レポート | ラブライブ!

8年ぶりとなるμ's単独イベント開催!『TVアニメ放送10周年記念 LoveLive! Special Talk Session』Day.2公演イベントレポート

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2013年1月~2014年6月に第1期と第2期が放送された『ラブライブ!』のTVアニメ放送10周年を記念して、「ラブライブ!」の歩みを振り返るキャストトークイベントが、2024年2月23日(金・祝)・2月24日(土)に東京ガーデンシアターにて行われた。当時を振り返る思い出深いトークや人気楽曲の歌唱に加え、お見送り会も実施されるなど盛りだくさんの内容で大盛況となった。本記事では、2日目夜公演をレポートする。

8年ぶりの再会は「僕らは今のなかで」でスタート!

大歓声に迎えられて、μ'sのメンバーである新田恵海(高坂穂乃果役)、内田 彩(南 ことり役)、三森すずこ(園田海未役)、飯田里穂(星空 凛役)、Pile(西木野真姫役)の5人が登場。2日目夜公演のオープニングを飾ったのは、「それは僕たちの奇跡」(TVアニメサイズ)。観客から息の合った熱いコールを受けて、笑顔で歌唱した。自己紹介の後、先ほど披露した「それは僕たちの奇跡」について、「(第66回)紅白歌合戦でもパフォーマンスしたよね」と振り返り、新田が歌い出しの際に目を閉じているので、「曲がいつ始まるかわからなくて緊張するんだよね(笑)」と懐かしそうに思い出を語った。

ファンと10年を振り返ったトークパート!

タイトルコールの後、トークパートがスタート。新田は本イベントの前に、劇中に出てくる“聖地”神田明神へイベントの成功祈願にお参りに行ったとのこと。まず初めに、事前に募集したメッセージを紹介する「音ノ木坂学院 投書箱」のコーナーへ。10周年を祝うお便りの中には、新社会人として社会に出る前日が「ラブライブ!」TVアニメ1期第13話の放送日で背中を押してもらったこと、青春時代に本作に出会い、μ'sがきっかけで友達ができたことなど、当時を振り返ったコメントも見られた。内田は「私たちも今までそれぞれ違うお仕事をしてきたけれど、こうして皆で顔を合わせると、あの頃の青春を取り戻したように感じる」とコメント。ファンの人生に何かしらμ'sの楽曲が影響を与えていると語り、「感慨深いね」「嬉しい」と話す中、三森はしみじみと「エモいね」と呟いて笑いを誘った。

また、2024年3月15日(金)から2週間限定上映される劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』の4DX上映について、一足先に試写で鑑賞した新田は「映画の世界に入り込んだ感じで、メンバー皆で海外に行くシーンは特に感動しました」と話した。「作品にのめり込むというより、包み込まれる感覚」と4DXの感動を熱弁し、ぜひ劇場で観て欲しいと期待を誘った。

キャストのアドリブが光る「演技のお時間」!

続いて「演技のお時間リターンズ」のコーナーへ。シチュエーション毎に各メンバーのセリフを想像してキャストに演じてもらい、その後本作の原案である公野櫻子の模範解答を紹介した。ちなみに、回答する順番は「最初はラブ!」で始める「ラブライブ!じゃんけん」で決めていた。

最初のお題では、スクールアイドルに挑戦しようか迷っている子へのアドバイスとして、Pileと新田が回答。メンバーの性格がよく表れたアドリブ満載の演技で大いに盛り上がった。続いて、動画配信するならどんな企画にチャレンジするかというお題では、三森が「園田海未のお散歩チャンネル」を即興で演じ、最後はTVアニメ2期で海未が言うセリフ「山頂アタックです!」で締めて会場を笑わせた。双眼鏡を持ってポーズを決める周到さも好評で、SNSでは「令和の時代に聞けるなんて」「懐かしい」などの感想が飛び交った。ちなみに飯田はラーメンを紹介するYouTuberに扮し、店名がμ’sの楽曲名である“輝夜の城で踊りたい”という設定で、最後のオチも凛ならあり得るかも…という内容で周囲を和ませた。

続く「μ'sイメージアンケート」のコーナーは、お題のイメージに合うメンバーをファンがランキングにし、それをキャストが当てるというもの。「異世界転生して、真っ先に状況を受け入れそうなのは?」や「シンデレラの王子様役になるなら?」というお題が出題され、後者ではファン・キャスト共に1位に絢瀬絵里が挙げられ、納得の結果となった。

熱いコールが止まらない! 熱狂のライブパート!

