画クレヨンしんちゃん 第2作『映画クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝』（ブルーレイ好評発売中）から、世界征服を目論むホワイトスネーク団の「アナコンダ＆ミスター・ハブ」を紹介！
※紹介文には本編のネタバレを含みます。
【映画クレヨンしんちゃん 第2作】
映画クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝
ホワイトスネーク団＜アナコンダ＆ミスター・ハブ＞
ブリブリ王国の秘宝を狙い、世界征服を目論むアナコンダ伯爵が率いる秘密結社。名前の通り、白蛇をトレードマークにしている。
アナコンダは見た目こそコミカルだが、自らの野望のためには子ども相手でも情け容赦ない冷酷非情な悪漢。しんのすけのおかしな振る舞いを見ても眉一つ動かさず、逆に怯えさせるほどだった。ユーモラスな悪役が多い『映画クレヨンしんちゃん』の中では異質なほどの悪党ぶりである。アレクサンダーというリボンをつけた白蛇を特に可愛がっており、アレクサンダーの前では「パパ」と名乗っていた。
白スーツとサングラスと流し目が特徴の大男ミスター・ハブは、アナコンダの第一の部下。スーツで隠しきれないほどのパンプアップされた肉体を誇る。格闘技の達人で、ブリブリ王室親衛隊のルル・ル・ルルと互角に戦うほどの実力の持ち主。体全体を高速回転させる得意技でルルを圧倒した。性格はアナコンダに負けず劣らず冷酷非情で、ホワイトスネーク団に逆らうブリブリ王国の軍隊を容赦なく倒した。アナコンダからの信頼は厚かったが、本心ではアナコンダを蛇蝎の如く嫌っていた。ブリブリ王国の秘宝について知悉しており、アナコンダを出し抜いて自らの野望を遂げようとしたが、黒ブリブリの力を得たアナコンダによって手下にされてしまった。
ハブの部下で現場に出ることが多いニーナとサリーは、おネエ系キャラの二人組。帽子にサングラス、スーツ姿がニーナで、女性の格好をしているのがサリーである。しんのすけ誘拐のため、日本にまで来て作戦を実行。一度は取り逃がしたものの、列車を襲撃してしんのすけ誘拐に成功した。狡猾な手段を使い、欲も張っているが、根っからの悪党ではないらしく、アナコンダにしんのすけとスンノケシ王子を殺すよう命じられたときは「やなこった」と拒否した。もともと原作では「臨時雇い」であり、映画版でもアナコンダへの忠誠心はほとんどなかったようだ。
ホワイトスネーク団の戦闘員は白蛇をモチーフにした全身白タイツ姿で、格闘戦の際は両腕が赤と緑の蛇になる。ただし、何の役に立っているかは不明。元ネタは往年のコメディアン・東京コミックショウ。
ニーナとサリーが使う小型ヘリコプターのほか、ディーゼル戦闘車、大型潜水艦などの装備を多数有しており、作戦行動もスムーズで、『映画クレヨンしんちゃん』に登場する悪の秘密結社の中でも屈指の統制がとれた軍隊風の組織である。ただし、主要メンバーは一枚岩とは言い難く、アナコンダは野心家のハブに裏切られ、ニーナとサリーにも離反された。
ブリブリ王国の遺跡に潜入し、ブリブリ魔人を召喚することに成功したアナコンダは、一旦はしんのすけに邪魔されたが、アレクサンダーとともに復活した黒ブリブリ（黒魔人）と融合。絶大な力を手に入れたものの、しんのすけたちによって壺に封印されてしまう。封印されるときにハブを巻き添えにしたため、ホワイトスネーク団は消滅した。ニーナとサリーはしんのすけとともに脱出している。
＜発売情報＞
Blu-ray
発売日：2022年12月23日
税込価格：￥5,280
品番：BCXA-1787
関連記事：『しんちゃん通信』 映画作品ちょこっとレビュー第2回 “アクション編
映画クレヨンしんちゃん 公式サイト
映画クレヨンしんちゃん 公式Twitter
バンダイナムコアーツ 『クレヨンしんちゃん』Blu-ray&DVDサイト
©臼井儀人／双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ＡＤＫ 1994
