『しんちゃん通信』 スペシャルインタビュー「野原しんのすけ役 矢島晶子」
いよいよ「映画 クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ」が11月10日に発売!
満を持して、しんのすけ役の矢島晶子さんにインタビュー!
矢島晶子さんが最も好きなキャラクターは男としての生き様をしんちゃんに教えてくれた“あの人”だったー
(文 / 大山くまお)
――映画『クレヨンしんちゃん』が25周年を迎えました。現在のお気持ち、感慨などがありましたらお教えください。また、25年間の歴史の中で「変わったこと」「変わらないこと」はどのようなことでしょうか?
テレビアニメ初回視聴率4%だった作品が映画を25作も発表できるようになるとは……。大人になった我が子を見守る親のような気分です。この25年間で「変わったこと」といえば、キャスト陣が一緒に(あたりまえですが)年令を重ねてきたこと。「変わらないこと」は、今も番組が続いていること。
――あらためて、矢島さんが考えるしんのすけの魅力をお教えください。また、しんのすけと初めて出会った時に抱いた印象と現在の印象を教えてください。
「しんのすけ」の魅力は感受性や直感力。素直さ! 子どもならではの敏感さ!
大人と違って「心に正直」なところ。オーディションで「しんのすけ」の絵を見て思ったのは、正直「ゆるい」(^_^)
――映画『クレヨンしんちゃん』の中で、矢島さんがお好きな作品やシーン、あるいは印象的だった作品やシーンをお教えください。
好きな作品は『オトナ帝国』と『戦国大合戦』。一生懸命タワーの階段をかけ登ってお姉さん(チヤコ)の足にしがみつき、思いを伝えるシーン。「お又(また)のおじさん」が「れんちゃん」を抱きしめようとして手を止めるシーン。グッとくる!♡
――映画『クレヨンしんちゃん』が25年間続いてきた中で、矢島さんの記憶に残っている収録中のエピソード、あるいは映画『クレヨンしんちゃん』にまつわるエピソードがありましたらお教えください。
「温泉ワクワク」の時に丹波(哲郎)さんが、ご自身でご自身の演技にOKを出されていたこと。
――映画『クレヨンしんちゃん』にはたくさんのユニークなキャラクターが登場しますが、矢島さんが最もお好きなキャラクターとその理由をお教えください。
「おまたのおじさん」! しんのすけはひろしやみさえ(いわゆる両親)から沢山のことを教わっていると思うのですが、身内以外で「男として」の生き様やいろいろな事・大切な事を教えてくれたのは、「おまたのおじさん」なので。
――最新作『襲来!! 宇宙人シリリ』は、ゲストキャラが宇宙人だったり、ひろしとみさえが子供の姿になってしまったり、面白い設定がたくさんありましたが、一番印象に残っているシーンと、その理由を教えてください。
しんのすけとシリリが草むらにねっころがって語るシーン。「友達」になるのに特に理由はいらないのだなと。
子どもの姿になったひろしが雨の中、車を止めようとしたり、みさえが子供達を守ろうとするシーン。親ってスゴイ!!
――映画『クレヨンしんちゃん』はたくさんのファンを魅了し、今後もたくさんのファンを生み出していくと思います。今後の抱負についてお聞かせください。
「泣ける」とか「大人も感動」などの「先入観」を持たずに見てみて下さい。きっと新しい楽しみ方になっているはずです♡
「作る側」の私達も「ただただ楽しんでもらえる良い作品」を皆様にお届けできるよう精進します!!
PROFILE
矢島晶子(やじまあきこ)
5月4日生まれ、新潟県出身。多様なタイプのヒロインや美少年、また動物キャラから子役まで幅広い役柄で活躍。
「新機動戦記ガンダムW」リリーナ役、「犬夜叉」琥珀役、「ホーム・アローン」ケビン役などを担当。
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1993 - 2017