インタビューココだけ | 映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記
『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』 佐藤智恵(ボーちゃん役) スペシャルインタビュー
シリーズ歴代最高の大ヒットを記録した『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』DVD&ブルーレイ発売を記念して、恐竜博士のボーちゃんを演じた佐藤智恵さんにスペシャルインタビュー! 実は佐藤さんもボーちゃんに負けないぐらいの恐竜好きと発覚! あふれんばかりの“恐竜愛”についてたっぷり語っていただきました。
恐竜も巨大サメもアナコンダも大好き!
――佐藤さんが恐竜好きになったきっかけを教えてください。
佐藤間違いなく『ジュラシック・パーク』ですね。あと、子どもの頃から博物館にも連れていってもらっていましたし、恐竜博があると連れていってもらってました。私、今回のインタビューにあたって、どうして恐竜が好きか考えたんですけど、「大きいものが好き」だとわかりました(笑)。『ジュラシック・パーク』の恐竜も大好きですし、『ジョーズ』や『MEG ザ・モンスター』に出てくる大きなサメや『アナコンダ』の大きなヘビも好きなんです(笑)。大きな恐竜も大きな爬虫類も好きなんだって気がつきました。
――大きなものの良さとは?
佐藤迫力があるのと、家にはいないでしょ?(笑)。あと、恐竜や爬虫類は質感がいいですよね。犬や猫のフワフワじゃなくて、ひんやりしてそうな感じがいいんです。普段、触ることのない質感に惹かれますね。
――大きな恐竜は怖くないですか?
佐藤映画だからぜんぜん怖くない(笑)。なんでこんなに観ちゃうんだろう?と思うぐらい、どんどん観ちゃうんですよ。同じ作品を何度も観返したりしますね。特にお気に入りはやっぱり『ジュラシック・パーク』。シリーズが進むにつれてスケールアップしていますが、よく最初の作品を90年代に作ったなと思います。有名な車の窓越しにティラノサウルスの顔がアップになるシーンで、目がシュン!ってなる感じがすごく怖かったんです。生きてる!って思いました。『オラたちの恐竜日記』でも、野原家の窓越しに恐竜の顔が見える場面でオマージュしていたのが嬉しかったですね。
――今回の『オラたちの恐竜日記』の企画を知ったときはどんなお気持ちでしたか?
佐藤嬉しかったです! ずっとワクワクしていましたが、台本を読んだらボーちゃんが恐竜について説明していて本当にびっくりしました(笑)。私が恐竜好きだからこういう役になったわけじゃないんです。偶然の一致です(笑)。私は恐竜が好きなだけで、詳しい知識があるわけではないのですが、しんちゃんたちが大きな恐竜を見るときのワクワクする気持ちとか、ディノズアイランドへ行ったときの興奮なんかは、私自身もよくわかるので演じやすかったですね。ボーちゃんが普段よりも早めのトーンで恐竜を説明する場面は、私が乗り移っている感じでした(笑)。
――ボーちゃんのテンションがいつもより上がっていましたよね。
佐藤私も上がっていたので(笑)。
福井県立恐竜博物館で大興奮!
――福井県立恐竜博物館が『オラたちの恐竜日記』に協力していますが、佐藤さんもしんちゃん役の小林由美子さんと一緒に訪問されたそうですね。
佐藤協力については何も知らなくて、初号試写で福井県立恐竜博物館がクレジットされているのを見つけて「わー! やっぱり協力しているんだ!」と思ったんです。そのことをパンフレットの取材でお話したら、プロデューサーさんが今度行くとお話されたので、「私も連れてってください!」とお願いして実現しました(笑)。今回の映画とは関係なく、以前からずっと行きたいと思っていて、ツアーもチェックしていたんですよ。
――実際に行ってみていかがでしたか?
佐藤もう福井駅に着いた段階からテンション上がりまくりでした! あちこちに恐竜のオブジェがあるので、「ちょっと写真撮ってきていいですか!?」って(笑)。駅前にあった動いて鳴き声が出る恐竜とか、恐竜の壁画とか、片っ端から写真や動画を撮ってきました。博物館は本当に夢のようでしたね……(うっとり)。リニューアルしたばかりで、展示の飾り方や見せ方が本当に美しいんです。ドーム状の空に夕景が映し出されて、その前に恐竜の化石がたくさん並んでいて。展示の量も多いので、ずっと大騒ぎしていました(笑)。
――印象に残っているものは?