その後ライブパートへと移り、コール満載のライブ定番曲「僕らのLIVE 君とのLIFE」をノリノリに歌唱。観客もブレードをリズミカルに振って盛り上げ、サビの部分では一緒になって歌唱し、最高の一体感を生み出した。続いて、TVアニメ放送10周年記念メドレーとして「START:DASH!!」「これからのSomeday」「Dancing stars on me!」「どんなときもずっと」をそれぞれTVアニメサイズで披露。セットリストはキャストたちが話し合って決めたとのことで、毎公演違うことが明かされた。1曲ごとに大歓声が沸き起こり、キャストとファン双方のμ's愛を炸裂させたステージとなった。

曲が終わると新田は「どんな曲にも思い出があり、歌いながらいろんなことを思い出しました」と語り、しんみりしそうな雰囲気を振り切って最後に届けたのは「No brand girls」。ステージを縦横無尽に飛び跳ねて客席を煽り、会場のボルテージが最高潮になったまま本編は終了した。

声援に応えた全力のアンコール!

ファンからのアンコールコールに応えて5人が再び登場し、披露したのは「ミはμ'sicのミ」。事前に飯田が振り付けを丁寧にレクチャーし、「皆さんと一緒にこの思い出を抱きしめていきたいと思います。一緒に歌いましょう〜!」と呼び掛けた。キャスト同士で手ハートを作ったり、手を繋いだりしながら歌唱し、紙テープ舞う中、笑顔溢れるステージを届けた。

イベントを振り返り、Pileは「3公演、たくさん楽しみました。こうやってまた同じ時間を皆と分け合える楽しさを改めて実感しました。今日はありがとうございました!」。内田は「μ'sの皆にとってこの作品は特別で、こうして集まれただけでとても幸せです。私たちにとっても、皆にとっても、『ラブライブ!』はまだまだ続いていきます。また会おうね~!」。飯田は「スタッフさんたちと共に長い間準備をしてきました。皆が忘れないで応援してくれたら、また会えるかもしれないですね。10周年が終わったら次は…」と次回への期待を覗かせて「今度ともμ'sを大切にしてくれたらと思います!」。三森は「今日は久しぶりですごくドキドキしていましたが、曲が始まってみたら、昨日のことのように8年前のステージを思い出しました。皆の笑顔がずっと変わらなくて、今日集まってくれて本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします!」。新田は「終わっていなかったんだなと感じました。これからも“みんなで叶える物語”です。私たちはこれからもずっとずっとμ'sです。楽しい時間をありがとうございました!」。最後にもう一つだけ言わせて欲しいと言って、「また皆と笑顔で会う日まで…ファイトだよ!」と穂乃果の決め台詞で締め括った。その後、お見送り会を経て本イベントは終了した。

盛りだくさんの内容でファンと特別な時間を過ごしたDay.2夜公演!

トークパートではファンとキャストによるメンバー愛の溢れるトークや、思い出話で大いに盛り上がった。ライブパートはとにかくファンの熱いコールが目立ち、終始クライマックスのような盛り上がりとなった。TVアニメ放送10周年を経てもなお多くのファンに愛されているμ'sの根強い人気を感じさせたステージは、また一つかけがえのない歴史を刻んで幕を閉じた。

<Day.2 2024年2月24日(土)セットリスト>
OP. それは僕たちの奇跡(TVアニメサイズ)
【トークパート】
M1. 僕らのLIVE 君とのLIFE
M2. TVアニメ放送10周年記念メドレー
① START:DASH!!(TVアニメサイズ)
② これからのSomeday(TVアニメサイズ)
③ Dancing stars on me!(TVアニメサイズ)
④ どんなときもずっと(TVアニメサイズ)
- - - MC - - -
M3. No brand girls
EN. ミはμ'sicのミ


▼ラブライブ!TVアニメ放送10周年記念特設サイト
https://www.lovelive-anime.jp/otonokizaka/event/10thanniversary/
▼『ラブライブ!The School Idol Movie』4DX特設サイト
https://lovelive-anime.jp/otonokizaka/event/lovelive4dx/
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