佐藤全長7メートルもあるティラノサウルスのロボットがあって、ずっと動いているんです。本当にいるんじゃないの?と思うぐらい。フクイラプトルのロボットも良かったですね。
――やっぱり大きくて動く恐竜がお好きなんですね(笑)。
佐藤もう釘付けでした。化石の骨格だけじゃなく、再現したイメージ図や模型も一緒に飾られているので、小さなお子さんが訪れてもイメージしやすくて楽しいと思います。福井県立恐竜博物館が協力してくださっているから、『オラたちの恐竜日記』の恐竜はリアルなんだな、とあらためて思いましたね。
好きなタイプの恐竜は「二足歩行の肉食恐竜」!
――では、『オラたちの恐竜日記』に登場する恐竜の中から、お気に入りの恐竜を3つ教えて下さい。
佐藤まずはラプトル(ヴェロキラプトル)! 爪が怖いところとか、動きが俊敏で、頭が良さそうなところが好きです。ラプトルは『ジュラシック・パーク』にも出てきますが、あれはデイノニクスがモデルになっていて、実際のラプトルはもっと小型でほっそりしているんです。フクイラプトルのほうが『ジュラシック・パーク』のラプトルに近いような気がしますね(※ヴェロキラプトルは全長約1.8メートル、フクイラプトルは全長約4メートル)。
――『ジュラシック・パーク』では、ラプトルが集団で狩りをする場面が怖かったですね。
佐藤2つ目はやっぱりティラノサウルス! 大きいから好きです。……肉食獣って良くないですか?
――佐藤さんは「肉食好き」ですよね。
佐藤言われてみればそうですね(笑)。サメもアナコンダも肉食で人間を丸呑みするし。ゾンビも好きなんです。今度から「肉食好き」と言うようにします(笑)。
――ラプトル、ティラノサウルスに続いて3つ目は?
佐藤本当はプテラノドンも好きなんですけど、翼竜は恐竜じゃないので外します(笑)。3つ目はパキケファロサウルスです! 頭が特徴的で、頭突きをする恐竜です。猪突猛進なところが可愛いですよね。
――3つとも肉食で二足歩行ですね。
佐藤ブラキオサウルスのようなどっしりした恐竜より、二足歩行の恐竜が好きなんです。「優しそう」と言われても惹かれません(笑)。私の中の恐竜のイメージは、後ろ足が長くて、鉤爪のついている前足を突き出している恐竜なんです。カッコいいんですよ!
――『オラたちの恐竜日記』でボーちゃんが推していたナヴァホケラトプスはいかがですか?
佐藤私的にはそれほど……(笑)。
ディノズアイランドに行ってみたい!
――『オラたちの恐竜日記』に登場する恐竜のナナも二足歩行ですね。
佐藤ナナは本当に可愛くて、水樹奈々ちゃんの声もぴったりで、出演者みんなで「可愛いね、可愛いね」って言ってたんです。でも、途中で凶暴になるところは恐竜らしくて、カッコいい!と思いました。
――恐竜好きの佐藤さんから見て、『オラたちの恐竜日記』の恐竜に関する見どころはどんなところでしたか?
佐藤後半で恐竜が戦うところも迫力たっぷりですが、私が好きなのは前半のしんちゃんたちがディノズアイランドに行くところですね。しんちゃんたちが車に乗って恐竜たちを眺める場面は、それぞれの恐竜の動き方がちゃんと描かれているんです。「この子はこういう動き方をするんだ」「この子はこうやって飛ぶんだ」とわかりますし、雄大な雰囲気が好きですね。私も行きたい! 誰か作ってくれないかなぁ……(笑)。
――最後に『オラたちの恐竜日記』をご覧になった方たちにメッセージをお願いします。
佐藤今回は本当に恐竜たちがすごくリアルに生き生きと動いていて、私が子どもの頃に『ジュラシック・パーク』を観てワクワクして恐竜を好きになったのと同じように、今の子どもたちがこれをきっかけに恐竜を好きになってくれるといいな、と思います。恐竜についての最新の研究成果も反映されているので、ぜひご覧ください!
PROFILE
佐藤智恵(さとう ちえ)
7月1日生まれ、埼玉県出身。青二プロダクション所属。少年役などを中心に活躍中。代表作に『忍たま乱太郎』二郭伊助役他、『家なき子レミ』ジョリクール役、『とんとんみーの冒険』とんとんみー役、『妖怪ウォッチ』カンチ役他などがある。
映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記
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©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2024